GHQが焚書処分した陸軍に関する書籍は結構多いのだが、今回は『われ等の日本陸軍』という本に、日清戦争勃発時における両国軍の戦力について述べられている。
この頃、清国は国も広く、住民も多く、したがって兵力も日本とはくらべものにならぬ程多かったのです。すなわち、常備兵数は約三十五万と言われていましたが、開戦前後には約六十三万人もの新しい兵隊をやとい入れ、陸軍兵数は九十八万に達しました。
これにたいし、わが国の兵力は、野戦部隊としては常設野戦師団六個および近衛師団一個で、戦時総人員は十二万三千四百余人である。なお、このほか野戦電信隊、軍兵站部などの特殊部隊が編成されていました。そして全軍を指揮するために大本営が設けられ、九月十三日に明治天皇は大本営を広島に進めて親しく聖戦をお進めになられたのです。
わが軍の兵器は歩兵、工兵部隊は全部単発の村田銃を持って行きました。二十七年村田連発銃は制定されていましたが、全軍に支給されるまでにはならず、ただ近衛と第四師団だけがそれを使いました。野砲や山砲はいずれも青銅砲で、臼砲は九糎(センチ)半口径でみな旧式ばかりだったのです。
清国が最新式のモーゼル小銃や、クルップ式山砲、機関砲などのようなすぐれた兵器を使っていたのにくらべると、兵力や兵器の点だけみたのでは、決して勝つことができないだろうと考えるのも無理はありません。
(小原正忠 著『われ等の日本陸軍』日本兵書出版 昭和17年刊 p.44~45)
しかしながら日本軍は日清戦争に勝利して世界を驚かすのだが、支那事変などでもやはり支那軍は弱かった。その事情について支那通軍人・佐々木到一の『支那陸軍改造論』(GHQ焚書)にはこのように述べている。
支那の軍隊はいわゆる必任義務制度に非ずして傭兵制度である。傭兵制度も北米合衆国のように給料が高ければ、必ずしも素質劣等を憂うるに及ばないかもしれぬ。さらにまた愛国心が旺盛であれば良質の兵を得ることもできる。英米が志願兵制度を以て国防を充足しているのを見ても、少なくもこれが不可能でないことがわかる。しかるに支那の兵は社会の落後者を集めたものである。一般社会において飯にありつく見込みのなくなった者が隊伍に入るのである。しかもこの兵卒稼ぎは一般人の最賎業視する職業である。万策尽きてこの賎業に入るのが常態であるから、支那兵の素質が劣等なのは当然である。
かかる人間の掃きだめが軍隊ではあるが、実はこれも社会上必須の一機関である。すなわち支那の軍隊は貧窮者を収容して徒食させる一種の社会政策実施機関というべきもので、これあるがために盗賊と乞食の数が世上から多少なりとも減少しているであろうという想像は、決して甚だしく事実と懸隔してはおらぬ。
かくのごとき酷評を支那軍隊に向かって下すことは、隣邦人士の憤激を買うかも知れないが、事実の前には誰人と雖も抗議することができない。彼ら兵卒の大部は向上心なく青雲の志もない。その日その日の欲望が達せらるるならば、彼らは奴隷であっても構わないののである。もちろん彼らは拘束を嫌う。従って彼らの日常生活にはほとんど拘束を加えない、いかにもだらしのない生活が与えられている。しかしながら軍閥が彼らを徒食させる所以は、自分の私欲を遂行せんとするにあたり、彼らの肉体いな生命までも必要とするがゆえである。平常如何に無拘束なる放縦生活をなしていても、一朝事に望んでは彼らの声明は投機事業たる戦争の前に提供せられねばならぬ。従って彼らは主観的には意気地のない口腹の欲の奴隷であり、客観的には軍閥の餌食となる奴隷である。拘束を加えらるること少なき奴隷に過ぎない。…中略…
一体、支那の大官が家来を連れて歩く時は、その家来どもの賄いを全部支弁してやることになっている。それは本来の家来のみならず、臨時雇いの護衛兵のたぐいでも同様である。これが習慣であるから、我らが馬車をやとい、駕籠を雇って旅行するときでも、少し甘い顔を見せて増長させるときは、最初に約束した賃金があり、そのほかに酒銭もあとで貰えるに決まっているにもかかわらず、中食などの時にはきっと勝手放題に食って、その勘定を客のところに突き付けてくる。一喝を食わせてもなかなか往生しない。また後でやる酒銭の如きも必ずあとねだりをして一度では決して満足しない。一銭でも五銭でも追加を得ねば承知をしない。かような場合払ってやるのが大人かもしれない。しかし、我らは彼らを家来として、大人面をして旅行する者ではなく、単なる行路者である。かような無用のことに煩わされ、かつまた彼らから約定を無視して甘く見られることに対しては、徹頭徹尾妥協しようとは思わぬ。
かくのごとき雲助どもが支那の兵隊である。彼らは…銭が手に入ったときはどうするか。彼らは貯蓄心もなければ将来の計もない。直に賭・食・煙・色に散ずるのである。
掠奪をやった後の軍隊を見よ。兵のある者は節くれ立った両手の指に幾個となく金指輪をはめ、上衣のボタンには時として金鎖を数本もぶら下げている。さらにまた彼らには不似合いの衣類を数枚も重ね着をし、時としては女の衣装をさえ羽織っている。この態たらくを以て、白昼の都市を闊歩することができるとすれば、彼らの良心なるものが如何なる状態にあるかは敢えて説明を要しないであろう。しかり彼らは掠奪を権利であると心得、彼らの行為に対し、彼ら自身は責任を負うの必要がないと信じているのである。
(佐々木到一 著『支那陸軍改造論』 行地社出版部 昭和2年刊 p.2~7)
佐々木到一のこの本は昭和二年に発刊されたものだが、その後も支那兵は同様の状態であったことは、日本に留学していた陳登元が昭和十二年に一時帰郷した際に徴兵され、支那事変の体験記を綴った『敗走千里』(GHQ焚書)を読めばわかる。この本はハート出版から復刻版が出ている。
戦後は軍隊に関する本が出版されることは少なく、わが国や他国の軍隊の実態を知る機会がほとんどなかったと思うのだが、戦前・戦中には多数が出版されており、その多くがGHQによって焚書処分されている。
今回はGHQ焚書リストのなかから陸軍に関係がある本として、本のタイトルに「陸軍」「戦車」「砲兵」「騎兵」「工兵」「化学」「衛生」「兵站」を含む書籍を集めてみたが、全部で188点あり、そのうち72点は「国立国会図書館デジタルコレクション」でネット公開されているので、ネット環境があればだれでも無料で読むことができる。
GHQが焚書にした本の中には文章が殆んどないような写真帖のような書籍もあれば、ドイツ陸軍、ロシア陸軍に関する書籍もあり、児童用図書もあれば漫画もある。なぜこのような本が処分されたのかと疑問に思う本が少なくない。
戦後の教育やマスコミなどの解説では、軍部が暴走して政府の命令を無視したとか、軍部が政権を握って日本を太平洋戦争に突入させたなどと、解説されることが多いのだが、それではなぜ当時の青少年が軍隊に志願したかが見えて来ない。当時の世界情勢や経済情勢、わが国の政治・社会の情勢がどのようなものであり、軍隊はどのような組織でどのような教育がなされていたかを知ることが必要だと思うのだが、戦後の書籍ではこのようなことがよく分からない。たまには戦前・戦中の書籍に触れて、戦後に広められてきた歴史叙述と比べてみることも必要だと思う。
タイトル | 著者・編者 | 出版社 | 国立国会図書館デジタルコレクションURL | 出版年 |
衛生部隊前進 | 斎藤駿 | 大東出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460480 | 昭和15 |
化学戦と国際法 | 山下康雄 | 東都書籍 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1459307 | 昭和18 |
化学戦兵器 | 西沢勇志智 | 三省堂 | ||
科学の精兵少年砲兵 | 平櫛 孝 | 文憲堂 | ||
化学兵器写真帖 1934年版 | 陸軍科学研究所 | 審美書院 | ||
輝く陸軍将校生徒 | 陸軍将校生徒試験 常置委員 編 | 講談社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720060 | 昭和13 |
騎兵挺身隊 | 森田藤五郎 | 博文館 | ||
軍神西住戦車長 | 永松浅造 | 東海出版社 | ||
軍隊教育漫画 輝く無敵陸軍 | 軍事普及会 | 軍事普及会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460481 | 昭和13 |
工兵講義 | 滝沢正勝 編 | 日本国防協会 出版部 | ||
工兵須知 改訂版 | 武揚社書店 [編] | 武揚社書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1457720 | 昭和11 |
工兵操典綱領総則 及第一部問答研究 | 国防同志会 兵学研究部 | 軍事会社 | ||
工兵隊進撃 | 和泉 恭 | 晴南社創立事務所 | ||
工兵の父 | 神戸雄一 | 新興亜社 | ||
工兵の本質 | 石割平造 | 霞ヶ関書房 | ||
国防画報 陸軍篇 | 神田豊穂 | 春秋社 | ||
国民必読: 極東平和と日本陸軍 | 恢弘会 | 兵林館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1445829 | 昭和6 |
最新図解陸軍模範兵教典 | 飯塚喜代松 | 帝国書房 | ||
最新図解陸軍模範兵教典 | 帝国軍人教育会 編 | 帝国軍人教育会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462364 | 昭和14 |
最新陸軍予科士官学校 入学受験案内 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
最新陸軍現役兵 志願立身案内 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
最新陸軍経理学校予科 入学受験案内 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
最新陸軍幼年学校 入学受験案内 | 箕輪香村 | 文憲堂書店 | ||
自動車と戦車の操縦 | 宮本晃男 編 | 育生社弘道閣 | ||
支那事変下に 再び陸軍記念日を迎へて | 陸軍省情報部 編 | 陸軍省情報部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462436 | 昭和14 |
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第1巻 | 忠勇顕彰会 編 | 忠勇顕彰会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148536 | 昭和13 |
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第4巻 | 忠勇顕彰会 編 | 忠勇顕彰会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148654 | 昭和14 |
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第5巻 | 忠勇顕彰会 編 | 忠勇顕彰会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148686 | 昭和14 |
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第6巻 | 軍人援護会 編 | 軍陣援護会 | ||
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第7巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第8巻 | 軍人援護会 編 | 軍陣援護会 | ||
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第9巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第10巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第11巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第13巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第16巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第17巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第18巻 | 忠勇顕彰会 編 | 忠勇顕彰会 | ||
支那事変忠勇列伝.
陸軍之部 第20巻 | 軍人援護会 編 | 軍陣援護会 | ||
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第22巻 | 忠勇顕彰会 編 | 忠勇顕彰会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第25巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第26巻 | 軍人援護会 編 | 軍人援護会 | ||
支那陸軍改造論 | 佐々木到一 | 行地社出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453610 | 昭和2 |
重砲兵要塞 重砲兵講義 | 滝沢正勝編 | 日本国防協会 | ||
状況ニ基ク砲兵測地ノ研究 | 陸軍野戦砲兵学校 将校集会所 編 | 軍事学指針社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465204 | 昭和7 |
少国民の陸軍 | 丹羽福蔵 | 東雲堂 | ||
常勝陸軍 | 桜井忠温 | 新日本社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443092 | 昭和9 |
少年戦車通信兵受験準備全書 | 帝国軍教協会編 | 三友堂書店 | ||
少年戦車兵物語 | 佐藤武 | 東亜書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1717035 | 昭和17 |
少年戦車兵 : 若き鉄獅子 | 佐藤隆秀 | 文憲堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720085 | 昭和17 |
少年戦車兵志願読本 | 佐藤隆秀 | 日本兵書出版 | ||
少年戦車兵学校の生活 | 大隈俊雄 | 越後屋書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720079 | 昭和19 |
少年戦車兵となるには | 竹内卓樹 | 泰光堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720088 | 昭和18 |
少年戦車兵 | 藤田実彦 | 目黒書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2627831 | 昭和17 |
少年戦車兵魂 | 本間楽寛 | 錦城出版社 | ||
少年砲兵 | 平櫛 孝 | 文憲堂書店 | ||
昭和十年陸軍大演習記念写真帖 | 亀田 正 編 | 正侠社 | ||
昭和十年陸軍特別大演習 並地方行幸都城市記録 | 都城市役所 | 都城市役所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462603 | 昭和12 |
昭和10年陸軍特別大演習 並地方行幸記念写真帖 | 宮崎県 | 宮崎県 | ||
昭和十一年陸軍特別大演習 並地方行幸記念写真帖 | 北海道庁 編 | 昭和十一年陸軍特別 大演習並地方行幸 記念写真帖頒布所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441087 | 昭和13 |
昭和9年11月陸軍特別大演習 並地方行幸群馬県記録 | 群馬県 | 群馬県 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462592 | 昭和11 |
昭和九年陸軍特別大演習 並地方行幸 | 埼玉県 編 | 埼玉県 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462579 | 昭和11 |
昭和の軍神 西住戦車長 | 久米元一 | 金の星社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1718962 | 昭和14 |
昭和十一年十月陸軍特別大演習 並に御親閲拝受記念写真帖 | 川崎文雄 編 | 東億日報社 | ||
新陸軍読本 | 武田謙二 | 高山書院 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452261 | 昭和15 |
進め陸軍少年兵 | 佐野康, 藤本弘道 | 開発社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720082 | 昭和19 |
赤軍から見たノモンハン戦闘 赤軍戦車旅団全滅 | 富田邦彦 | 新興亜社 | ||
戦後の施策と陸軍の動向 軍部の回答書 | 大岩和嘉雄 | 高山書院 | ||
戦車 | 安積幸二 | 宋栄堂 | ||
戦車 | 猪間駿三 | 山海堂出版部 | ||
戦車戦 | 陸軍技術本部 訳 | 兵用図書 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443372 | 昭和10 |
戦車戦記 | 藤田実彦 | 東京日日新聞社 | ||
戦車と戦車戦 | 由良哲次 | 大東出版社 | ||
戦車に見る独ソ戦線 | 川瀬英雄 訳 | 岡倉書房 | ||
戦車の華 軍神西住大尉 | 赤木春之 | 天松堂書店 | ||
戦車兵講義 | 瀧澤正勝 編 | 日本国防協会 | ||
戦車兵読本 | 浅井寿平 | 日本兵書出版 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460346 | 昭和17 |
戦闘綱要砲兵操典. 前篇 | か・お・生 | 成武堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1447792 | 昭和4 |
戦闘綱要砲兵操典. 後篇 | か・お・生 | 成武堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1447810 | 昭和5 |
「ソ軍」野戦砲兵射撃法並研究 | 陸軍野戦 砲兵学校 編 | 陸軍野戦砲兵学校 将校集会所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465014 | 昭和11 |
空の王者 陸軍少年航空兵物語 | 武富邦茂 | 実業の日本社 | ||
第三十二回陸軍記念日に当り 日露戦役を偲ぶ | 陸軍省新聞班 編 | 陸軍省新聞班 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1221279 | 昭和12 |
大東亜戦争陸軍報道班員手記 ビルマ戦 | 文化奉公会 編 | 大日本雄弁会講談社 | ||
大東亜戦争陸軍報道班員手記 バターン、コレヒドール攻略戦 | 文化奉公会 編 | 大日本雄弁会講談社 | ||
大東亜戦争陸軍報道班員手記 | 文化奉公会 編 | 大日本雄弁会講談社 | ||
大日本陸軍写真大観 | 明治天皇御写真帖 刊行会 編纂 | 明治天皇御写真帖 刊行会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1458480 | 昭和9 |
戦ふ大本営陸軍報道部 | 藤本弘道 | 晴南社 | ||
次の極東戦争 :
帝国陸軍は何処へ行く | 西野雄治 | 朝風社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443521 | 昭和5 |
帝国及列国の陸軍.
昭和8年版 | 陸軍省 | 陸軍省 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1448030 | 昭和8 |
帝国及列国の陸軍 昭和8年版 | 陸軍省 編纂 | 偕行社編纂部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1456918 | 昭和8 |
帝国及列国の陸軍 昭和9年版 | 陸軍省 編纂 | 偕行社編纂部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454369 | 昭和9 |
帝国及列国の陸軍.
昭和11年版 | 陸軍省 | 陸軍省 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454372 | 昭和11 |
帝国及列国の陸軍.
昭和12年版 | 陸軍省 | 陸軍省 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454375 | 昭和12 |
帝国及列国の陸軍 昭和14年度版 | 陸軍省 | 陸軍省 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454380 | 昭和14 |
帝国及列国の陸軍 昭和15年度版 | 陸軍省 | 陸軍省 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1454381 | 昭和15 |
天空翔破 :
京陸軍航空学校志望者の為に | 百瀬一 | 東京陸軍航空学校 将校集会所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1463168 | 昭和14 |
独逸陸軍史 | 木暮浪夫 訳 | 晴南社 | ||
ドイツ陸軍読本 | フォン・ツエスカ 編著 | 高山書院 | ||
東京陸軍航空学校 入学試験問題解答集 | 相良繁一 編 | 高松書房 | ||
毒瓦斯化学 | 林 茂助 | 共立出版 | ||
西住戦車長、南郷少佐、 戦場秘話 | 永松浅造 長倉栄 赤堀又次郎 | 潮文閣 | ||
日露戦争思い出の記 ミスチェンコ騎兵大集団営ロ逆襲実話 | 黒沢礼吉 編 | 不明 | ||
日本戦車の魂 | 竹田靖治 | 教養社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720087 | 昭和19 |
日本の陸軍 | 中村新太郎 | アルス | ||
日本の陸軍 | 中村新太郎 | 北原出版 | 昭和19 | |
日本の陸軍 | 不明 | 講談社 | ||
入団準備昭和兵事講義録 陸軍専修第1号 | 菊池郁二郎編 | 昭和兵事研究会 | ||
入団準備昭和兵事講義録 陸軍専修第3号 | 菊池郁二郎編 | 昭和兵事研究会 | ||
入団準備昭和兵事講義録 陸軍専修第5号 | 菊池郁二郎編 | 昭和兵事研究会 | ||
入団準備昭和兵事講義録 陸軍専修第6号 | 菊池郁二郎編 | 昭和兵事研究会 | ||
ノモンハン戦車殲滅戦記 | 草場 栄 | 鱒書房 | ||
非常時国民全集 陸軍篇 | 木田 開 編 | 中央公論社 | ||
非常時に踊る陸軍人品評会 | 島崎英世 | 国防協会出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452416 | 昭和8 |
非常時 陸軍を担う人々 | 本城広信 | 普及社小冊子書林 | ||
必殺戦車戦 | 和泉 恭 | 晴南社創立事務所 | ||
兵站線 | 宇多武次 | 大日本出版 | ||
兵站戦記 | 朝原吾郎 | 東亜書房 | ||
兵站に戦う | 北出純雄 | 国民社 | ||
防空化学 | 奥田久司 | 河合商店 | ||
砲兵操典 | 陸軍省 | 武揚堂 | ||
砲兵部隊、新支那の光、 鉄蹄夜話* | 後堂壮志郎 木村秋生 田上治三郎 | 潮文閣 | ||
放列バタアン砲兵戦記 | 中山富久 | 育英書店 | ||
満州事変衛生勤務記念写真帖 | 青木袈裟美 編 | 陸軍省医務局内 陸軍軍医団 | ||
無敵陸軍魂 | 日比谷与志雄 | 大新社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460176 | 昭和17 |
野戦砲兵講義 | 瀧沢正勝 編 | 日本国防協会 | ||
野砲兵分隊戦闘教練問題 並指導計画の範例 | 加藤守敏 | 軍事界社 | ||
山縣有朋 陸軍省沿革史 | 松下芳雄 編 | 日本評論社 | ||
陸軍 | 火野葦平 | 朝日新聞社 | ||
陸軍海軍少年電信兵 志願受験立身法 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
陸軍解剖 | 島崎英世 | 月旦社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1449947 | 昭和8 |
陸軍幹部候補生受験必携 | 佐々木一雄 | 陸軍壮丁教育会 | ||
陸軍教導学校試験問題集 | 軍事界社編輯部 編 | 軍事界社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1444130 | 昭和11 |
陸軍軍縮と米露の東亜経綸 | 佐藤慶治郎 | 日本書院出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1444310 | 昭和6 |
陸軍軍備の充実と其の精神 | 陸軍省新聞班 編 | 陸軍省新聞班 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1455962 | 昭和11 |
陸軍軍法会議法講義 | 日高巳雄 | 良栄堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1236978 | 昭和9 |
陸軍軍法会議法講義 続 | 日高己雄 編 | 良栄堂 | ||
陸軍軍用機 | 東栄治 | 育生社弘道閣 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720052 | 昭和18 |
陸軍現役下士官幹部候補生 志願案内 | 森下富蔵 編 | 皇軍発行所 | ||
陸軍現役志願兵 一兵士より下士将校への立身案内 | 東京青年立志会 編輯部 編 | 東京青年立志会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1455502 | 昭和13 |
陸軍工員魂 汗と血の記録 | 小池藤五郎 | 山海堂出版部 | ||
陸軍工科学校 入学試験問題解答集 | 帝国陸軍受験社編 | 帝国陸軍受験社 | ||
陸軍工科学校入学手引 | 瀧沢正勝 | 日本国防協会 | ||
陸軍志願兵合格案内 | 竹内卓樹 | 泰光堂 | ||
陸軍史談 | 金子空軒 | 映画画報社 | ||
陸軍実務必携 | 大島義昌 編 | 大成社 | ||
陸軍写真帖 | 陸軍省つはもの 編輯部 編 | 軍人会館出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452918 | 昭和10 |
陸軍入営準備将校志願講義録 第二号 | 陸軍壮丁教育会編 | 陸軍壮丁教育会 | ||
陸軍受験合格準備全集 | 二方 久 | 受験通信学部 | ||
陸軍将校志願入営準備講義録 第三号 | 森本富蔵 編 | 陸軍壮丁教育会 | ||
陸軍少年飛行兵 | 朝日新聞社 | 朝日新聞社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460210 | 昭和19 |
陸軍少年通信兵 | 並木行夫 | 研進社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1035756 | 昭和18 |
陸軍少年技術兵 | 陸軍兵器学校 編 | 日本報道社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1168577 | 昭和19 |
陸軍少年戦車兵養成 陸軍戦車学校入学受験案内 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
陸軍少年通信兵受験読本 | 田戸 忍 編 | 清水書房 | ||
陸軍少年飛行兵受験読本 | 藤村 燎 | 陸海軍の友社 | ||
陸軍少年砲兵受験読本 | 三浦忠正 編 | 清水書房 | ||
陸軍全兵器写真集 | 小林 勇 編 | 鉄塔書院 編 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452952 | 昭和6 |
陸軍大写真帖 | 国防智識普及会 編 | 省文社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452956 | 昭和8 |
陸軍大写真帖 | 国防智識普及会 編 | 省文社 | 昭和4 | |
陸軍魂 | 和田豊治 | 東火社 | ||
陸軍特別大演習 並足利市御臨幸記念写真帖 | 岡部新二郎 編 | 足利日報社 | ||
陸軍特別大演習 並地方行幸記念写真帖 | 群馬県 編 | 群馬県 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465529 | 昭和10 |
陸軍特別大演習 並地方行幸前橋市記録 | 前橋市 編 | 前橋市 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462597 | 昭和11 |
陸軍特別大演習行幸御写真帖 | 大阪府嘱託 謹写員 編 | 大阪府嘱託 謹写班事務所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1449406 | 昭和7 |
陸軍特別大演習記念写真帖 | 福井県 [編] | 福井県 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452958 | 昭和9 |
陸軍特別志願兵 | 森下三男 | 立川文明堂 | ||
陸軍読本 | 平田晋策 | 日本評論社 | ||
陸軍読本 | 大久保弘一 | 日本評論社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1463548 | 昭和13 |
陸軍の巨頭を語る
: 粛軍に立つ人々 | 菅原節雄 | 今日の問題社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1445682 | 昭和11 |
陸軍の戦時体制 | 不明 | 交通研究書 | ||
陸軍兵器学校 入学試験問題解答集 | 角力重男 編 | 高松書房 | ||
陸軍兵器学校入学受験読本 | 倉田義夫 編 | 清水書房 | ||
陸軍への道 | 陸軍報道部監修 | 旺文社 | ||
陸軍野戦砲兵学校 砲兵戦術講授録 | 陸軍野戦砲兵学校 将校集会所 編 | 陸軍野戦砲兵学校 将校集会所 | ||
陸軍野戦砲兵学校 教官現地戦術演習記事 | 陸軍野戦砲兵学校 将校集会所 編 | 軍事学指針社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452929 | 昭和5 |
陸軍幼年学校の生活 | 今村文英 | 越後屋書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720057 | 昭和18 |
陸軍幼年学校の生活 | 今村文英 | 青年図書出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1450625 | 昭和19 |
陸軍幼年学校入学試験 問題模範解答全集 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
陸軍予科士官学校 | 日比野士朗 | 増進堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460212 | 昭和19 |
陸軍予科士官学校 陸軍幼年学校受験入校の手引 | 陸軍将校生徒試験 常置委員 編 | 大日本雄弁会講談社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1437791 | 昭和12 |
陸軍予科士官学校陸軍経理学校 入学試験必勝合格準備指針 | 箕輪香村 編 | 文憲堂書店 | ||
陸軍落下傘部隊 | 野中俊雄 | 童話春秋社 | ||
列強陸軍現勢 | 原口健二 編 | 陸軍画報社 | ||
露国陸軍の研究 | 澤辺哲彦 編 | 偕行社 | ||
若き鉄獅子 少年戦車兵 : | 佐藤隆秀 | 文憲堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720085 | 昭和17 |
我等の少年戦車兵 | 水島周平 | 田中誠光堂 | ||
われ等の日本陸軍 | 小原正忠 | 日本兵書出版 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720078 | 昭和17 |
我らの陸軍 | 少年国防会 編 | 木村書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720094 | 昭和7 |
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ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
無名の著者ゆえ一般の書店で店頭にはあまり置かれていませんが、お取り寄せは上記店舗だけでなく、全国どこの書店でも可能です。もちろんネットでも購入ができます。
令和二年三月末より電子書籍もKindle、楽天Koboより販売を開始しました。
内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。
コメント
食い詰め者である雑兵が、戦後の略奪も目当てで戦に参加するというのは、戦国時代のようです。
岩波新書で「日露陸戦新史」という本の存在を知りました。”日露戦争時に参謀本部部員であった沼田多稼蔵が、その壮烈な戦闘経過と戦略の推移を綴った書物”ということです。昭和十五年刊行の岩波新書に復刻されたもので、原著は大正十三年の出版だったとのこと。思い掛けないところで、戦前に書かれた本を見ることができるので驚きました。
国会図書館のデジタルコレクションにもありました。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/942003
それにしても、圧倒的な兵力の差がありながら、それも長期戦に耐えた戦前日本というのは、歴史上でも希有な存在なのだと感じました。
ラングドック・ラングドシャさん、コメントいただきありがとうございます。
沼田多稼蔵の『日露陸戦新史』はGHQが焚書にした本のひとつですね。大正13年刊なのでGHQが没収作業をはじめた頃にはほとんど市中に出回っていなかったと思うのですが、そんな本まで焚書にしたということは、よほどロシアにとって都合の悪いことが書かれているのでしょうね。読む価値がありそうなのでメモしておきます。
支那兵は戦意に乏しくすぐに脱走するので、退路には督戦隊が銃を構えて逃げる味方に銃を向ける部隊がいました。日本人は戦意が強く、軍隊同士の戦いでは強さを発揮しますが、情報戦・宣伝戦には弱かったですね。その弱点は今はもっとひどくなっているのかもしれません。