情報戦・宣伝戦

『敵国アメリカの戦争宣伝』(GHQ焚書)を読む 1

アメリカでその戦争宣伝の実態を見て来た中野五郎  宣伝戦関連のGHQ焚書をあたっているときに、中野五郎 著『敵国アメリカの戦争宣伝』という本が目に入った。著者中野五郎は昭和5年に東京帝国大学法学部を卒業後東京朝日新聞社に入り、社会部、仏印特...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

排日宣伝戦はさらに強まって行った 新聞記事で読む宣伝戦6

さらに強くなった排日宣伝と年々減少していった対支輸出  前回は昭和8年の「宣伝戦」に関する新聞記事を採り上げさせていただいたのだが、今回は昭和9年以降の記事をいくつか紹介させていただく。 昭和8年にわが国は国際連盟を脱退したのだが、その後欧...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

日支の紛争からわが国を世界大戦に導く陰謀 新聞記事で読む宣伝戦5

日本を孤立化させる戦略  前回に引き続き「宣伝戦」に関する記事を採り上げていきたいのだが、今回は昭和8年の記事をいくつか紹介させていただく。この時代のわが国の新聞社は、今とは違ってどこかの国に忖度するようなことなく、堂々と「陰謀」という言葉...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

第一次上海事変で策動した米国 新聞記事で読む宣伝戦4

第一次上海事変  前回は「宣伝戦」に関わる昭和6年の新聞記事を拾ってみたのだが、今回は昭和7年の記事をいくつか紹介させていただくことにしたい。 この年の1月に租界(外国人居留地)のある上海で日支の衝突(第一次上海事変)が起きている。上海には...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

支那と英国の宣伝戦に振り回される日本 新聞記事で読む宣伝戦3

再び支那の宣伝戦に襲われたわが国  前回記事で、満州事変勃発後直ちに支那は、満鉄を爆破したのは日本であるとの宣伝戦を開始したのだが、国連は支那のために積極的な手段を取らぬことを決議し、支那市場におけるシェア拡大を狙っていた英米も支那が期待し...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

満州事変勃発直後の世界の動き 新聞記事で読む宣伝戦2

昭和三十年に関東軍の自作自演に書き換えられた柳条湖事件  満州事変は1931年(昭和6年)9月18日に奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、日露戦争で大日本帝国に譲渡された南満州鉄道の線路が爆破された事件 (柳条湖事件)を機に日支間の武力闘争がはじ...
宣伝戦、思想戦、情報戦関連

第一次大戦終戦後の支那の排日 新聞記事で読む宣伝戦1

支那の排日を仕掛けたのは英米である  前回まで山中峯太郎の『日本を予言す』(GHQ焚書)のなかで、わが国が支那や英米やソ連の宣伝戦、思想戦に振り回されていたことが書かれている部分を紹介させていただいた。今のわが国の新聞とは違い、当時の新聞に...
山中峯太郎

『日本を予言す』(GHQ焚書)を読む その4

洗練されていないわが国の宣伝戦対応 ロンドン軍縮会議でイギリスの仕掛けた宣伝戦を報じる大阪毎日新聞 「神戸大学新聞記事文庫」軍事(国防)39-145 「宣伝戦」対策で、連合国主要国は第一次大戦勃発後に対外宣伝のための機関を組織したのに対し、...
山中峯太郎

『日本を予言す』(GHQ焚書)を読む その3

戦時だけでなく平時においても行われる「謀略戦」  戦後の日本では、どこかの国の謀略があったといった話はたいていの場合「陰謀論だ」とのレッテルが貼られて、それ以降国民の大半が思考停止に陥るパターンが多いのだが、かなり以前から世界の主要国で「謀...
山中峯太郎

山中峯太郎著『日本を予言す』を読む その2

中国大陸におけるコミンテルン・ソ連の対日戦略  前回に引き続き山中峯太郎の『日本を予言す』(GHQ焚書)を読み進んでいく。日本の戦後の歴史叙述ではほとんど触れられることのない、盧溝橋事件以降の中国大陸に於けるコミンテルンの動きについて、山中...
山中峯太郎

山中峯太郎著『日本を予言す』を読む その1

今回紹介させていただくGHQ焚書は、昭和12年に出版された山中峯太郎著『日本を予言す』である。彼の詳しい経歴などは、昨年末に彼の書いた『日本的人間』(GHQ焚書)という本を紹介させていただいた時に書いたので省略させていただくが、彼の著作の十...
ユダヤ人

日本とユダヤ人の関係を考察した中山忠直のGHQ焚書を読む

古代に日本に渡来したユダヤ人は日本に同化した  今回紹介したいGHQ焚書は中山忠直(なかやま ただなお)という人物の著した『我が日本学』である。タイトルの書かれたページを開くと「本書を二十一世紀に捧ぐ  中山忠直」と書かれており、我々のよう...
国会図書館デジタルコレクション

「国立国会図書館デジタルコレクション」の活用のお薦め

「国立国会図書館デジタルコレクション」の全文検索で何ができるか  このブログの読者から時々、「大量の書籍の中からどうやって本をみつけるのか」との質問を受けることがよくある。昔なら何度も図書館に通い分厚い書籍の目次や本文を丹念に読まないとでき...
ご連絡など

2024年 新年のご挨拶

新年 あけましておめでとうございます。  旧年中は拙い私のブログにお付き合いいただき、まことにありがとうございました。 楊谷寺 龍の花手水  何度も訪問して頂いた方や、私の記事にリンクして頂いた方、ランキングの応援をして頂いた方、コメント欄...
焚書全リスト

復刻されて読みやすくなっているGHQ焚書リスト

最近GHQ焚書の復刻が相次いでおり、原文の表記を尊重しつつ読みやすいように現代仮名遣いに改められたり、旧字体の漢字を新字体に改められて出版されているものも多いので、「国立国会図書館デジタルコレクション」で、戦前・戦中の本が読みづらい方は復刻...
山中峯太郎

山中峯太郎著『日本的人間』を読む その2

前回に引き続き『日本的人間』に書かれているエピソードをいくつか紹介していきたい。 正直であること 加藤清正 実直 加藤清正、晩年に、自分の生涯をかえりみて言う。「三歳の時に私は、父を失い、母の手ひとつで育てられた。母が太閤の御母と従姉妹どう...
山中峯太郎

山中峯太郎の『日本的人間』を読む その1

山中峯太郎  山中峯太郎は陸軍士官学校に学び、陸軍大学校に進んだのだが、陸軍士官学校で山中と交流を深めた清国からの留学生の多くが辛亥革命後に孫文から政権を奪った袁世凱の専制政治に反対していることを知り、大正二年(1913年)七月に、同志たる...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その28(最終回) り~わ

GHQ焚書の全リストの第二十八回目で、今回はタイトルが「り」から「わ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。今回が「GHQ焚書 全リスト」の最終回になる。  今回のリストの中で、以前このブログで採り...
GHQ焚書

現代史を学ぶ際に石油問題を知ることの重要性~~『世界石油史物語』を読む

今回紹介するGHQ焚書は、昭和十八年に大文館書店から刊行された、佐藤定勝著『世界石油史物語』という本である。著者の佐藤定勝についてはネットの情報はほとんどなくどのような経歴の人物であるかはよくわからないのだが、著者が戦前に著した本で『太平洋...
欧米の外交

フランス人が書いた英国の戦争方法~~『ヨーロッパの悲劇』を読む

イギリスの真の姿とはいかなるものかを描いた本  GHQは外国人の著作も数多く焚書処分したのだが、今回は『ヨーロッパの悲劇―英国の戦争方法―』という本を紹介させていただく。 著者のドクター・フランツ・グローセという人物についてはネットで調べて...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その27 む~ら

GHQ焚書の全リストの第二十七回目で、今回はタイトルが「む」から「ら」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 ...
GHQ焚書

『素描祖国の歴史』を読む④~~室町期の邦人の海外発展と豊臣秀吉の天下統一

「倭寇」と『明史』に記録された経緯 『 倭寇図巻 』 ( 東京大学史料編纂所所蔵 )  室町時代の邦人の海外発展については「倭寇」という言葉が教科書などに必ず出てくる。学生時代に学んだ時に、日本人が海賊行為を働いたとの説明に違和感を覚えた記...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その26 まんし~み

GHQ焚書の全リストの第二十六回目で、今回はタイトルが「まんし」から「み」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである...
廃仏毀釈・神仏分離

但馬妙見山の妙見信仰と神仏分離

但馬妙見山の妙見信仰  昨年の秋にこのブログで大阪府にある能勢妙見山のことを書いたが、この能勢妙見山は、福島県相馬市の相馬中村神社、熊本県八代市の八代神社とともに日本三大妙見の一つに数えられている。しかしながら、かつては兵庫県八鹿にある但馬...
兵庫

丹波古刹の「もみじめぐり」と名工を生んだ土地柄

十一年前に兵庫県丹波市内の紅葉名所を観光して旧ブログで記事を書いたのだが、その当時丹波市は『丹波もみじめぐり』と題して、市内の紅葉名所九ヵ所を紹介するパンフレットを作成していたので、それを参考にして五ヶ寺を選んで旅程を組んだ。  久しぶりに...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その25 ほ~まんけ

GHQ焚書の全リストの第二十五回目で、今回はタイトルが「ほ」から「まんけ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである...
京都

京都西山三山(楊谷寺、光明寺、善峯寺)と十輪寺を訪ねて

「西山」とは  三方を山に囲まれた盆地である京都では、市街地北側に連なる山々を北山、東側に連なる山々を東山、西側に連なる山々を西山と呼び、「西山連峰」の一番北側に位置するのが愛宕山系の山々で、高尾山には神護寺や西明寺、高山寺などがあり、その...
日本文化

『素描祖国の歴史』を読む③~~平安・鎌倉時代

かなの発明  『素描祖国の歴史』には政治史や外交史についてはあまり記されておらず、わが国の文化史が中心に描かれていて、平安時代については「かなの発明」について一章が設けられているだけである。 紫式部像(土佐光起画、石山寺蔵)  わが国の文化...
兵庫

文化財の宝庫である神戸市北区山田町を訪ねて

下谷上農村歌舞伎舞台  神戸市北区山田町は南は六甲山系、北は帝釈・丹生山系に挟まれた谷筋を流れる山田川流域に開けた地域で、神戸市内とは言っても都会のイメージとは程遠いのだが、古き良き伝統行事や文化財などが多数残されているのに興味を覚えて、訪...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その24 ふ~へ

GHQ焚書の全リストの第二十四回目で、今回はタイトルが「ふ」から「へ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 ...
兵庫

清和源氏のルーツを訪ねて~~多田神社と満願寺

七月に緊急入院した後小腸の病変部を切除し八月に退院して、その後は検査や治療のために三週に一度程度の通院が続いている。ようやく秋らしい季節になって来たので、久しぶりにトライブして寺社を巡りたいのだが、何度も抗がん剤の治療を受けたことから造血機...
日本文化

『素描祖国の歴史』を読む②~~飛鳥時代・天平時代

聖徳太子の時代  前回記事で清水三男は『素描祖国の歴史』のなかで、我々の祖先はかなり古くから他の民族よりも国家意識が強かったことを指摘し、その原因として「国生み神話」でいざなぎ・いざなみ二神が日本列島を創造したことが記されていることを紹介さ...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その23 は~ひ

GHQ焚書の全リストの第二十三回目で、今回はタイトルが「は」から「ひ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 ...
日本文化

シベリア抑留で亡くなった歴史学者の遺著~~『素描祖国の歴史』を読む①

シベリアに抑留された新進気鋭の日本史研究者  GHQ焚書リストの中に清水三男著『素描祖国の歴史』という本がある。著者の清水三男は戦前に日本中世史の新進気鋭の歴史学者として活躍していたが、昭和十八年(三十五歳の時)に陸軍に応召され、その直後に...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その22 にほんそ~の

GHQ焚書の全リストの第二十二回目で、今回はタイトルが「にほんそ」から「の」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりであ...
スパイ・防諜

『英国スパイ五百年史』を読む~~その2

「アラビアのロレンス」 T.E.ロレンス (Wikipediaより)  T.E.ロレンスの生涯とオスマン帝国からのアラブ独立運動を描いた『アラビアのロレンス』という映画がある。1962年に公開され第35回アカデミー賞を受賞した作品だが、T....
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その21 にほんさ~にほんせ

GHQ焚書の全リストの第二十一回目で、今回はタイトルが「にほんさ」から「にほんせ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとお...
スパイ・防諜

『英国スパイ五百年史』を読む~~その1

前回までスパイに関する戦前の新聞記事を4回に分けて紹介させていただいたが、わが国で多くの英国スパイが暗躍していたことは当時の新聞にはしっかりと報じられていた。  英国のスパイの起源は14世紀までさかのぼるのだそうだが、その500年以上にわた...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その20 に~にほんこ

GHQ焚書の全リストの第二十回目で、今回はタイトルが「に」から「にほんこ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その4

盧溝橋事件直前の英国スパイの動き  前回の記事で、昭和11年(1936年)の2・26事件以降統制派が陸軍の主導権を固めて、翌年には内閣の組閣人事に介入して政府に対する発言力を強めるようになったことを書いた。さらに新聞統制が行われて「一県一紙...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その19 な

GHQ焚書の全リストの第十九回目で、今回はタイトルが「な」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。 このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 下記のリストで...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その3

某国スパイ活動に協力した日本人たち  前回記事で、昭和9年12月に某国の美男スパイに保弄されて軍事機密情報を漏洩したことで十数名の日本人女性が取調べを受けた事件を報じた記事を紹介させていただいたが、その後もさまざまなスパイ事件が報じられてい...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その18 て~と

GHQ焚書の全リストの第十八回目で、今回はタイトルが「て」から「と」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。 下...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その2

アメリカに機密情報を流していた日系アメリカ人  前回記事で、昭和8年7月13日付の大阪毎日新聞に関東大防空演習に関する秘密情報が外国に筒抜けであったことが報じられていることを紹介したが、昭和9年になるともっと重要な機密情報が奪われて大問題に...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その17 たいの~つ

GHQ焚書の全リストの第十七回目で、今回はタイトルが「たいの」から「つ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。...
スパイ関連

「スパイ」に関する戦前の新聞記事 その1

外国勢力の工作活動によって内部から国家の安全保障を脅かされることがないように、スパイ行為に対してはどの国も厳罰に処すことを法律で定めている。しかしながら、戦後のわが国においては『スパイ防止法』が存在せず、外国のスパイが情報工作を仕掛けたりわ...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その16 た~だいに

GHQ焚書の全リストの第十六回目で、今回はタイトルが「た」から「たいに」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。...
中国関連

火野葦平が戦友に訴えたかったこと~~『戦友に愬ふ』(GHQ焚書)を読む

前回の「GHQ焚書」で、アサヒカメラ編『兵隊の撮つた戦線写真報告』という本の後半部にある火野葦平の「僕のアルバム」のなかから、火野自身が撮影した何枚かの写真を紹介させていただいた。彼の経歴についてはWikipediaに詳しく記されているが、...
焚書全リスト

「GHQ焚書 全リスト」その15 せんす~そ

GHQ焚書の全リストの第十五回目で、今回はタイトルが「せんす」から「そ」で始まるGHQ焚書全リストに国立国会図書館のURLを付記してまとめたものである。  このリストの本の中で、以前このブログで採り上げたことのある書籍は以下のとおりである。...
中国関連

火野葦平が支那事変に出征した際に撮影した写真~~『兵隊の撮つた戦線写真報告』(GHQ焚書)より

火野葦平「僕のアルバム」  GHQが焚書処分したリストの中に、昭和十五年に朝日新聞から刊行されたアサヒカメラ編『兵隊の撮つた戦線写真報告』という本がある。この本は、支那事変で戦った兵士たちが撮影した写真を集めたものだが、途中からは火野葦平(...