先月末に、拙著の電子書籍版の発売が開始されましたが、多くの方に購入いただき、Amazonの新着ランキングで4月1日の朝には日本史部門で第2位にランキングされていることにびっくりしました。このランキングは紙書籍と電子書籍の新刊本の売上点数の順位で決まると思われますが、瞬間風速とはいえ電子書籍版にそれだけ強い需要があるとは予想しておりませんでした。購入していただいたみなさん、本当にありがとうございます。
私も早速Kindleで購入したのですが、第二章の文章におかしな表記が修正されないまま販売されていることに途中で気が付きました。
すぐに出版社に連絡を取って修正を要請し、4月3日にはデータが修正され、今では紙書籍と同じ内容となっているとのことです。それ以降購入いただいた皆さんには不具合はないにせよ、3月31日から4月2日までに購入いただいた皆さんには大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。その上に、恐縮ながら、修正のために少しばかり手続きが必要になることをご容赦願います。
データの修正については、アップデートあるいは再ダウンロードが必要になります。もちろん費用は掛かりません。修正方法について文芸社の担当からいただいたメールをそのまま案内させていただきますので、参考にしてください。
不明なことがありましたら、文芸社からのメールに案内されている窓口にご照会下さい。(照会の回答は4/7以降になるとのことです)
私の場合は、アカウント&リスト内「コンテンツと端末の管理」のコンテンツタブ内に「アップデートがあります」という表示が出なかったので、kindleのライブラリーで拙著を右クリックして削除し、もう一度右クリックして再ダウンロードをすれば修正できました。
この書籍については販売初日からこんな不手際があり恐縮ではありますが、これからも「歴史逍遥『しばやんの日々』」をよろしくお願いいたします。
************** 以下 文芸社からのメール *****************
『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』電子書籍修正について
2020年3月31日にAmazon Kindleストアおよび楽天Kobo電子書籍ストアにて発売となりました本作の電子書籍に制作上の不備がございました。
ご購入いただきましたお客様には、ご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。
大変お手数をおかけいたしますが、3月31日~4月2日の間にご購入いただきましたお客様は、
以下の手順にてデータ更新のお手続きをお願いいたします(4月3日以降にご購入いただきましたお客様には修正後の電子書籍が配信されております)。
なお、データ更新は無料で行うことができます。
【データ更新操作手順】
●Amazon Kindle
Amazonにてログイン後、アカウント&リスト内「コンテンツと端末の管理」をご確認ください。コンテンツタブ内の本書の「アップデートがあります」をクリックすると、更新を受け取ることができます。
コンテンツタブ内の本書の「アップデートがあります」をクリックすると、更新を受け取ることができます。
※「アップデートがあります」の表示がない場合には、最新のデータをご購入いただいております。
※「コンテンツと端末の管理」の「設定」タブで、「本の自動更新」の設定が「オン」になっているお客様には、新しいバージョンが自動で送信される場合がございます。
●楽天Kobo
以下のURLをご確認のうえ、再ダウンロードのお手続きをお願いいたします。
https://kobo.faq.rakuten.net/detail/000001433
ご不明点、操作がうまくいかない場合などはweb-info@bungeisha.co.jpまでお問い合わせください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社文芸社
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ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、昨年(2019年)の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。
無名の著者ゆえ一般の書店で店頭にはあまり置かれていませんが、紀伊国屋書店の下記10店舗に令和3年の2月末まで、各1冊だけですが常備陳列されることになっています。
川越店、流山おおたかの森店、梅田本店、グランフロント大阪店、川西店、クレド岡山店、広島店、久留米店、熊本光の森店、アミュプラザおおいた店
お取り寄せは上記店舗だけでなく、全国どこの書店でも可能です。もちろんネットでも購入ができます。
令和二年三月末より電子書籍もKindle、楽天Koboより販売を開始しました。
Kindle Unlimited会員の方は、読み放題(無料)で読むことが可能です。
内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。
コメント
73才の老人ですが、会社員生活を終え、日本近代史に興味を持ち始めた者です。永田鉄山ですが、彼と武藤章の中国政策が、コミンテルンに引き摺られていたとの第一印象を持ちました。その辺を論じた本がありますでしょうか?
支那事変で石原莞爾は、支那は一撃で倒れないと言いました。武藤と田中新一は一撃で倒れると言いました。事実は倒れませんでした。武藤と田中が個人的に劣っていたから間違えたのか、陸軍全体が劣っていたから間違えたのか、判断できません。その辺を論じた本はあるでしょうか?
張作霖爆殺事件で同乗の儀我少佐は、かすり傷で済んでいます。なのに張の手足が吹き飛んだとの話は、信用しかねます。儀我少佐の話を軸にしてこの点を研究した本はありますでしょうか?
唐突で失礼とは思いますが、教えていただけたら大変ありがたいです。
鈴木国明さん、コメントありがとうございます。張作霖爆殺事件のことは旧ブログで2回に分けて書きました。
https://shibayan1954.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
https://shibayan1954.blog.fc2.com/blog-entry-206.html
加藤康男氏が2007年に公開されたイギリスの外交文書をもとに著された『謎解き「張作霖爆殺事件」』は、もし未読でしたらお勧めします。事件直後に記されたイギリスの公文書は現場の状況とも矛盾しないので、私は信憑性が高いと考えています。また『GRU帝国』でロシアのドミトリー・プロホロフはイギリスの公文書公開よりも6年も早く、この事件をソ連の工作によるものだと結論付けています。儀我少佐という人物を軸にして書かれた本は存じませんが、コミンテルンの工作に加わった日本人の記録はあまりあてにならないのではないでしょうか。
前半の部分については私も同じ印象を持っていますが、その辺を詳しく論じた本は存じません。戦前には統制派に関して分析した本がかなりある筈なのですが、不思議なことに「国立国会図書館デジタルコレクション」では一冊もネット公開されていません。永田鉄山や武藤の名前が出てくる本自体が少なそうですね。江崎道朗『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』に少し書かれていますが、未読でしたら一読をお勧めします。
ネットでは、一次資料をもとに比較的詳しく論じている人がいます。まだわずかしか読んでいませんが、この方の電子図書(ブログ?)で採り上げられている史料などは参考になるかもしれません。
『国民のための大東亜戦争史』(目次)
http://touarenmeilv.blog88.fc2.com/blog-entry-1.html
この画面の右上にある検索ボックスを用いて、「永田鉄山」などと検索実行を試みてください。
この時代の軍部は相当コミンテルンの工作が行われ、左傾化が進んできていたことは私の旧ブログでも書きました。良かったら参考にしてください。
https://shibayan1954.blog.fc2.com/blog-category-49.html