神戸大学新聞記事文庫日貨排斥により対中貿易の拡大を狙ったアメリカ 日貨排斥を「千歳一遇の絶好機会」と捉えたアメリカ 元々中国の日貨排斥はアメリカが仕掛けたものなのだが、中国学生を煽動して日本商品の不買運動を定着させた後で,アメリカ商品の輸出を狙っていたことは容易に想像がつく。そのことはアメリカの雑誌に実際...2023.01.25神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫日貨排斥問題解決をこじらせた日本側の要因 日貨排斥を煽動したのはやはり英米の宣教師 中国の排日運動はまもなく日本製商品の排除に動き出している。教科書などではサラッと書かれているが、実態はかなり酷いものであった。当時の状況は各紙が英米の宣教師が背後で動いていたことを報じている。五四運...2023.01.22神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫支那・朝鮮で排日運動が仕掛けられてわが国政府はどう動いたのか 朝鮮では米国宣教師により独立運動が仕掛けられた 戦後の歴史叙述では、一九一九年三月一日にソウルで起きた「三・一独立運動」について、「日本統治時代の朝鮮で発生した大日本帝国からの独立運動」とされ、三月一日以降朝鮮全土に拡大していったことや、北...2023.01.19神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫中国の五四運動を煽動した黒幕は新聞にしっかり報じられていた 二十一ヵ条要求を提出した当初には排日運動は起きていない このブログで何度か書いたが、中国人に排日運動を仕掛けたのはアメリカ人の宣教師であったことが戦前の書物や新聞記事に明確に記されている。おそらくこの時代に生きた日本人にとってはそのことはそ...2023.01.07神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫布教権を中国市場開拓の武器とした米国に関する新聞記事を読む 中外商業新報「支那に於ける米国勢力」を読む 前回の記事で、中国に利権を得た欧米列強が宣教師を送り込み学校や病院を建設した一方、わが国は清国との条約上布教の自由が認められていたにもかかわらず、欧米の圧力に屈した支那政府から拒絶され、我が政府は...2022.12.30神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫中国に権益を得た欧米列強はいかにして中国民衆を味方につけたか~~大正4年の新聞記事を読む このブログで「中国排日」について何本かの記事を書いてきた。中国に於ける排日運動が活発化したのは、第一次大戦後の一九一九年(大正八年)に開催されたパリ講和会議においてわが国が提案した人種差別撤廃案が否決された以降のことである。この時に中国人...2022.12.27神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫昭和16年報知新聞『アメリカの地底政府』を読む~~2 前回に引き続き、昭和十六年に報知新聞に連載された、ユダヤ国際金融資本が戦争にどうかかわっていたかについて書かれたレポートである『アメリカの地底政府』を読み進みたい。ハリウッドはウォール街とともにユダヤ地底政府の本丸であった ユダヤ人は世界...2022.12.15神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫昭和16年報知新聞連載『アメリカの地底政府』を読む~~1 以前このブログで、戦前の新聞でユダヤ問題についてどのような分析がなされているについて紹介させていただいたが、昭和十六年六月二十三日から七回に分けて報知新聞に連載された『アメリカの地底政府』という解説は、現在の世界情勢を理解する上でも重要な...2022.12.12神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫統制派が国政を牛耳るようになった頃の新聞記事を読む~~ファシズム3 昭和十一年(1936年)二月二十六日に二・二六事件が起きた。反乱を起こしたのは陸軍の皇道派のメンバーであったのだが、皇道派と統制派についてWikipediaにはこう解説されている。 皇道派は天皇を中心とする日本文化を重んじ、物質より精神を...2022.11.12神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫ファシズムと結びつき軍部が政治力を強めていく頃の新聞記事を読む~~ファシズム2 昭和七年には物騒な記事が多いのだが、この年の二月に井上準之助、三月に団琢磨が暗殺され、五月に五・一五事件が起きている。以前このブログで五・一五事件を起こした海軍の青年将校が記した檄文を紹介させて頂いたが、この檄文を読めば彼らが共産主義思想...2022.11.06神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫戦前期にファシズムが台頭していった頃の新聞記事を読む~~その1 戦後の歴史叙述では「ファシズム」について、共産主義や社会主義への台頭への反動といういうニュアンスで解説されていることが大半だが、わが国における「ファシズムの台頭」の経緯について、当時の新聞記事で確認してみたい。 「神戸大学新聞記事文庫」に...2022.10.31神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫共産主義に関する戦前期の記事を読む~~「転向」を考える 前回記事で、コミンテルン(1919年にレーニンの指導のもとに創立された共産党の国際組織)による日本赤化(共産主義化)工作が進み、昭和七年に五・一五事件が起きた記事までを紹介した。赤化工作は軍部と青年に向けて重点的に行われていたのだが、対策...2022.10.16神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫共産主義に関する昭和初期の新聞記事を読む 前回は大正時代の記事を紹介したが、昭和に入り急速にわが国で共産主義思想が広まっていった。大正十一年(1922年)に堺利彦、山川均、近藤栄蔵らが日本共産党(第一次日本共産党)を設立し、十一月にコミンテルン*に加盟し、「コミンテルン日本支部 日...2022.10.10神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫共産主義に関する大正時代の新聞記事を読む 今の若い世代には共産主義国家を理想国家と考える人は少ないと思うのだが、現在六十八歳である私の後輩や先輩には、一時期そのような考えに染まった経験を持つ人は少なからずいる。しかしながら、その親の世代である明治末期から昭和初期にかけて生まれた人...2022.10.04神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫神戸大学「新聞記事文庫」で古い記事の探し方と利用方法(改訂版) 神戸大学附属図書館のホームページが全面リニューアルされたことにともない、神戸大学経済経営研究所の「新聞記事文庫」の仕様も大幅に変更され、URLも変更された。 このブログでこれまで「新聞記事文庫」の記事内容や紙面の画像をいくつか紹介させてい...2022.09.162022.10.31神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫小松緑「赤化運動の経緯」を読む 2 赤化(共産主義化)はどこの国でも起こり得る神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 思想問題(5-007) 前回紹介した小松緑「赤化運動の経緯」(中外商業新報:昭和三年九月二十四日~十月一日)の続きだが、小松は共産主義思想は、資本主義でない国で...2022.09.132022.09.15神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫小松緑「赤化運動の経緯」を読む 1 小松緑は明治大正期の外交官で、アメリカ公使館書記官,朝鮮総督府外務部長など勤め、大正五年(1916年)に退官後は著述家として活躍した。小松緑(Wikipediaより) 十冊程度の著書を残しているようだが、電子図書で『明治外交秘話』というタ...2022.09.072022.09.15神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫戦前の新聞社には、世界戦争を引き起こす影の勢力としてユダヤ勢力を捉える記者がいた 前回に引き続き、神戸大学経済経営研究所の新聞記事文庫から、ユダヤ問題についての記事を紹介したい。第一次世界大戦とユダヤ人 戦後の通史などでは、第一次世界大戦にユダヤ勢力が関与したことは一切触れられることがないのだが、戦前の新聞には、その点...2022.07.152022.09.26神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫わが国に支社が存在したユダヤ人秘密結社に関する昭和初期の新聞記事を読む 引き続き「神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫」からユダヤ人問題に関する記事をいくつか紹介してみたい。国際連盟脱退の背後にユダヤ人の組織が動いていたのか 最初に紹介したいのは、昭和8年2月23日の国民新聞の記事である。昭和8年2月23日 ...2022.07.092022.10.07神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫ユダヤ人問題に関する昭和初期の新聞記事を読む~~「ユダヤ人に悩まされる世界」「惑星ユダヤ人の動き」 前回はユダヤ人問題に関する大正時代の記事を紹介したが、今回は昭和初期の記事のいくつかを紹介したい。 銀行家の陰謀 最初に紹介したい記事は昭和6年10月19日付の大阪朝日新聞に寄稿された、津村秀松博士の「ユダヤ人に悩まされる世界」である。著...2022.07.032022.10.07神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫ユダヤ人問題に関する大正時代の新聞記事・解説を読む~~北海タイムス「過激主義の根原」 ロシア革命はユダヤ人による革命であった 以前このブログで、1917年に起きたロシア革命のことを書いた。レーニンらの活動家に資金を支援したのは、日露戦争でわが国に資金支援したユダヤ人のジェイコブ・シフらであり、革命が成就して生まれた新政府の人...2022.06.272022.09.15神戸大学新聞記事文庫
神戸大学新聞記事文庫神戸大学「新聞記事文庫」で古い記事の探し方と利用方法 この記事は神戸大学附属図書館のHP全面リニューアルに伴い、「新聞記事文庫」の利用方法やURLが令和4年9月に大幅に変更されたために、全面的に書き換えました。以下の記事をご参照ください。***************************...2022.01.072022.09.16神戸大学新聞記事文庫