神戸大学新聞記事文庫

匪賊関連

支那の匪賊についての新聞記事を読む その3

満州における匪賊・共匪との戦い 前回記事で昭和10年ごろに支那共産党が匪賊を取り込んで北支(現在の華北で、河北省、山西省、山東省、河南省)に移動させたことで北支の共産化が進み、一方ソ連も満州の匪賊を取り込んでいて、日本軍が駐留していた満洲に...
匪賊関連

支那の匪賊についての新聞記事を読む その2

満州馬賊の頭領 前回記事の最後に昭和8年(1933年)3月19日から連載された満州日報の武装苦力の話の一部を紹介させていただいたが、支那で匪賊の討伐軍を起こし匪賊の根拠地に向かわせたところ、討伐軍が「匪賊平定」を声明したので確認すると、匪賊...
匪賊関連

支那の匪賊についての新聞記事を読む その1

琿春(こんしゅん)事件 前回の歴史ノートで支那や満州における匪賊(土匪ともいう)について書いたが、多くの日本人が匪賊によって殺害されたことが最初に新聞に報じられたのは、大正九年(1920年)の琿春事件(間島(かんとう)事件ともいう)であろう...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

排日宣伝戦はさらに強まって行った 新聞記事で読む宣伝戦6

さらに強くなった排日宣伝と年々減少していった対支輸出 前回は昭和8年の「宣伝戦」に関する新聞記事を採り上げさせていただいたのだが、今回は昭和9年以降の記事をいくつか紹介させていただく。 昭和8年にわが国は国際連盟を脱退したのだが、その後欧米...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

日支の紛争からわが国を世界大戦に導く陰謀 新聞記事で読む宣伝戦5

日本を孤立化させる戦略 前回に引き続き「宣伝戦」に関する記事を採り上げていきたいのだが、今回は昭和8年の記事をいくつか紹介させていただく。この時代のわが国の新聞社は、今とは違ってどこかの国に忖度するようなことなく、堂々と「陰謀」という言葉を...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

第一次上海事変で策動した米国 新聞記事で読む宣伝戦4

第一次上海事変 前回は「宣伝戦」に関わる昭和6年の新聞記事を拾ってみたのだが、今回は昭和7年の記事をいくつか紹介させていただくことにしたい。 この年の1月に租界(外国人居留地)のある上海で日支の衝突(第一次上海事変)が起きている。上海には日...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

支那と英国の宣伝戦に振り回される日本 新聞記事で読む宣伝戦3

再び支那の宣伝戦に襲われたわが国 前回記事で、満州事変勃発後直ちに支那は、満鉄を爆破したのは日本であるとの宣伝戦を開始したのだが、国連は支那のために積極的な手段を取らぬことを決議し、支那市場におけるシェア拡大を狙っていた英米も支那が期待した...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

満州事変勃発直後の世界の動き 新聞記事で読む宣伝戦2

昭和三十年に関東軍の自作自演に書き換えられた柳条湖事件 満州事変は1931年(昭和6年)9月18日に奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、日露戦争で大日本帝国に譲渡された南満州鉄道の線路が爆破された事件 (柳条湖事件)を機に日支間の武力闘争がはじま...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

第一次大戦終戦後の支那の排日 新聞記事で読む宣伝戦1

支那の排日を仕掛けたのは英米である 前回まで山中峯太郎の『日本を予言す』(GHQ焚書)のなかで、わが国が支那や英米やソ連の宣伝戦、思想戦に振り回されていたことが書かれている部分を紹介させていただいた。今のわが国の新聞とは違い、当時の新聞には...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その4

盧溝橋事件直前の英国スパイの動き 前回の記事で、昭和11年(1936年)の2・26事件以降統制派が陸軍の主導権を固めて、翌年には内閣の組閣人事に介入して政府に対する発言力を強めるようになったことを書いた。さらに新聞統制が行われて「一県一紙」...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その3

某国スパイ活動に協力した日本人たち 前回記事で、昭和9年12月に某国の美男スパイに保弄されて軍事機密情報を漏洩したことで十数名の日本人女性が取調べを受けた事件を報じた記事を紹介させていただいたが、その後もさまざまなスパイ事件が報じられている...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その2

アメリカに機密情報を流していた日系アメリカ人 前回記事で、昭和8年7月13日付の大阪毎日新聞に関東大防空演習に関する秘密情報が外国に筒抜けであったことが報じられていることを紹介したが、昭和9年になるともっと重要な機密情報が奪われて大問題にな...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その1

外国勢力の工作活動によって内部から国家の安全保障を脅かされることがないように、スパイ行為に対してはどの国も厳罰に処すことを法律で定めている。しかしながら、戦後のわが国においては『スパイ防止法』が存在せず、外国のスパイが情報工作を仕掛けたりわ...
中国排日関連

日貨排斥により対中貿易の拡大を狙ったアメリカ

日貨排斥を「千歳一遇の絶好機会」と捉えたアメリカ 元々中国の日貨排斥はアメリカが仕掛けたものなのだが、中国学生を煽動して日本商品の不買運動を定着させた後で,アメリカ商品の輸出を狙っていたことは容易に想像がつく。そのことはアメリカの雑誌に実際...
中国排日関連

日貨排斥問題解決をこじらせた日本側の要因

日貨排斥を煽動したのはやはり英米の宣教師 中国の排日運動はまもなく日本製商品の排除に動き出している。教科書などではサラッと書かれているが、実態はかなり酷いものであった。当時の状況は各紙が英米の宣教師が背後で動いていたことを報じている。五四運...
中国排日関連

支那・朝鮮で排日運動が仕掛けられてわが国政府はどう動いたのか

朝鮮では米国宣教師により独立運動が仕掛けられた 戦後の歴史叙述では、一九一九年三月一日にソウルで起きた「三・一独立運動」について、「日本統治時代の朝鮮で発生した大日本帝国からの独立運動」とされ、三月一日以降朝鮮全土に拡大していったことや、北...
中国排日関連

中国の五四運動を煽動した黒幕は新聞にしっかり報じられていた

二十一ヵ条要求を提出した当初には排日運動は起きていない このブログで何度か書いたが、中国人に排日運動を仕掛けたのはアメリカ人の宣教師であったことが戦前の書物や新聞記事に明確に記されている。おそらくこの時代に生きた日本人にとってはそのことはそ...
中国排日関連

中国に権益を得た欧米列強はいかにして中国民衆を味方につけたか~~大正4年の新聞記事を読む

このブログで「中国排日」について何本かの記事を書いてきた。中国に於ける排日運動が活発化したのは、第一次大戦後の一九一九年(大正八年)に開催されたパリ講和会議においてわが国が提案した人種差別撤廃案が否決された以降のことである。この時に中国人に...
ユダヤ人問題関連

昭和16年報知新聞『アメリカの地底政府』を読む~~2

前回に引き続き、昭和十六年に報知新聞に連載された、ユダヤ国際金融資本が戦争にどうかかわっていたかについて書かれたレポートである『アメリカの地底政府』を読み進みたい。ハリウッドはウォール街とともにユダヤ地底政府の本丸であった ユダヤ人は世界の...
ユダヤ人問題関連

昭和16年報知新聞連載『アメリカの地底政府』を読む~~1

以前このブログで、戦前の新聞でユダヤ問題についてどのような分析がなされているについて紹介させていただいたが、昭和十六年六月二十三日から七回に分けて報知新聞に連載された『アメリカの地底政府』という解説は、現在の世界情勢を理解する上でも重要な情...
ファシズム関連

統制派が国政を牛耳るようになった頃の新聞記事を読む~~ファシズム3

昭和十一年(1936年)二月二十六日に二・二六事件が起きた。反乱を起こしたのは陸軍の皇道派のメンバーであったのだが、皇道派と統制派についてWikipediaにはこう解説されている。 皇道派は天皇を中心とする日本文化を重んじ、物質より精神を重...
ファシズム関連

ファシズムと結びつき軍部が政治力を強めていく頃の新聞記事を読む~~ファシズム2

昭和七年には物騒な記事が多いのだが、この年の二月に井上準之助、三月に団琢磨が暗殺され、五月に五・一五事件が起きている。以前このブログで五・一五事件を起こした海軍の青年将校が記した檄文を紹介させて頂いたが、この檄文を読めば彼らが共産主義思想の...
ファシズム関連

戦前期にファシズムが台頭していった頃の新聞記事を読む~~その1

戦後の歴史叙述では「ファシズム」について、共産主義や社会主義への台頭への反動といういうニュアンスで解説されていることが大半だが、わが国における「ファシズムの台頭」の経緯について、当時の新聞記事で確認してみたい。 「神戸大学新聞記事文庫」にお...
神戸大学新聞記事文庫

神戸大学「新聞記事文庫」で古い記事の探し方と利用方法(改訂版)

神戸大学附属図書館のホームページが全面リニューアルされたことにともない、神戸大学経済経営研究所の「新聞記事文庫」の仕様も大幅に変更され、URLも変更された。 このブログでこれまで「新聞記事文庫」の記事内容や紙面の画像をいくつか紹介させていた...
ユダヤ人問題関連

戦前の新聞社には、世界戦争を引き起こす影の勢力としてユダヤ勢力を捉える記者がいた

前回に引き続き、神戸大学経済経営研究所の新聞記事文庫から、ユダヤ問題についての記事を紹介したい。第一次世界大戦とユダヤ人 戦後の通史などでは、第一次世界大戦にユダヤ勢力が関与したことは一切触れられることがないのだが、戦前の新聞には、その点に...
ユダヤ人問題関連

わが国に支社が存在したユダヤ人秘密結社に関する昭和初期の新聞記事を読む

引き続き「神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫」からユダヤ人問題に関する記事をいくつか紹介してみたい。国際連盟脱退の背後にユダヤ人の組織が動いていたのか 最初に紹介したいのは、昭和8年2月23日の国民新聞の記事である。昭和8年2月23日 国...
ユダヤ人問題関連

ユダヤ人問題に関する昭和初期の新聞記事を読む~~「ユダヤ人に悩まされる世界」「惑星ユダヤ人の動き」

前回はユダヤ人問題に関する大正時代の記事を紹介したが、今回は昭和初期の記事のいくつかを紹介したい。 銀行家の陰謀 最初に紹介したい記事は昭和6年10月19日付の大阪朝日新聞に寄稿された、津村秀松博士の「ユダヤ人に悩まされる世界」である。著者...
ユダヤ人問題関連

ユダヤ人問題に関する大正時代の新聞記事・解説を読む~~北海タイムス「過激主義の根原」

ロシア革命はユダヤ人による革命であった 以前このブログで、1917年に起きたロシア革命のことを書いた。レーニンらの活動家に資金を支援したのは、日露戦争でわが国に資金支援したユダヤ人のジェイコブ・シフらであり、革命が成就して生まれた新政府の人...
神戸大学新聞記事文庫

神戸大学「新聞記事文庫」で古い記事の探し方と利用方法

この記事は神戸大学附属図書館のHP全面リニューアルに伴い、「新聞記事文庫」の利用方法やURLが令和4年9月に大幅に変更されたために、全面的に書き換えました。以下の記事をご参照ください。****************************...