GHQが焚書処分した書籍の中に、昭和六年に大日本国民教育会が編纂した『教育勅語画鑑』という本がある。この本は「教育勅語」がつくられた経緯やその内容について、偉人のエピソードなどを交えながら、絵とともに解説されている本である。
今回は、角倉了以の事蹟が書かれた部分を紹介したい。
勅語に「公益を広め世務を開き」と仰せある。人はまず学を修め業を習うて自己を完成せねばならぬことは素よりであるが、社会は団体であって、個人はその中の一分子である。これが集まって社会をなし国家を構成しているのであるから、自己の発展を図るとともに、社会公共の福利を増進することを忘れてはならない。
「公益を広め世務を開き」と詔らせ給うたのは、即ち社会の一員としての本文を垂示になったものと拝する。
角倉了以(すみのくらりょうい)は徳川初期の人である。了以は医者の家に生まれたが性来工事が好きで、ある時美作(みまさか)に赴いて高瀬船を見、浅い川にも船を通ずることが出来ることを知った。やがて郷里嵯峨に帰って来て大堰川*(おおいがわ)を踏査した。大堰川は川幅狭く流れも急にして時々氾濫して付近に害を及ぼすこともあったくらいであるから、楫水の便がなかったのを非常に遺憾とし、直ちに幕府に請うて私費を以てその治水工事に着手した。時に慶長11年、了以は自ら現場に現れ、人夫を督励して、あるいは崖を切り開き、あるいは水中の岩石を取り除き、あるいは瀑なす所を掘り崩しなどして流水を平らにし、六年の長日月を費やして漸く完成した。そのため舟運の便が開け、丹波地方から京都に穀物や石材木材などを運び出すことが出来るようになった。
翌年、幕府の命を受けて富士川の川浚いを行って甲斐と駿河を連絡し、慶長十六年には京都加茂川の治水を行うて京都と伏見との水路を開くなど、公共のために利益を図ったことは有名な話である。
角倉了以の如きはまことに公益を広め、世務を開いて、後世に至るまで利便を与えた人であるが、社会が進歩をした今日、社会公共のために存立する民間の団体は枚挙にいとまなく、機に応じ時に会うて公衆のために社会のために奉仕しているのは、明治天皇の聖旨を奉戴する所以であると拝する。
しかしながら、公益を広め世務を開くは、あながちかような事業を起こさねばならぬとは限らぬ。
迷い易き岐路に道標を建てたり、共有の樹木を愛し道路を清潔にしたりするようなごく些細な行為にも、この精神が含まれていることをわすれてはならぬ。
図は、角倉了以が大堰川治水工事中の光景である。
*大堰川:丹波山地から亀岡盆地を流れ、亀岡盆地の出口から保津川となり嵐山から桂川となる。
(大日本国民教育会 編『教育勅語画鑑』大日本国民教育会 昭和6年刊 )
自分や家族のことよりも、世のため人のために良いことを行おうとする人が昔はいくらでもいたのだが、今ではで「公益」という言葉が死語になってしまっている。自分の利益ばかりを追求する人が多くては、社会や組織がギスギスしていくばかりだ。リーダーが世の中をよくするために頑張るだけでなく、周囲の人々も「世のため人のため」という気持ちでそれぞれの持ち場で働くことにより、みんなが気持ちよく暮らすことが可能となる。『教育勅語』の考え方の全てを否定するのは行き過ぎだと思う。
もう一点GHQ焚書を紹介したい。戦中に記された伏見猛弥 著『教育維新』には、当時の世界情勢に鑑みて教育はどうあるべきかが記されている。
現下の世界動乱を直視するものは、何人といえども十七世紀以降の世界秩序がその内部から崩壊しつつあることを感ずるであろう。十七世紀以降の世界秩序とは、端的に言えばヨーロッパに主体を置く世界秩序であり、この秩序を建設するために彼らは南北アメリカ大陸を侵略し、アフリカを分割し、さらにアジアを植民地化することに成功した。特に十八世紀後半、英国はこの世界建設の先達者として、アジア植民地化に全力を注ぎ、インド、シナ、日本と、飽くなき経済的野望を巧妙な文化政策と併立せしめ、その植民地世界政策を完成した。インド三億五千万の民衆は彼らの奴隷として搾取せられ、シナはアヘン戦争後、さらに徹底した文化的阿片政策によって全く去勢せられた。日本はどうであろうか。
日本もまた江戸時代末期、安政年間において彼らに不平等条約の締結を余儀なくせしめられた。これはシナがアヘン戦争に敗れて南京に於いて締結せしめられた植民地条約と全く同一なものであって、英国のいわゆる極東政策を最も露骨に表明したものである。日本がこの不平等条約から解放せられたのは明治三十年であって、この間彼らは日本をシナと同じく彼らの経済的植民地と考えて一切の制度文物をその線に沿うて指導した。
これらの点から見て明治五年以降日本の教育が彼らの植民地的性格を帯びるに至ったことは蓋し当然である。
まず明治の教育はその制度に於いて従来の指導者錬成の性格を失った。明治以前における武士教育は明らかに指導者教育であったが、明治五年以後は全くこの指導者錬成としての武士教育の性格を失ったのである。
…中略…
当時の日本にとって西洋知識の輸入が極めて必要であったことは言うを俟たない。しかしながら当時のかくの如き国策が、彼らから見れば、彼らのアジア植民地政策に極めて便利であったことは否めない。彼らはいわゆる西洋文明の名のもとに、日本人を彼らの植民地人たらしむべきあらゆる知識を続々と日本に送ったのである。…かくてわれらは日本人でありながら、われらの居住地を極東と呼び、アッシリア、トルコ地方を近東と呼ぶように教育され、遠くは一万年以前に中南米にインカ帝国を建設したアジア文明に対しては勿論、近くはサラセン帝国のアジア文明に対しても全く無知であり、いたずらに誇称せられた白人文明のみ讃美する植民地人が続々出来上がったのである。一度左翼運動の嵐が学生層を吹きまくるや「我等の祖国はソ連である」と呼ぶ学生を幾万も輩出しているということは、どこに原因があるか。彼らを導いた教育が、植民地的、換言すれば国籍不明の人的陶冶という方向にむけられていたことにその最大原因があるのである。
(伏見猛弥 著 『教育維新』旺文社 昭和十九年刊 p.59~61)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439652/37
伝統的な指導者錬成の教育を捨てて、西洋の知識を大量に詰め込む教育が「国籍不明」の学生を多数生むこととなり、国や組織のリーダーとして必要な教養や資質を養う教育が充分に為されてこなかったという問題は今も全く同様で、国や重要組織のリーダーたるべき政治家や企業経営者や高級官僚に「公益」のために働く意識が乏しければ、周囲の協力は得られず、難局を乗り越えることは難しいのだ。
下記のリストは、GHQ焚書のリストの中から、本のタイトルに「教育」を含む232点の書物を集めたものである。うち97点が「国立国会図書館デジタルコレクション」でネット公開されている。
タイトル | 著者・編者 | 出版社 | 国立国会図書館デジタルコレクションURL | 出版年 |
印度ビルマの教育植民政策 | 吉田 実 | 三享書房 | ||
映画教育論 | 鈴木喜代松 | 四海書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453778# | 昭和16 |
映画教育講座 | 全日本映画教育研究会 | 四海書房 | ||
改正軍隊教育令の分類的註解 | 武揚社書店 [編] | 武揚社書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1457398 | 昭和15 |
神ながらの道に培う 興亜建設の教育 | 渋井二夫 | 新生閣 | ||
機械化国防と科学教育 | 長谷川正道 | 玉川学園出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1062722 | 昭和17 |
教育維新 | 伏見猛弥 | 旺文社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439652 | 昭和19 |
教育改造の基調 | 河東田教美 | 埼玉育児院出版部 | ||
教育革新の書 | 芦田正喜 | モナス | ||
教育革新の本道 | 楢崎淺太郎 | 目黒書店 | ||
教育革新への途 | 小林澄兄 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461833 | 昭和12 |
教育学説と我が国民精神 | 吉田熊次 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1442523 | 昭和9 |
教育紙芝居講座 | 松永健哉 | 元宇館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461867 | 昭和15 |
教育行践 日本人の訓育 | 国民訓育連盟 | 第一出版協会 | ||
教育国防論 | 上田庄三郎 | 訓導生活社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1072725 | 昭和13 |
教育思潮研究 第八巻 | 教育思潮研究会 | 目黒書店 | ||
教育者の視たる祖国と大陸 | 高橋荘造 | 二松堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275449 | 昭和15 |
教育勅語画鑑 | 聖徳会 編 | 聖徳会 | ||
教育勅語画鑑 | 大日本国民教育会 編 | 大日本国民教育会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1112295 | 昭和6 |
教育勅語謹解 | 英雲外 | 修養世界社 | ||
教育勅語謹解 | 尾台良郷 | 蔵王閣 | ||
教育勅語謹話 | 吉田静致 大杉謹一 | 宝文館 | ||
教育勅語講話 | 川村理助 | 培風館 | ||
教育勅語御主旨奉体の実例 | 都新聞社 編 | 明治図書 | ||
教育勅語釈義 | 吉田熊次 | 弘道館 | ||
教育勅語と臣民の道 | 井上清純 | 冨山房 | ||
教育勅語と教育の淵源 | 三村親信 | 大日本家族協会 | ||
教育勅語読本 | 社会教育会 編 | 大日本教化図書 | ||
教育勅語と聖帝の左右 | 新田 興 | 中文館書店 | ||
教育勅語と日本精神 | 井上清純 | 教育勅語渙発 50年記念会 | ||
教育勅語 服膺読本 | 毛利 昌 編 | 中和会事務所 | ||
教育勅語を拝読して | 小野正康 | 国民精神文化研究所 | ||
教育的皇道倫理学 | 吉田熊次 | 弘道館図書 | ||
教育と現実 | 稲富栄次郎 | 新紀元社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439938 | 昭和20 |
教育と神社祭祀 | 河上民祐 | 六盟館 | ||
教育と文学 | 金子彦二郎 | 小学館 | ||
教育に関する勅語義解 | 山田孝雄 | 宝文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1119618 | 昭和9 |
教育の国防国家 | 鈴木庫三 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1072713 | 昭和15 |
教育の新設計 | 折居千一 | 照林堂書店 | ||
教育の新体制 | 久保山雄三 | 公論社 | ||
教育の反省 | 大槻徳治 | 大陸通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267675 | 昭和18 |
教育翼賛の声 | 日本青年教師団 | 弘学社 | ||
教材観照 国史教育の解釈と実践 | 吉識義一 | 厚生閣書店 | ||
教育の実際 勝利への道 | 宮本守雄 | 朝日新聞社 | ||
近代独逸に於ける政治教育の発展 | エドウアルト・シュプランガー | 国民精神文化研究所 | ||
勤皇教育について | 重松實男 青木富太郎 | 目黒書店 | ||
勤労青少年の文化と教育 | 鈴木舜一 | 西村書店 | ||
国の子の家庭教育 | 飛田多喜雄 | 新潮社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454907 | 昭和17 |
軍人援護教育の実際 | 浅岡忠蔵 | 友松堂 | ||
軍人勅諭 教育の参考 | 大月静夫 | 日本兵書出版 | ||
軍隊教育学概論 | 鈴木庫三 | 目黒書店 | ||
軍隊教育漫画 輝く無敵陸軍 | 軍事普及会 | 軍事普及会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460481 | 昭和13 |
軍隊教育要論 | 沼田徳重 | 兵書出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1464335 | 昭和7 |
軍隊精神教育の参考 | 斉藤市平 | 尚兵館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460793 | 昭和15 |
軍隊内務教育 | 山崎慶一郎 | 琢磨車 | ||
現下の教育問題 | 小川正行 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461996 | 昭和13 |
現今教育の重要問題 | 塚原政次 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461999 | 昭和12 |
現代独逸の教育 | テオドル・ウィルヘルム ゲルハルト・グレエフ | 日本青年教育会 | ||
現代日本の教育をどう考へる | 渡部政盛 | 啓文社書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1457300 | 昭和9 |
剣道教育の実践 : 大和魂発現への小学校 | 吉岡治一 | 文泉堂書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1279315 | 昭和9 |
興亜科学教育 | 吉田 弘 | 目黒書店 | ||
興亜学村大久保教育 | 国民訓育連盟 | 第一出版協会 | ||
興亜教育 十月号 | 小澤謙一 編 | 目黒書店 | ||
興亜教育論 | 森信三 | 同志同行社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460823 | 昭和18 |
興亜地理教育 | 興亜地理学会 編 | 古今書院 | ||
興亜日本教育史. 上 | 日本教育振興会 編 | 日本教育振興会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460833 | 昭和17 |
興亜日本教育史. 下 | 日本教育振興会 編 | 日本教育振興会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460852 | 昭和17 |
興亜の理念と民族教育 | 由良哲次 | 小学館 | ||
皇国教育精神読本 | 星兵三郎 | 吉川弘文館 | ||
皇国教育の新使命 | 中野八十八 | 教育実際社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1442368 | 昭和7 |
皇国の道と教育 | 大杉謹一 | 明治図書 | ||
皇道教育論 | 尼子止 | モナス | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1279043 | 昭和9 |
皇道教育の実践 | 小林節蔵 | 弘学社 | ||
公民教育選挙常識 | 北條為之助 | 大成通信社 | ||
皇民錬成西条教育 | 桧高憲三 | 第一出版協会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1139781 | 昭和16 |
皇民錬成日本主義の教育 | 水木梢 | 高踏社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1440006 | 昭和17 |
興隆日本への教育 | 小林橘川 | 香川書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441192 | 昭和12 |
講和、訓話資料 教育美談逸話集成 | 講話掲示教育 編輯部 編 | 啓文社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462089 | 昭和15 |
国史教育実践諸問題 | 宮越他一郎 | 晃文社 | ||
国史教育日本精神 愛国舞踊集 | 榊原帰逸 | 育生社 | ||
国史教育の目的論 | 中村吉之助 編 | 中文館書店 | ||
国体観念協調の国史教育 | 中野八十八 加田庄之助 | 新生閣書店 | ||
国体教育史論 | 福島政雄 | 目黒書店 | ||
国体教育少年読本 | 星野武男 | 明治会本部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1873647 | 昭和10 |
国体教育の新建設 | 東方書院 編 | 東方書院 | ||
国体精神教育勅語大日本の道 | 三村親信 | 大日本家族協会 | ||
国体精神と教育 | 今泉定助 | 三友社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1071456 | 昭和13 |
国体と教育 | 渡辺八郎 | 春陽堂 | ||
国体の明徴と政治及教育 全 | 大日本国体宣揚会 | 皇学書院 | ||
国体本位の宗教教育 | 中根環堂 | 如是社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1089730 | 昭和13 |
国体明徴と日本教育の使命 | 池岡直孝 | 啓文社 | ||
国防教育の実践方策 | 山崎博 | 大都書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1070248 | 昭和16 |
国防強化と理数科教育. 下 | 神奈川県師範学校 附属国民学校 編 | 神奈川県師範学校 附属国民学校 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460880 | 昭和18 |
国防国家の教育と学校 | 大島三男 | 小学館 | ||
国民学校 国防教育論 | 内山静一 下地恵常 | 同文館 | ||
国民学校興亡教育体制 | 林進次 | 新光閣 | ||
国民学校戦力増強の教育 | 学校教育研究会 編 | 宝文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460919 | 昭和20 |
国民学校体錬科体操武道教育 | 中尾 勇 | 晃文社 | ||
国民学校に於ける協和教育 | 吉村良司 編 | 中央協和会 | ||
国民教育と親心 | 小西重直 | 玉川学園出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460940 | 昭和16 |
国民教育と労作教育 | 小林澄兄 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462133 | 昭和15 |
国民教育の動向 | 教育思潮研究会 編 | 目黒書店 | ||
国民教育の心理 | 武政太郎 | 賢文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461696 | 昭和15 |
国民教育の課題 | 稲富栄次郎 | 創元社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1277048 | 昭和18 |
国民精神総動員と 小学校教育の実践 | 栗下喜久治郎 | 明治図書 | ||
国民精神動員と 戦時及戦後の教育 | 中野八十八 | 藤原惣太郎 | ||
国民党支部の教育政策特にその 民族主義的傾向を中心として | 東亞研究所 | 東亞研究所 | ||
国民読本 教育勅語服膺の道 | 堂屋敷竹次郎 | 教材社 | ||
国民理想と教育 | 吉田熊次 | 青年教育普及会 | ||
国家・教学・教育 | 西晋一郎 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1440817 | 昭和14 |
国家と教育 | 精神科学会 編 | 目黒書店 | ||
国家と教育体制 | 由良哲次 | 小学館 | ||
今後の国史教育 | 渡辺龍策 編 | 南光社 | ||
最近の欧米教育 | 星野華水 | 数学研究社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1075972 | 昭和8 |
時局教育の体現 | 岡山県師範学校 教育研究会 編 | 岡山県師範学校 教育研究会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1450265 | 昭和13 |
時局と教育的対策 | 佐々木秀一 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462291 | 昭和13 |
思想問題と学校教育 | 吉田熊次 | 日本文化協会 | ||
実践時局と教育経営 | 江南千代松 栗下喜久治郎 | 明治図書 | ||
実践日本教育指導原理編 | 榊原喜久治 | 同文書院 | ||
史的考察の帰結としての 現代日本教育の革新 | 新崎寛直 | 新崎寛直 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275337 | 昭和10 |
師道昂揚と教育者の尊重 | 寺田文市 河上民祐 | 六盟館 | ||
支那の排日・抗日教育の概観 | 平野小剣 | 内外更始倶楽部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1437017 | 昭和13 |
すめら信仰と教育 | 古川 馨 | 明治図書 | ||
純粋日本教育原理 | 今宮千勝 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465234 | 昭和4 |
小学教育論 新日本教育の建設 | 野瀬寛顕 | 同文館 | ||
非常時と地理教育 | 西亀正夫 | 古今書院 | ||
情操的実践史観に基づく国体 感銘の国史教育 | 中野八十八 | 三友社 | ||
初三国民教育三月号 | 曽根松太郎 編 | 国民教育図書 | ||
初二国民教育 四月号 | 曽根松太郎 編 | 国民教育図書 | ||
初二国民教育 五月号 | 曽根松太郎 編 | 国民教育図書 | ||
初年兵教育 | 山崎慶一郎 | 琢磨社 | ||
臣格錬成の新国史教育 : 修正教科書に準拠せる | 中野八十八 | 伊藤文信堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1457136 | 昭和15 |
神祇教育と訓練 | 大倉邦彦 | 明世堂書店 | ||
新教育の二十五年 | 入沢宗寿 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1277987 | 昭和12 |
新興教育運動 | 田制佐重 | 日東書院 | ||
新興地理教育と日本景観地理 | 高橋義雄 | 三成社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1277999 | 昭和11 |
新興日本の教育 | 阿部重孝 | 日本青年館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441103 | 昭和12 |
新東亜建設と大陸発展の教育 | 芦田 完 | 明治図書 | ||
新日本教育の実践工作 | 滋賀県島小学校 編纂 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465148 | 昭和9 |
振武台の教育 | 陸軍予科士官学校 高等官集会所 編 | 開成館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460217 | 昭和19 |
臣民錬成の教育 : 国防体制の学校経営 | 高田師範学校附属 国民学校 編 | 教育実際社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1440014 | 昭和16 |
生活指導の日本教育 | 和歌山県師範 学校附小 編 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441175 | 昭和11 |
政治と教育 | 松下正壽 | 小学館 | ||
青年学校及青年教育 | 菅菊太郎 | 明文堂 | ||
青年教育と国家総動員法 | 沢本健三 | 沢本健三 | ||
世界新秩序と日本教育 | 伏見猛弥 | 大日本雄弁会講談社 | ||
世界政策と日本教育 | 伏見猛弥 | 大日本雄弁会講談社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461118 | 昭和19 |
戦時国民教育の実践 | 鈴木源輔 | 帝教書房 | ||
戦時体制教育革新方策 | 国民訓育連盟 | 第一出版協会 | ||
戦時体制の学校教育 | 山崎博 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1073136 | 昭和12 |
戦時歩兵教育の参考 | 成武堂編纂部 編 | 成武堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438603 | 昭和13 |
全体観と国民教育 | 佐藤熊治郎 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441213 | 昭和14 |
全体観の教育 | 入沢宗寿 | 同文書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462755 | 昭和11 |
全体主義と教育 | 大日本学術協会 編 | モナス | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441216 | 昭和13 |
鮮満の興亜教育 | 伊藤献典 | 目黒書店 | ||
戦力増強の教育 | 学校教育研究会 編 | 宝文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460919 | 昭和20 |
綜合時局教育講話資料 | 山崎博 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1073212 | 昭和13 |
総力戦教育 | 下中弥三郎 | 昭和図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461141 | 昭和16 |
総力戦教育の理論 | 倉沢 剛 | 目黒書店 | ||
総力戦・思想戦・教育戦 | 寺田弥吉 | 敞文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460251 | 昭和18 |
総力戦と国民教育 | 阿部仁三 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461155 | 昭和17 |
尊徳哲理の教育 | 国民訓育連盟 編 | 第一出版協会 | ||
大東亜共栄圏の指導たるべき 日本人の教育 | 青木利三郎 | 啓明会 | ||
大東亜建設と教育 | 大倉邦彦 | 弘道館 | ||
大東亜建設と国防教育 | 白根孝之 | 第一出版協会 | ||
大東亜建設と国民学校教育 ドイツ青少年 | 伊藤忠好 編 | 玉川学園出版部 | ||
台湾教育の進展 | 佐藤源治 | 台湾出版文化 | ||
鍛錬保健 厚生教育の新建設 | 関原吉雄 編 | 宝文館 | ||
中隊下士教育ノ目的ヲ以テ実施 シタル戦況ニ基ク歩兵操典ノ研究 | 榎本宮 | 豊文堂出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1456577 | 昭和4 |
中等教育に於ける日本精神の教育 | 広島高等師範学校 中等教育研究会 編 | 京極書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462979 | 昭和15 |
長期建設の意義と我経済の 耐久力 教育改造論 | 石橋湛山 | 東洋経済出版部 | ||
独逸の教育、文化、社会政策 | 外務省調査部 編 | 日本国際協会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461239 | 昭和16 |
東亜教育 第一輯 | 東亜教育協会編 | 目黒書店 | ||
東亜民族教育論 | 海後勝雄 | 朝倉書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1277210 | 昭和17 |
道義の世界観と教育 | 竹下直之 | 青葉書房 | ||
東洋芸術と大東亜教育 | 金原省吾 | 第一出版協会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1871765 | 昭和17 |
ナチス国民学校の教育内容 | 多田鉄雄 | 日独文化協会 | ||
ナチス祖国愛の教育 | 新見吉治 | 三友社 | ||
ナチスの民族教育 | 安藤堯雄 | 弘学社 | ||
南方文化圏と植民教育 | 舟越康壽 | 第一出版協会 | ||
日本教育学 | 池岡直孝 | 明治大学出版部 | ||
日本教育学の枢軸 | 乙竹岩造 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1074070 | 昭和14 |
日本教育革新論宣言 | 杉山謙治 | 旺文社 | ||
日本教育原論 | 福島政雄 | 藤井書店 | ||
日本教育新教科書 学校法管理法要綱 | 乙竹岩造 | 培風館 | ||
日本教育の基本工作 | 大友 茂 | 明治図書 | ||
日本教育の発展 教育家とその学説 | 社会教育研究所 編 | 社会教育研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441701 | 昭和11 |
日本教育のむすび直し | 村田豊二 | 広文堂書店 | ||
日本教育論 | スメラ民文庫 編輯部 編 | 世界創造社 | ||
日本国民教育史 | 乙竹岩造 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1074138 | 昭和15 |
日本精神の新農村教育 | 山崎博 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1145456 | 昭和9 |
日本精神教育経営の新機構 | 山崎博 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1077309 | 昭和9 |
日本精神作興と国史教育 | 菊池秀男 | 高踏社 | ||
日本精神体現の国史教育 | 滋賀県師範学校 附属小学校 編 | 文泉堂書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1466316 | 昭和9 |
日本精神徹底の国語教育 | 菅根正三郎 | 新生閣書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443739 | 昭和9 |
日本精神と教育 | 近藤壽治 | 日本文化協会 | ||
日本精神と教育 | 清水敬冶 | 軍事社 | ||
日本精神と新教育 | 新教育協会編 | 明治図書 | ||
日本精神と読方教育の諸問題 | 読方教育研究会 | 晃文社 | ||
日本精神の教育 | 田嶋真治 | 六文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1269279 | 昭和7 |
日本精神の一貫と国史教育 | 山田義直 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1280290 | 昭和5 |
日本精神の顕揚と創造教育 | 吉田由造 | 創造社 | ||
日本精神の体揚と国史教育 | 藤田一男 編 | 国史教育研究会 | ||
日本精神の教育 非常時と日本精神と仏教思想 | 日高進 講述 | 第一人間道場 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270620 | 昭和11 |
日本精神の発展と教育 | 加藤仁平 | 同文書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443741 | 昭和9 |
日本精神への道 体験教育原論 | 入沢宗寿 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1466314 | 昭和9 |
日本精神を基調とせる 各科教育の諸問題 | 京都府師範学校 附属小学校 編 | 政経書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1145434 | 昭和9 |
日本の家と教育 | 富野敬邦 | 玉川学園出版部 | ||
日本の教育 | 渡邊昌司 | 赤尾書房 | ||
農村教育と農民道場 | 野尻重雄 | 明治図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1116077 | 昭和14 |
八紘一宇の教育 | 川崎利市 | 明治図書 | ||
非常時教育体制 | 国民精神文化研究所 | 国民精神文化研究所 | ||
非常時局下に於ける青少年教育 中巻 | 関屋龍吉 | 実業之日本社 | ||
非常時局下に於ける青少年教育 下巻 | 関屋龍吉 | 実業之日本社 | ||
非常時局下に於ける青少年教育. 第4輯 修身・公民科教材資料三 | 国民精神文化研究所 | 国民精神文化研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1074565 | 昭和12 |
非常時局下に於ける青少年教育 第3輯 | 国民精神文化研究所 | 国民精神文化研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1074564 | 昭和12 |
非常時局下に於ける青少年教育 第4輯 | 国民精神文化研究所 | 国民精神文化研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1074565 | 昭和12 |
非常時局と地理教育 | 西亀正夫 | 古今書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1269400 | 昭和10 |
非常時日本青年の教育方針 | 国民教育会 編 | 国民教育会出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1145888 | 昭和8 |
ファシズム教育 | 渡辺 誠 | 世界創造社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462807 | 昭和14 |
北満教育建設記 | 伊藤信雄 | 大都書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1440249 | 昭和17 |
まつりの生命哲学 : 日本教育学原論 | 滋賀多喜雄 | 原理日本社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1274570 | 昭和15 |
満蒙認識と地理教育 | 尾野作次郎 | 古今書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1269479 | 昭和9 |
明治・大正・昭和 教育思想学説人物史 第四巻 | 藤原喜代蔵 | 日本経国社 | ||
文部省推薦派遣教育家の 見たる海外事情 | 井上儀一 編 | 福徳生命保険 | ||
よき日本人への生活教育 | 京都府師範学校附属 小学校第二教室 編 | 立命館出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1117431 | 昭和12 |
立正安国論と教育 | 小林一郎 | 小学館 | ||
歴史教育 第十四巻 | 有高 巌 編 | 建文館 | ||
歴史教育の根本問題 | 東亞学芸協会 | 雄生閣 | ||
錬成の教育哲学 | 稲垣隆俊 | 南光書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267787 | 昭和18 |
我が国の教育 | 西晉一郎 | 青年教育普及会 | ||
我日本の教育と満蒙 | 岡本正一 | 厚生閣書院 |
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ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。
無名の著者ゆえ一般の書店で店頭にはあまり置かれていませんが、お取り寄せは全国どこの書店でも可能です。もちろんネットでも購入ができます。
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内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。
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