再び緊急入院したことと、当面のブログ運営について

ご連絡など

7月20日の夜から翌日の朝にかけて数回にわたり下血をし、21日に緊急入院しました。

一昨年の2月に悪性リンパ腫が悪化し、その治療のために大阪市のO病院で入退院を繰り返してきました。昨年の11月に、最新の治療を受けるために兵庫県のH病院に移りましたが寛解に至らず、小腸に病変部を残したままの状態で以前からお世話になっていた大阪市のO病院に戻って経過観察をすることとなりました。7月18日の血液検査では特に異常はなかったのですが、その3日後に緊急入院することとなってしまいました。

22日の胃内視鏡検査で胃の出血がないことが確認され、24日には大腸内視鏡検査を行う予定がありますが、おそらく小腸に残されている悪性リンパ腫の組織崩壊が出血の原因なのでしょう。

入院後の輸血や点滴薬により今のところは消化器の出血状況は落ち着いてきているようですが、今後の出血状況次第では、出血している小腸の部位を切除し、正常な小腸をつなぐ手術をすることになるかもしれませんが、小腸の場合はどこで出血しているかを特定することは容易ではありません。

今後のブログ活動については、病院で長いまとまった文章を書くことは厳しいので、今年の正月に読者の皆さんに約束した、GHQ焚書の全リストと国立国会図書館デジタルコレクションのURLを優先して公開していく所存です。

GHQが焚書処分した本は様々な分野に及んでいますが、日本人の戦意高揚を図るような本は意外と少なく、戦勝国とその協力国、および戦争を仕掛けた国際金融資本等にとって都合の悪い真実や考え方が記された本の多くが処分されたと考えて良いと思います。彼らは、日本人が今後二度と彼らに立ち向かうことがないように、彼らにとって都合の良い歴史観を日本人に押し付け、その歴史観にとって都合の悪いことが記された本が戦後の日本人の目に触れないようにすることが必要だと考えたのでしょうが、この焚書処分のために戦後の日本人は、歴史、政治、経済、文化、外交、軍事など様々な分野における、戦前や戦中にはわが国で広く知られていた知見の多くについて、アクセスすることが困難な状況が続いていました。

しかしながら、昨年の5月から国立国会図書館の「個人向けデジタル化資料送信サービス」が開始となり、その利用者登録をすることで約9割のGHQ焚書が自宅のパソコンなどで簡単に読むことが出来るようになりました。また同年12月には「国立国会図書館デジタルコレクション」が全面的にリニューアルされ、全文検索機能が利用できるようになったことで、求めている情報がどの本のどのページに出ているかが即座にわかるようになりました。

以前にも書きましたが、GHQが焚書処分した本であってもなくても、戦前・戦中の本には、戦後の日本人に知らされてこなかった史実が満載で、このような史実が国民に広がっていけば、学生時代に学んできた歴史が、非常に偏った、おかしな内容であることに多くの人が気づくことになることは確実だと思います。それを阻んでいるのが教科書を検定している文科省と、新聞やNHKなどのメディアであり、彼らには戦後の長きにわたり「自虐史観」を国民に固定化させる役割を担わされ、反日国が声高に主張するような偏った歴史観を今も垂れ流し続けていると理解してよいでしょう。そのことは、実際にGHQ焚書のいくつかを読んでいただければ、多くの方に同意していただけるのではないかと考えています。

このブログは、私の体調が回復するまでの間、GHQ焚書の全リストと国立国会図書館デジタルコレクションのURLの公開を中心とさせていただくことにしますが、今後紹介させていただくリストの中に、もし読者の皆さんにとって面白そうな表題の本があれば、リンク先の焚書を少しずつ読んでいただければありがたいです。GHQは青少年に書かれた本や幼児の絵本までも焚書処分しており、だれでも読める本が少なからず存在します。

今の病状が寛解して日常生活に戻れるのがいつになるかはわかりませんが、元気になれば「歴史ノート」や「散策ノート」などの記事を再開する所存です。

スポンサーリンク

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。よろしければ、この応援ボタンをクリックしていただくと、ランキングに反映されて大変励みになります。お手数をかけて申し訳ありません。
   ↓ ↓

にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

【ブログ内検索】
大手の検索サイトでは、このブログの記事の多くは検索順位が上がらないようにされているようです。過去記事を探す場合は、この検索ボックスにキーワードを入れて検索ください。

 前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しました。長い間在庫を切らして皆様にご迷惑をおかけしましたが、このたび増刷が完了しました。

全国どこの書店でもお取り寄せが可能ですし、ネットでも購入ができます(\1,650)。
電子書籍はKindle、楽天Koboより購入が可能です(\1,155)。
またKindle Unlimited会員の方は、読み放題(無料)で読むことができます。

内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。

コメント

  1. ラングドック・ラングドシャ より:

    しばやん様

    最近、精力的に投稿をなさっておられたので、回復なさっているものと思っておりました。
    また出血がおありとのこと。ご無理はなさらないでくださいね。
    インドの歴史、映画戦と、「ああっ成る程。と思いました」
    やはりしばやん様の思考を経た、歴史ノートが本流だと思いますので、じっくり治療に専念なさってください。
    では、次回の歴史ノートを楽しみにしております。

    • しばやん より:

      ラングドックラングドシャさん、コメントをいただきありがとうございました。
      21日に小腸の病変部を約1mを切除する手術を行い、腹部の痛みに苦しむ日々が続きました。そのために返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
      昨日のごごあたりから、ベッドの上で起き上がることが、痛みをこらえながらもできるようになってきました。昨日の朝までは胃がパンパンに張って、重湯やジュースなどを飲むことも十分にできなかったのですが、その後ガスが出たり、便がでるようになって少し楽になって、ようやく今日の朝は術後初めて完食することが出来ました。
      私の病気は再発する可能性がありますが、退院後は食事療法や、水素吸入療法などで体質を変えることにチャレンジする所存です。
      しばらくは、ブログに書いた通り「GHQ焚書全リスト」の公開を優先して進めていきます。

  2. 柳瀬俊一 より:

    7月21日(金)に検査と治療のため入院なさったのですね。
    許可される範囲でブログの発信をなさるのですね。
    読者の一人として楽しみにしています。
    私の方は、高校の上京組の同窓会が3年ぶりに先週土曜日都内で開催され24人集まりました。写真部だった仲間が、サイトにアップします。4年前と比べると、老けました。

    • しばやん より:

      柳瀬さん、コメントありがとうございます。
      24日に小腸の病変部を切り取って正常部位をつなぐ手術をしました。痛くてとても起き上がることが出来ず、返事が遅れてしまって申し訳ありません。
      私の高校も古稀の同窓会が秋に行われる予定ですが、病状次第なので返事を保留しているところです。
      今後はおそらくアルコールは控えることになる可能性が高く、昔の仲間とはできれば少数の食事会程度に止めることになるかもしれません。

  3. トンビ より:

    申し訳ありません、久しぶりにブログ拝見させていただきました。
    まさかご病気だとは知らずにコメント入れました。 本は購入しありがたく読まさせていただいております。
    健康を取り戻すようお祈り申し上げます。‍♂️

    • しばやん より:

      トンビさんコメントいただきありがとうございます。また拙著を購入していただき愛読していただいていることに感謝いたします。
      古代史は不勉強で、記事を書くことはできませんが、いずれはチャレンジしたい分野です。
      手術は成功したので、今後次第に体力が戻っていくことを期待しています。ただ私の病気が、病変部を切除することで完治したわけではないので、これからは、ガン細胞が好む食事を避け、野菜をたっぷり取り込む食事に変え、水素吸入などで体質を変えていく所存です。
      なんとか長く活動できるように頑張ります。

  4. お大事になさってください。
    早くご回復されますように。

    • しばやん より:

      クッキングホイルさん、コメントいただきありがとうございます。
      手術後六日目となり、術後の痛みが大分弱まってきましたが、消化器官にガスがたまっていてお腹の張った状態が続いています。
      昨日までは重湯だけでしたが、今日からおかずも少量出るようになりうれしい限りです。
      まだ手術の痕が少し痛みますが、日に日に痛みが緩くなってきています。

  5. いさ より:

    著書拝見し購入しました。再度入院されるとの事、どうぞ更新の方はご無理ありませんよう十分に静養なさってください。その間にアーカイブやご紹介頂いたリスト先をしっかり読んで回復をお待ちしております。

    • しばやん より:

      いささん、コメントありがとうございます。拙著まで購入いただき読んでいただいたことに感謝いたします。
      手術は成功し、痛みも少しずつ引いてきました。数日前までは起き上がるのが厳しかったですが、今日あたりはだいぶ楽になりました。まだお腹を踏ん張ると痛いですが、そのうち便通もあることでしょう。
      今回の手術で完治できる保証はないのですが、今後は食生活を見直し、水素吸入療法を続けて体質を変えていく所存です。
      しばらくはGHQ焚書関連のリストを中心に掲載していき、掲載予約で数週間程度の記事をため込んでから、「歴史ノート」の記事作成に取り掛かれれば良いと考えています。

タグ

GHQ検閲・GHQ焚書223 対外関係史81 中国・支那67 地方史62 ロシア・ソ連59 反日・排日51 アメリカ47 イギリス47 神戸大学 新聞記事文庫44 共産主義39 情報戦・宣伝戦38 ユダヤ人36 神社仏閣庭園旧跡巡り36 日露戦争33 軍事31 欧米の植民地統治31 著者別31 神仏分離31 京都府30 外交30 政治史29 コミンテルン・第三インターナショナル27 廃仏毀釈27 朝鮮半島26 テロ・暗殺24 対外戦争22 キリスト教関係史21 支那事変20 西尾幹二動画20 菊池寛19 満州18 一揆・暴動・内乱17 豊臣秀吉17 ハリー・パークス16 大東亜戦争15 ドイツ14 紅葉13 海軍13 ナチス13 西郷隆盛12 東南アジア12 神仏習合12 陸軍11 ルイス・フロイス11 倭寇・八幡船11 アーネスト・サトウ11 情報収集11 満州事変10 人種問題10 スパイ・防諜10 分割統治・分断工作10 奴隷10 大阪府10 奈良県10 徳川慶喜10 不平士族10 インド10 フィリピン10 戦争文化叢書10 ペリー9 和歌山県9 イエズス会9 神社合祀9 国際連盟9 岩倉具視9 フランス9 寺社破壊9 伊藤痴遊9 欧米の侵略8 伊藤博文8 文化史8 A級戦犯8 関東大震災8 木戸孝允8 韓国併合8 兵庫県8 自然災害史8 ロシア革命8 オランダ8 小村寿太郎7 ジョン・ラッセル7 飢饉・食糧問題7 山中峯太郎7 修験7 大久保利通7 徳川斉昭7 ナチス叢書7 ジェイコブ・シフ6 中井権次一統6 兵庫開港6 奇兵隊6 永松浅造6 ロッシュ6 紀州攻め5 高須芳次郎5 児玉源太郎5 大隈重信5 滋賀県5 ウィッテ5 ジョン・ニール5 武藤貞一5 金子堅太郎5 長野朗5 日清戦争5 5 隠れキリシタン5 アヘン5 財政・経済5 山縣有朋5 東京奠都4 大火災4 日本人町4 津波4 福井県4 旧会津藩士4 関東軍4 東郷平八郎4 井上馨4 阿部正弘4 小西行長4 山県信教4 平田東助4 堀田正睦4 石川県4 第二次世界大戦4 南方熊楠4 高山右近4 乃木希典4 F.ルーズヴェルト4 4 三国干渉4 フランシスコ・ザビエル4 水戸藩4 日独伊三国同盟4 台湾4 孝明天皇4 スペイン4 井伊直弼4 西南戦争4 明石元二郎3 和宮降嫁3 火野葦平3 満洲3 桜井忠温3 張作霖3 プチャーチン3 生麦事件3 徳川家臣団3 藤木久志3 督戦隊3 竹崎季長3 川路聖謨3 鹿児島県3 士族の没落3 勝海舟3 3 ファシズム3 日米和親条約3 平田篤胤3 王直3 明治六年政変3 ガスパル・コエリョ3 薩英戦争3 福永恭助3 フビライ3 山田長政3 シュペーラー極小期3 前原一誠3 菅原道真3 安政五カ国条約3 朱印船貿易3 北海道開拓3 島津貴久3 下関戦争3 イザベラ・バード3 タウンゼント・ハリス3 高橋是清3 レーニン3 薩摩藩3 柴五郎3 静岡県3 プレス・コード3 伴天連追放令3 松岡洋右3 廃藩置県3 義和団の乱3 文禄・慶長の役3 織田信長3 ラス・ビハリ・ボース2 大政奉還2 野依秀市2 大村益次郎2 福沢諭吉2 ハリマン2 坂本龍馬2 伊勢神宮2 富山県2 徴兵制2 足利義満2 熊本県2 高知県2 王政復古の大号令2 三重県2 版籍奉還2 仲小路彰2 南朝2 尾崎秀實2 文明開化2 大江卓2 山本権兵衛2 沖縄2 南京大虐殺?2 文永の役2 神道2 淡路島2 北条時宗2 徳島県2 懐良親王2 地政学2 土一揆2 2 大東亜2 弘安の役2 吉田松陰2 オールコック2 領土問題2 豊臣秀次2 板垣退助2 島根県2 下剋上2 武田信玄2 丹波佐吉2 大川周明2 GHQ焚書テーマ別リスト2 島津久光2 日光東照宮2 鳥取県2 足利義政2 国際秘密力研究叢書2 大友宗麟2 安政の大獄2 応仁の乱2 徳富蘇峰2 水野正次2 オレンジ計画2 オルガンティノ2 安藤信正2 水戸学2 越前護法大一揆2 江藤新平2 便衣兵1 広島県1 足利義持1 シーボルト1 フェロノサ1 福岡県1 陸奥宗光1 穴太衆1 宮崎県1 重野安繹1 鎖国1 藤原鎌足1 加藤清正1 転向1 岐阜県1 宮武外骨1 科学・技術1 五箇条の御誓文1 愛知県1 トルーマン1 伊藤若冲1 ハワイ1 武藤山治1 上杉謙信1 一進会1 大倉喜八郎1 北条氏康1 尾崎行雄1 石油1 スターリン1 桜田門外の変1 徳川家光1 浜田弥兵衛1 徳川家康1 長崎県1 日野富子1 北条早雲1 蔣介石1 大村純忠1 徳川昭武1 今井信郎1 廣澤眞臣1 鉄砲伝来1 イタリア1 岩倉遣外使節団1 スポーツ1 山口県1 あじさい1 グラバー1 徳川光圀1 香川県1 佐賀県1 士族授産1 横井小楠1 後藤象二郎1 神奈川県1 東京1 大内義隆1 財政・経済史1