GHQに焚書処分された英国関連書籍~~松井賢一『打倒英国』

GHQ焚書

 GHQは戦後の日本人に読めないように、市場で流通していた7千点以上の書籍を没収廃棄したが、その中身を見ると外国に関するものが大量に存在する。これ等の書物には、戦勝国にとって都合の悪い史実が満載で、多くの人に読んで頂きたい本がかなりある。

 今回は本のタイトルに「イギリス」「英(国)」を含む書籍をリスト化したが、その中から松井賢一 著『打倒英国』という本の一部を紹介したい。

 ここに於いて、われ等のもっとも要心堅固なるを要するは、英国の伝統的悪辣政策「デバイド・エンド・ルール」すなわち「仲間割れをさせ、それに乗ぜよ」という方針である。出来るだけ相手方の内輪で争闘を起こさせ、しかして、英国に立ち向かうことを不可能ならしめるように、相手国の内部を攪乱することを目的とする英国外交の秘訣である。試みに英国の外交史を見よ。そこには、このわれ等の提言を裏書きするに足る幾多の事例は数えきれないものがある。試みにその一、二を挙げれば、キリスト教徒であるギリシア人をして、マホメット教徒であるトルコ人と相喰わしめ、両者の対立抗争に乗じて、バルカン半島の覇権を掌握せんとしたのは英国である。インドに於いては、マホメット教徒のインド人と、バラモン教とのインド人とを対立抗争せしめ、全インド人が一体となって英国に立ち向かうことのできないようにするのみならず、王侯と民衆とに両断して、常に血を以て血を洗うの陰険なる蛮治政策を以て臨んでいるのである。さらにヨーロッパに於いては、この英国非人道政策に、血の運命の分岐点を発したフランスとドイツは、永久に相会わざる平行線の如く、恩讐の虜となって血死肉闘の地獄の姿そのままを、幾百年の永きにわたり続けているのである。この血なまぐさい運命史は、いやしくも神の名を呼ぶ人類のものであるであろうか。吾人の到底正視し能わざるところである。またバレスタインにおいて四十万のユダヤ人と、九十万のアラビア人とが、英国の虚偽の声明を挟んで、朝に敵を屠り、夕に味方を失いつつあるの惨状は、これみな英国世界制覇の野心の犠牲(いけにえ)であって、「デバイド・エンド・ルール政策の大蛇の口に演じられる人類残虐史である。英国史とは、かくの如き惨劇を、歴史的に積み重ねることによって築き上げられた歴史である。英人のいずこに人類の血潮があり、正義感があり、道徳観があると言えるだろうか。かくの如き獣類的人類を、紳士と崇め、その帝国主義を集約したる正義人道論を、金科玉条の如くいただいている日本一部の上層親英拝英人士の非日本性に至っては、まさに憫殺に値すべきものだ。

 さらに見よ!東亜の天地に於いては、同文同種であり、数千年の昔から、兄弟の如き契りを以て唇歯輔車の関係にある日支両国が、英国の仲間割れ政策によって相戦っているではないか。これは、英国のインド政策、満州政策、ひいては世界政策の不正不義の根本へ向かって立ち向かわんとする日本の強大化せる実力と、立ち直れる支那四億の民衆が、白人帝国主義によって虐げられつつある。現実の事態に眼醒めんとする鋭鋩に驚いた英国が、その伝統政策なる両断政策によって、誘発せられた日支事変であるのである。これは一面から見たならば、老獪なる英国政治の術中に東亜政治が陥ったるものとして、吾人の悲痛遣る方なきものであるが、援蒋(蒋介石を援助)といい、厳正中立と唱え、親日と転ずるも、明らかに英国は日本の敵であるとともに、また支那の敵であると言わねばならぬ。日本は勿論、支那もこの現実の東亜の情勢を明瞭に認識する時、事変の解決は実に易々たるのみ。

 日独伊三国の提携緊密化の傾向に対しては、この英国の仲間割れ政策が、影となり、陰に陽に、時に鬼面を呈し、時に媚態を尽くして、その表裏に現われ来るであろうことは、英国外交の定石であることを、われ等は十分に承知しなければならぬが、天津事件を東京会談へ持ち回った英国の心事を忖度する時、これは明らかに日本の内部を親英、反英の二勢力に両断せんとするものなることは、論証する迄もあるまい。即ち、彼は日本を根本を失わず枝葉を与えて好餌となし、以て親英派の活発化を図り、日本の対英関心を冷却せしめ、二分せしめんとするものたるや明らかである。

(松井賢一 著『打倒英国』日本人社出版部 昭和14年刊 p.41~43)
国立国会図書館デジタルコレクション

 戦後再び日本が戦勝国にとって脅威とならないために、伝統的な「デバイド・エンド・ルール」(分割統治)政策に従って日中や日韓に対立軸を残しておいたのであろう。彼らからすれば、日中韓がずっと対立してくれたほうが国益に叶うと考えていたはずである。

 しかしながら、中国の伝統的外交政策にも「以夷制夷 (いいせいい)〔「後漢書」鄧禹伝〕」という考え方がある。敵同士を闘わせて、自国は戦わずに利益をおさめ安全を図る政策だが、紛争のないところに対立軸を作り出し、長期間戦わせるきっかけを作る戦略は英米の方が長けているのではないだろうか。残念ながらわが国は、このような情報戦に伝統的に弱く、相手に誠意を示そうとしては何度も富を毟り取られるような交渉を繰り返してきたのである。だからこそ、日本人は世界レベルの情報戦の歴史を学ぶ必要があると思うのだが、戦後GHQによって多くの書物が没収処分されたのち、この分野の研究は永年タブー扱いされて来た

 下記のリストはタイトルに「イギリス」「英(国)」を含む書籍を集めたものだが、117点のうち60点がインターネットで公開されている。

 また『米英挑戦の真相』『米英の東亜制覇政策』の二点が再刊されている。

タイトル著者・編者出版社国立国会図書館デジタルコレクションURL出版年
イギリスの印度統治 :
其経済諸政策の研究
東亜経済調査局東亜経済調査局https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1281293昭和10
イギリスの魔手ノルウェーに及ぶ独逸国外務省 編独逸国大使館https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267846昭和15
英吉利の印度支配 :
仮面をとつた英国
ラインハアルト・フランク ニッポン・プレスhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1153768昭和15
イギリス政治経済史
初期王政と重商主義
矢口孝次郎同文館
印度支那、仏印、タイ、
ビルマ、英領マレー
室賀信夫 白揚社
印度と英帝国主義中平亮 東洋研究会
印度における英国の圧政ラッシュ・ビヘヤー不明
英伊蘇、終に滅亡か近藤源吉日本精神社
英国海運の興亡東亞研究所東亞研究所
英国海軍論ウルフ・ジーウェルト朝日新聞社
英国人の東洋観丸山 学京極書店
英国スパイ五百年史牧 勝彦刀江書院
英国征服記上田駿一郎日本報道社
英国戦争経済の分析池田林儀 報国社
英国の植民地統治方式伊東敬 同盟通信社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1272638昭和17
英国の企図する世界新秩序東亜研究所東亜研究所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1281476昭和18
英国の極東作戦
新嘉坡根拠地
池崎忠孝第一出版社
英国の支那侵入欧州事情研究会ニッポン・プレス
英国の殖民政策斎藤栄三郎大東出版社
英国のスパイ救世軍を爆つ松本勝三郎秀文閣書房
英国の世界侵略史斎藤栄三郎大東出版社
英国の世界統治策ヨーロッパ問題研究所編ヨーロッパ問題
研究所
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1271486昭和15
英国の東亜拠点シンガポール室賀信夫 朝日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267126昭和16
英国の南阿侵略ヘルムート・キルヒナー日独文化出版局
英国はいつまで戦へるか若林秀一 三栄社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1450639昭和16
英国反省せよ石山皆男 編ダイヤモンド社
英国亡ぶか百々巳之助高山書院
英国を撃つ武藤貞一新潮社
英帝国崩壊の預言者榊原 巌三省堂
英帝国敗るるの日エ・エム・サハイ象山閣
英米の日本に対する挑戦大東亜調査会毎日新聞社
英米包囲陣と日本の進路斉藤 忠春陽堂書店
英米没落の鐘が鳴る東海日出雄 天泉社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273651昭和17
英・米・露に於ける
ユダヤ人の策動
国際思想研究所 編雄生閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1711542昭和18
英本土上陸戦の前夜海野十三博文館
英聯邦と東洋伊東敬 大和書店https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1444907昭和19
欧州の現勢と独英の将来山本實彦改造社
鐘がなる
米英亡国の宿命の警鐘
東海日出雄東亞堂
眼前に迫る
世界大戦と英米赤露の襲来
後藤誠夫 大京社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1442250昭和7
極東の覇者は日本か英国か小林知治 今日の問題社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1446000昭和12
苦悶の英国東健吉 ふたら書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1271308昭和15
抗英世界戦争武藤貞一高千穂書房
皇国の危機 日英戦近し佐藤清勝 不明
「心の国」日本と
「物の国」英国!
新庄楓亭 内外出版印刷https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462202昭和13
最近の印度 :
英印関係の推移
島田巽 朝日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275897昭和17
支那大陸を舞台とする
日英ソ戦争
小林騎一郎内外出版社
支那に於ける
英国の動向と猶太の勢力
犬塚惟重 述東京商工会議所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1115090昭和13
支那の反英興亜運動能勢岩吉連合出版社
邪悪英米帝国解剖
信仰眞意義
明石順三元宇館
銃後の米英撃滅戦鈴木一馬 新紘社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1042035昭和19
世界大戦を孕む
英伊エチオピヤの危機
小林虎治那須書房
世界独裁英傑譚小林知治南米社
世界に暗躍する
英国第五列を暴く
那須肇 昭和書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1446011昭和15
戦時英帝国の労働機構 世界経済調査会訳世界経済調査会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1459713昭和17
戦線に踊る 
日英米の勝敗
岡山啓之助東亜書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454265昭和11
大英国日既に没す池崎忠孝 駸々堂書店
大英国民に與う石丸藤太 春秋社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441312昭11
大英世界帝國の將來ホープス ニツポン・プレスhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1085799昭和15
対英戦と被圧迫民族の解放小倉虎治 アジア問題研究所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268185昭和14
大英帝国の経済同盟通信社 編同盟通信社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1278202昭和11
対英封鎖論アレクサンデル・フォン・
ペェツ 
中央公論社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1042791昭和16
対英問題を語る大日本愛国義団本部大日本愛国義団https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1099441昭和14
大戦外交読本
①ミュンヘン會議・英佛宣戰
外務省情報部 編博文館https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441327昭和15
大東洋の危機 :
英国よアジアより手を引け
大阪時事新報社大阪時事新報社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1093923昭和13
対米英宣戦大詔謹解小林杖吉田中誠光堂
太平洋に於ける
英帝国の衰亡
角田順 中央公論社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439030昭和17
打倒英国松井賢一 日本人社出版部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270338昭和14
次の軍縮会議と
日・英・米の海軍
益崎綱幸 一元社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1448062昭和9
東亜とイギリス吉田三郎 支那問題研究所
東亜明朗化のために :
日・支・蘇・英関係の将来
船田中 日本青年教育会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1463163昭和13
独英米巨頭の咆哮 
世界をどうする
片倉勝次郎新興亜社
ナポレオンの対英戦争石原莞爾 東亜聯盟協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452563昭和15
日英すでに戦ひつゝあり吉田益三 大日本生産党
関西党務局
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1036149昭和13
日英外交裏面史柴田俊三 秀文閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267390昭和16
日英支那戦争今藤茂樹小倉虎治
日英戦争長島隆一長谷川書房
日英はもう戦つて居る田辺宗英 日本書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1274585昭和12
日英必戦論 :
非常時局認識の鍵
山梨芳隆 テンセン社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1446366昭和14
日英必戦論石丸藤太 春秋社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1466276昭和8
日英米仏伊軍艦集.
1935年版
海軍研究社 編海軍研究社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1109500昭和10
日、英、米海軍気質読売新聞社 編新陽社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1463346昭11
日英米決戦 青年よ起て秦 賢助鶴書房
日英若し戦はゞ本間俊一 昭和書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1274546昭和14
日米英の決戦大沼廣喜東京情報社
日支事変の次に来るもの
日英戦はん乎
小林騏一郎 内外出版社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438795昭和12
日支事変の全貌と
対英問題
原田政治大中社出版部
日本の危機と
英国スパイ団の跳梁
滝田錬太郎 滝田錬太郎https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460586昭和15
パレスチナにおける英国の
恐怖政治 英国の真貌
欧州事情研究会ニッポンプレス
美英挑戦的真相大東亜戦争調査会編毎日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041975昭和18
米英印象 
日本の何が世界一か
斎藤 敏師士道社
米英艦隊撃滅平出英夫 興亜日本社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460394昭和17
米英軍用機識別図説朝日新聞社
航空朝日編集部 編
朝日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460410昭和17
米英撃滅大東亜戦捷記神谷睦夫 編川瀬書店
米英撃滅我れ勝てり野依秀市秀文閣書房
米英研究 : 文献的・
現代史的批判論策
松田福松 原理日本社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275935昭和17
米英攻勢の実相と
我決戦態勢
武内義行帝国福祉協会
米英挑戦の真相大東亜戦争調査会 編毎日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1459212昭和18
米英東亜侵略史大川周明 第一書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1042284昭和17
米英の罪悪史仲小路彰 世界創造社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1276429昭和17
米英の神経戦略岩満太平 欧亜通信社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1450650昭和19
米英の世界侵略堀内謙介毎日新聞社
米英の船舶抗戦力工藤敏郎不明
米英の対日清算伊藤七司家庭新聞社
米英の東亜制覇政策大東亜戦争調査会編毎日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1459231昭和18
米英の東亜侵略年譜柴田賢一 都書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1276432昭和17
米英の東亜攪乱有田八郎毎日新聞社
米英の内情を衝く :
引揚げ六特派員記
朝日新聞社 編朝日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1044639昭和18
米英の反撃と大東亜決戦竹田光次 翼賛図書刊行会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460193昭和17
米英の崩落過程百々正雄 三鷹書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1450342昭和17
米英はいつまで戦えるか河原萬吉清水書房
米国及英国に対する
宣戦の詔書要義
三浦藤作東洋図書
米国の本音をつく
英独争覇と日本
今井三郎 
田川大吉郎
教文社
滅共反ソか反英米か赤尾 敏建国会
蘭印、英印、仏印井出諦一郎三省堂
両大戦間に於ける
独・仏・英の社会政策
ドイツ労働戦線
労働科学研究所 編
世界経済調査会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1062018昭和17
老英帝国の野望山口梧郎 テンセン社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268816昭和15
老獪大英帝国を倒せ佐々鴻吉 国際事情研究会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270724昭和10
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 ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
 通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
 読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。

 無名の著者ゆえ一般の書店で店頭にはあまり置かれていませんが、お取り寄せは全国どこの店舗でも可能です。もちろんネットでも購入ができます。
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