2024年 新年のご挨拶

ご連絡など

 新年 あけましておめでとうございます。

 旧年中は拙い私のブログにお付き合いいただき、まことにありがとうございました。

楊谷寺 龍の花手水

 何度も訪問して頂いた方や、私の記事にリンクして頂いた方、ランキングの応援をして頂いた方、コメント欄やメールなどで貴重な情報や感想のメッセージを送っていただいた方、また拙著を買っていただいた方、皆さん本当に有難うございました。とても嬉しかったです。

満願寺 仁王門

 一昨年の二月以来悪性リンパ腫が悪化し、何度も入退院を繰り返して様々な治療方法を試みましたが、結局完治せず、昨年七月に腸閉塞の後下血したあと緊急入院となり、小腸に残っていた病変部を一メートル近く切除する手術をして八月に退院しました。その後二度PET検査を行いましたが、最近の検査でも消化器官などの悪性リンパ腫が消えているとの診断を得ることが出来ました。血液検査ではいくつかの項目で正常でない値が出ていますが、徐々に改善している傾向にあり、日常生活上は問題がないと診断を受けたことはうれしいことです。
 病院で処方されている薬の効果もあるのでしょうが、闘病生活が始まって以降食生活を大幅に見直して、甘いものや油っこいもの、刺激物を極力控えるほか、小麦をなるべく摂取しないようにしています。
 また長い入院生活のせいですっかり足腰が弱り、十㌔以上痩せてしまいました。筋力回復のため、退院後はほぼ毎日近所を二時間近く歩いています。
 悪性リンパ腫は再発する可能性があるため、検査のために月一~二回程度の通院がこれからも続くことになりますが、今の食生活や毎日の散歩を続けて、この一年を入院することなく過ごし、近場でも良いので何度か歴史探索旅行を楽しみ、旧友との交流も再開していく所存です。

岩滝寺 本堂の彫刻 中井権次一統
岩瀧寺 中井権次正貞による龍の彫刻

 ブログについては、GHQが焚書処分した書物に何が書かれているか、これからも少しずつ紹介させていただく所存です。また友人から、「国立国会図書館デジタルコレクション」の膨大な蔵書からどうやって本を探すのかなどといった質問を受けていますので、その点についても今月中に記事にする予定です。

岩滝寺 四国八十八ヶ所
岩瀧寺 四国八十八仏

 まだまだ勉強不足ではありますが、読者の皆様の応援で元気を頂きながら、日本の歴史や文化について、あるいは日本と関わりのある世界の歴史について私が興味を覚えたことや、疑問に感じたことを調べたり、旅行したり考えたことなどをこれからもこのブログに書き記していきます。三年前に読者の皆様に宣言した新著を書く約束が果たせないままになっているのが気になっていますが、今年も病院通いやリハビリを優先せざるを得ず、何時間も自室で集中しなければできない作業はしばらくは控えようと考えています。当面は記事を書くペースも三日に一本(月間十~十一本)から、四日に一本(月間七~八本)程度に変更させていただく予定ですのでご理解ください。

 今年もがんばりますので、引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

スポンサーリンク

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。よろしければ、この応援ボタンをクリックしていただくと、ランキングに反映されて大変励みになります。お手数をかけて申し訳ありません。
   ↓ ↓

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

【ブログ内検索】
大手の検索サイトでは、このブログの記事の多くは検索順位が上がらないようにされているようです。過去記事を探す場合は、この検索ボックスにキーワードを入れて検索ください。

 前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しました。長い間在庫を切らして皆様にご迷惑をおかけしましたが、このたび増刷が完了しました。

全国どこの書店でもお取り寄せが可能ですし、ネットでも購入ができます(\1,650)。
電子書籍はKindle、楽天Koboより購入が可能です(\1,155)。
またKindle Unlimited会員の方は、読み放題(無料)で読むことができます。

内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。

コメント

  1. 井頭山人 より:

    明けましておめでとうございます。
    今年は一体どんな年に成るか?恐らく平穏ではないでしょう。
    正月早々石川県では人工地震と思える揺れで人災が発生し
    羽田ではやらせに近い衝突事故を演出し国民の眼を欺いています。
    今後、日本各地で地震が起される可能性は大です。人工地震と気象兵器は
    食糧危機を演出する道具でしょう。それはもう馴染みの物です。
    日本は独立国では無いので、横田基地のDSにやられるままです。
    政府機関や政治はすでに乗っ取られていますから、
    分かって居る者は政治に期待などしないでしょう。
    更なる注射で人口は半減するのを狙っています。
    しばやん様、まさか注射して居ませんよね。
    リンパ腫というので不安がよぎりました。
    小生も昨年七月に酷い帯状疱疹に罹り、
    その影響で九月に鼠経ヘルニアで切りました。
    今でも下腹部には違和感と痛みと痺れがあります。
    とにかく今年は健康回復に努めてください。
    早く元気になられてご著書を出される事をお祈りします。

    • しばやん より:

      あけましておめでとうございます。
      悪性リンパ腫は6年ほど前からの病気なので、今回の注射とは無関係です。
      私はネットでワクチンを実施した各国の事例や、モンタニエ博士などの発言からワクチンは打たないことに決めましたが、結局長い入院生活時に何度も輸血をし、病院側で強く勧められたエバーシェルドを打ちましたので、私の体はワクチンを接種したのとよく似た状態にあるのかもしれません。
      正月早々大災害や事故が続いていますが、何が原因かはよくわかりません。地震については、P波がなかったとか、12/31午後2:10に能登町宇出津山分にある北陸電力の変電所で3回爆発音が出たというニュースが削除されたり、おかしなことが起こっていますね。人工地震なのかもしれませんが、犯人まで断定するためには根拠が乏しすぎます。羽田の事故は海保機のボイスレコーダーの解析がなされれば、原因がはっきりとするでしょう。

  2. David Rosasco より:

    しばやん様

    私はアメリカ人で、埼玉大学で歴史の修士課程を学んでいます。あなたのウェブサイトを見つけましたが、とても素晴らしいです。本当に歴史について詳しいですね。以下のページについて質問があります。

    キリスト教禁止と教徒処分問題で諸外国から激しい抗議を受けた明治新政府
    五榜の掲示  前回の「歴史ノート」で、慶応元年(1865年)に長崎の浦上村で大量の隠れキリシタンがフランスの宣教師により発見され、慶応三年(1867年)になって宣教師による教導が行われていたことが発覚し、六月に六十余人の信徒が捕えられたこと...

    。 

    あなたは1868年に長崎県知事の沢宣嘉がキリスト教徒について以下のように述べたと書いています。
    「慶応四年(1868年)二月に長崎裁判所総督を命じられた澤宣嘉は大隈重信、井上馨らとともに長崎に着任し、五榜の掲示で新政府のキリスト教の禁止方針を確認すると、国法を犯していることを放置できないとし、浦上の信徒たちを捕えて改宗の説得を試みたのだが、彼らは頑としてそれに応じなかった。」

    その情報源とページを教えていただけますか?彼は、私の1867年から1868年の浦上キリシタン迫害に関する論文の一部です。私の電話番号は070-3864-0027です。ご協力ありがとうございます。

    • しばやん より:

      David Rosascoさん、古い記事を読んでいただきありがとうございます。日本史を研究しておられるのですね。頑張ってください。
      Davidさんが引用された部分は、澤宣嘉の発言ではなく、澤宣嘉が大隈重信、井上馨らとともに長崎に着任してからの動きを私がまとめた部分です。
      この経緯については、『近世日本基督教史』のp.672~673および、『大隈侯昔日譚』のp.220~222に詳しく書かれています。
      https://dl.ndl.go.jp/pid/963367/1/360
      https://dl.ndl.go.jp/pid/1908934/1/121

      • David Rosasco より:

        ご返事をありがとうございます。メールでの返事かと思いましたが、こちらでご返事をいただきました。それでも十分です。もう一つ質問があります。イギリスの総領事が1867年から1869年の間に何度も会ったと述べている柳河藩の池辺吾井?Ikebe Goi(いけべ ごい)という人物についてです。これはイギリスの文書に記載されていましたが、日本語では彼に関する情報が見つかりません。「吾井、伍井など」という名前が本名なのか仮名なのかもわかりません。池辺吉十郎(いけべ きちじゅうろう)という名前かもしれませんが、確信が持てません。池辺はキリスト教について非常に詳しいとイギリスの外交官は記録しています。この人物について何かご存知でしょうか?あなたは本当にこの分野の専門家です。ありがとうございます。

        • しばやん より:

          私は専門家ではありませんが、疑問を覚えた時にどうやったら調べられるかということについてはいくつかの引き出しを持っています。
          人物を調べる時は「国立国会図書館デジタルコレクション」の検索機能を用いればいいと思います。
          https://dl.ndl.go.jp/

          検索ボックスに、「柳川藩」「池辺」というワードで検索を掛けると1244件の資料がヒットします。関連性の高いものは上の方に出てきますので上の方から、関係のありそうなものを探していきます。
          『柳川藩資料集』という本のp.455に池辺城山と英国公使との会談が出ています。そこには「城山は池辺永益の号で通称は藤左衛門のちに節松と称した」と書かれています。
          「Goi」というのは「五位」で位階のことですね。
          https://dl.ndl.go.jp/pid/9574993/1/259

          「池辺城山」で検索すると7つの資料がヒットします。
          「池辺永増」で検索すると24件の資料がヒットします。
          「池辺藤左衛門」で検索すると246件の資料がヒットします。
          「池辺節松」で検索すると75件の資料がヒットします。
          「池辺五位」で検索すると90の資料がヒットします。
          その中から探したい資料が見つかればいいですね。

          「池辺吉十郎」は熊本藩出身で別人のようですね。

  3. David Rosasco より:

    ご指導と有益な情報を教えていただき、誠にありがとうございます。私の中では、情報を見つけることができるあなたは、自称専門家と同じくらいの専門家だと思います。私は、日本の重要な立場にあった人々がキリスト教やアメリカ人やイギリス人と初めて対峙した際に、本当に何を考えていたのかを知りたいです。これにより、人々が実際に何を考えていたのか、また彼らが個人としてどのような人であったのかを理解し、長い間亡くなった人々に人間味を与えることができます。これはアメリカやイギリスの話だけでなく、日本の物語でもあり、伝えられるべきものです。あなたのウェブサイトにあるアイデアやコンテンツは非常に有益なので、今後も投稿を続けてください。私は、この理解に何かを加える論文を書くために一生懸命取り組んでいます。

    • しばやん より:

      David Rosascoさん、コメントありがとうございます。お役に立ててとてもうれしいです。
      どんな人物であれ、国や藩の代表としての交渉にはいい加減なことは出来ず、はりつめた空気の中で大変なエネルギーが不可欠です。その交渉過程の中にはドラマになるようなやり取りが少なからずあったと思うのですが、多くの歴史研究者は交渉の結果だけを知ろうとしています。しかし、それではその交渉に関わった人々の苦労を理解することが出来ません。彼らが交渉を通じて何を考え、何に悩んだかを知ることは、将来外交などで難しい交渉を担当する可能性のある人が学ぶべきことだと思うのですが、今の政治家や官僚はそのような視線で学ぶことがあるのでしょうか。
      David Rosascoさんの研究論文の完成を楽しみにしています。

タグ

GHQ検閲・GHQ焚書227 対外関係史82 中国・支那79 地方史62 ロシア・ソ連60 反日・排日52 イギリス49 アメリカ48 神戸大学 新聞記事文庫44 神社仏閣庭園旧跡巡り41 共産主義40 情報戦・宣伝戦38 ユダヤ人36 日露戦争33 欧米の植民地統治32 満州32 軍事31 著者別31 神仏分離31 京都府30 外交30 政治史29 廃仏毀釈28 コミンテルン・第三インターナショナル27 朝鮮半島26 テロ・暗殺24 対外戦争22 キリスト教関係史21 支那事変20 西尾幹二動画20 菊池寛19 一揆・暴動・内乱17 豊臣秀吉17 ハリー・パークス16 満州事変15 ドイツ15 大東亜戦争15 ナチス14 紅葉13 海軍13 西郷隆盛12 東南アジア12 神仏習合12 陸軍11 ルイス・フロイス11 倭寇・八幡船11 アーネスト・サトウ11 国際連盟11 情報収集11 人種問題10 スパイ・防諜10 文化史10 分割統治・分断工作10 奴隷10 大阪府10 奈良県10 徳川慶喜10 不平士族10 兵庫県10 インド10 フィリピン10 戦争文化叢書10 ペリー9 和歌山県9 イエズス会9 神社合祀9 岩倉具視9 フランス9 寺社破壊9 伊藤痴遊9 伊藤博文8 欧米の侵略8 A級戦犯8 関東大震災8 木戸孝允8 韓国併合8 自然災害史8 ロシア革命8 オランダ8 小村寿太郎7 ジョン・ラッセル7 飢饉・食糧問題7 山中峯太郎7 修験7 大久保利通7 徳川斉昭7 ナチス叢書7 ジェイコブ・シフ6 中井権次一統6 兵庫開港6 奇兵隊6 永松浅造6 ロッシュ6 紀州攻め5 高須芳次郎5 児玉源太郎5 大隈重信5 滋賀県5 ウィッテ5 ジョン・ニール5 武藤貞一5 金子堅太郎5 長野朗5 日清戦争5 5 5 隠れキリシタン5 アヘン5 財政・経済5 山縣有朋5 東京奠都4 大火災4 日本人町4 津波4 福井県4 旧会津藩士4 関東軍4 東郷平八郎4 井上馨4 リットン報告書4 阿部正弘4 小西行長4 山県信教4 匪賊4 平田東助4 堀田正睦4 石川県4 第二次世界大戦4 南方熊楠4 高山右近4 乃木希典4 F.ルーズヴェルト4 三国干渉4 フランシスコ・ザビエル4 水戸藩4 日独伊三国同盟4 台湾4 孝明天皇4 スペイン4 井伊直弼4 西南戦争4 明石元二郎3 和宮降嫁3 火野葦平3 桜井忠温3 張作霖3 プチャーチン3 生麦事件3 徳川家臣団3 藤木久志3 督戦隊3 竹崎季長3 川路聖謨3 鹿児島県3 士族の没落3 勝海舟3 3 ファシズム3 日米和親条約3 平田篤胤3 王直3 明治六年政変3 ガスパル・コエリョ3 薩英戦争3 福永恭助3 フビライ3 山田長政3 シュペーラー極小期3 前原一誠3 菅原道真3 安政五カ国条約3 朱印船貿易3 北海道開拓3 島津貴久3 下関戦争3 イザベラ・バード3 タウンゼント・ハリス3 高橋是清3 レーニン3 薩摩藩3 柴五郎3 静岡県3 プレス・コード3 伴天連追放令3 松岡洋右3 廃藩置県3 義和団の乱3 文禄・慶長の役3 織田信長3 ラス・ビハリ・ボース2 大政奉還2 野依秀市2 大村益次郎2 福沢諭吉2 ハリマン2 坂本龍馬2 伊勢神宮2 富山県2 徴兵制2 足利義満2 熊本県2 高知県2 王政復古の大号令2 三重県2 版籍奉還2 仲小路彰2 南朝2 尾崎秀實2 文明開化2 大江卓2 山本権兵衛2 沖縄2 南京大虐殺?2 文永の役2 神道2 淡路島2 北条時宗2 徳島県2 懐良親王2 地政学2 土一揆2 2 大東亜2 弘安の役2 吉田松陰2 オールコック2 領土問題2 豊臣秀次2 板垣退助2 スターリン2 島根県2 下剋上2 武田信玄2 大川周明2 丹波佐吉2 島津久光2 日光東照宮2 鳥取県2 足利義政2 GHQ焚書テーマ別リスト2 国際秘密力研究叢書2 大友宗麟2 安政の大獄2 応仁の乱2 徳富蘇峰2 水野正次2 オレンジ計画2 オルガンティノ2 安藤信正2 水戸学2 越前護法大一揆2 江藤新平2 横井小楠1 広島県1 足利義持1 便衣兵1 シーボルト1 フェロノサ1 福岡県1 陸奥宗光1 穴太衆1 宮崎県1 重野安繹1 鎖国1 藤原鎌足1 加藤清正1 転向1 岐阜県1 宮武外骨1 科学・技術1 五箇条の御誓文1 愛知県1 伊藤若冲1 ハワイ1 武藤山治1 上杉謙信1 トルーマン1 一進会1 大倉喜八郎1 北条氏康1 尾崎行雄1 桜田門外の変1 徳川家光1 浜田弥兵衛1 石油1 徳川家康1 長崎県1 日野富子1 北条早雲1 蔣介石1 大村純忠1 徳川昭武1 今井信郎1 鉄砲伝来1 イタリア1 岩倉遣外使節団1 スポーツ1 廣澤眞臣1 あじさい1 グラバー1 徳川光圀1 香川県1 佐賀県1 士族授産1 山口県1 後藤象二郎1 神奈川県1 東京1 大内義隆1 財政・経済史1