武藤貞一の著作はGHQに嫌われ、国会図書館においても全著作がネット公開されていない
武藤貞一という人物は今ではほとんど知られていないと思うのだが、戦前の昭和十一年から「大阪朝日新聞」の論説委員となり、「天声人語」欄を執筆。昭和十四年に「報知新聞」の主筆となり、戦中の昭和十七年に読売新聞社編集局顧問となっている。戦後は「自由新聞」を創刊し、動向社を設立して軍事外交評論に筆を奮ったのだが、彼が戦前戦中に発刊した三十二点の書籍のうち約四割にあたる十三点がGHQに焚書処分を受けている。これほど多くの著書が高い確率で焚書処分されているケースは珍しいのだが、彼の著作に関しては、GHQに焚書処分された本もされなかった本も、戦後の著作も含めて彼のすべての著作が、「国立国会図書館デジタルコレクション」でネット公開されていないのである。
武藤の没年は昭和58年(1983年)で著作権保護期間中ではあるのだが、文学作品ならともかく、軍事外交評論に関する戦前・戦中の著作も含めて、多数の著作がデジタル化されているにもかかわらず一冊もネット公開されていないという意味においても、武藤貞一は注目に値する。
いったい何が書かれているのかと興味を覚えて何冊かを取り寄せてみたのだが、たとえば彼の『日本の変貌』には、第二次世界大戦に至る世界の動きのなかで、共産主義勢力やユダヤ勢力がどう関わっていたかについて記されている。このような観点から第二次大戦に至る経緯を述べることは戦後の長きに渡りタブー視されてきたのだが、数年前から江崎道朗氏をはじめ多くの研究者により、最近の欧米の近代史研究や日本欧米の資料をもとに共産主義勢力の動きに着目されるようになり、国内でもいくつかの著作が発刊されるようになった。江崎氏は「ソ連・コミンテルンと共産主義を抜きにして二十世紀を語ることはできない」と著書で述べておられるのだが、戦前にはコミンテルンや共産主義者の動きに注目して世界情勢を解説する人物が少なからず存在していて、武藤貞一はその一人なのである。
『日本の変貌』(GHQ焚書)を読む
今回は昭和十五年(1940年)に刊行された『日本の変貌』という本を紹介したい。戦後のわが国では、当時のアジアのほとんどが西洋に侵略されていたことを詳しく解説されることはほとんどない。
見よ、アジア十一億の人口の内、日本と満州国と、ただ二国を除いて、どこに有色人種の誇りを堅持する国家があるか。支那の実情は言うもさらなり。タイ国に至ってはイギリス勢力の浸蝕日に盛んにして、多年植え付けた親日地盤のごときも今やイギリスの奸策のために根底よりくつがえされなとしつつある現状にある。
今日東アジアに残る独立国家はただ日本と満州国とタイ国と支那と四ヵ国のみであるが、タイ国と支那と、上述のごとしとすれば、真に完全なる独立国家と称すべきもの日本を除いて一ヵ国もないといわなければならぬ。(満州国はまだ嬰児で日本の母乳を呑んで育っている) アジアは、日本を除き、全面的に白人の侵略下にある。殊に日本帝国の比周は、ほとんどすべてが白人の侵略領土ならざるを得ない。シベリアも、外蒙新疆も、西蔵(チベット)も、インドもフィリッピンもハワイ群島も、マレー半島も、仏領インドも、しかして蘭印も、悉くこれ白人の侵略領土ではないか。 …中略…
アジアは過去三世紀の間に一花一落、散り散りばらばらにされてしまった。しかして今日にただ咲き誇っている花は日本帝国ただ一花だ。この姿を眺めるとき、アジアは百花繚乱の春にあらずして、むしろ粛殺たる秋である。大半の花は散るか、萎むかしているのである。この状態をこのままにして、新東亞建設の談容易にあらざるをまず熟知すべきであろう。新東亜建設は実に百年の大計に属する。…蒋(介石)軍を討っても支那民心が英米依存より覚めざる限り、新支那は建設されない。事変の真の解決は徹頭徹尾、援蒋勢力の急所を衝くにあるを思え。
( 武藤貞一 『日本の変貌』 東亜書房 昭和15年刊 p.109~110)
しかしながら我が国には資源が乏しく、多くを輸入に頼らざるを得ないのは今も同じだが、当時その貴重なアジアの資源が西洋列強間で奪い合いになっていて、我が国対してに特に圧力をかけてくる国が存在した。
南洋資源が、日本の生命線であることも今更言をまたぬ。もし拱手傍観して神機を逃せば、それで日本帝国の発展的生命は終りを告げる。すなわち日本帝国の窒息であり、没落である。ここにおいて日本は、是が非でも独伊と連携して、南洋勢力圏の画定に乗出すほかない。絶体絶命、それ以外に手はないことを、まず観念すべきである。
ただ、それをなすには、対米関係の最悪化を前提とせねばならぬ。アメリカのした対日政策は重圧の一本鎗で、イギリス自身が承諾した援蒋ビルマルートの禁絶にすら、反対するほどのアメリカ政府である。故に、アメリカと一戦の用意と覚悟なくんば、南方への飛躍体制は絶対に示すを得ない。アメリカと摩擦を避けたし、南洋資源はものにしたしでは、意義をなさぬのだ。
もし日本が、この場合、アメリカを向こうに廻すことを回避せねばならぬのなら、南洋資源は思い切って、自ら三流国家に堕する以外ない。もしまたそれがいやなら、アメリカと一戦を用意して、しかる後に着手すべきである。
日独伊軍事同盟は締結された。これは、とりも直さずアメリカを太平洋に牽制することにもなり、かなり苦しい役回りになること必然だが、結局この苦しみを経過せずしては、日本帝国の真の活路は発見されないことにもなろう。また一方、ソ連の問題が横たわる。対米問題と対ソ問題は、当然に睨めあわして講究さるべきである。従来の日本が反ソ政策に膠着しつつある間隙に乗じて、イギリスは昨今死にもの狂いで米ソの対日共同戦線を策謀しつつある。
(同上書 p.132~133)
日本があまりにも目前の安全感に囚われ、アメリカを恐れて逡巡しておれば、、逆に彼がソ連を駆って、極東のパートナーとしないとは限るまい。
武藤はこのような英米の動きの背後には、ユダヤ勢力があるとして次のように解説している。
現世界におけるユダヤ勢力は「金」を武器とする資本主義と「思想」を目標とする共産主義との二分派をなしている。共に国境を超越し、反国家的という点では一色だ。
この二大攻勢の中心は、スターリンの打続く粛清に遭って頓(とみ)に落潮を呈している。ロンドンはパリの覆滅によって大陸の足を奪われ、これまた落日の悲運にあるは言を俟たぬ。反対に、アメリカ国内のそれは、黄金時代を現出し、「金」の集結実に二百億ドル、全世界の金保有量の五分の四を占めている。政治家も新聞も軍需工業も、何一つユダヤ財閥の掌中に擒扼されていないものはない。アメリカ全国民が今やユダヤの奴隷と化しつつある。
あたかもそれがイギリスの貴族、議会、新聞がユダヤ財閥の奴隷であるのと軌を一にしている。いまイギリスはドイツを正面の敵としているとはいえ、大半の国民は何故にヒットラーが敵であるかを知らない。ただこれを知るものは国内支配階級のボス、すなわちユダヤ勢力のみだ。
ユダヤ人は国際連盟という絶好の超国家機関をつくり上げ、ここを金城湯池とたのんで国家解体作業に久しく従事してきたことは周知の通り。
当時ここに采配を揮ったサイモンも、ドラモンドも、アブノールも、ライヒマンも、ベネシュも、リットンも、マダリヤガも、イーマンも、一人残らずユダヤ人であった。しかし、この一大牙城が、日本、イタリア、ドイツ等の反発力で崩壊するや、ユダヤ勢力は、何としてもヨーロッパに見切りをつけて、新しき集合地点を両米大陸にもとめざるを得なくされた。要するに多年ヨーロッパに根を張ったユダヤ勢力が西半球に移動するということは、ユダヤにとって第一の「出エジプト」*である。しかしされは真に有史以来何度もない著大な事実と言わなければならぬ。西半球のユダヤ勢力は、もちろんニューヨークを中心として、カナダはこれに隷属的地位に甘んぜねばならない。
*「出エジプト」:旧約聖書に、イスラエルの民が圧政に苦しみ、モーセの導きによりエジプトを奇跡的に脱出したことが書かれている。しかも、この新たなる結合勢力は、両米大陸に君臨して、資本主義の牙城を守りたて、新規に毒矢を世界に放つ算段をするであろうが、その矢面に立つものが、太平洋の対岸、わが日本であることを銘記すべきである。
(同上書 p.134~136)
イギリスは覆滅しても、アメリカ合衆国のある限り、ユダヤの攻勢は何らひるむものでない。世界人類はなおここ当分の間は、この人類を枯らすバチルス**と不断の構想を必要とするであろう。
**バチルス:①細菌 ②社会などに害をなすもののたとえ
ユダヤ人勢力が「金」と「思想」を武器に世界の攪乱を図っていたというのだが、そのために彼らは世界のマスコミを牛耳っていて、わが国のマスコミも例外ではなかったことが記されている。彼らはマスコミの力で世界中の世論を動かしていたのである。
最近、アメリカ国内の反ユダヤ運動に対し、ユダヤ系であるルーズヴェルト政府が大弾圧を食わした事実は、相当センセーショナルな出来事であるにかかわらず、これが日本のいわゆる大新聞に報ぜられる場合、市井の豆ニュース同様に扱われてしまうのである。
抗日の原動力であり、見えざる支那の経済的帝王でさえある上海サッスーン財閥*の頭目が、重大要務を帯びてアメリカに向かうべく、つい数日前神戸に寄港したのだが、何故か大新聞はこれを無関心に見送り、インタビュー一つ満足に採ろうとはしない。もしこれが蒋介石か、それとも名の或る要人だったら、新聞はどんなに騒ぐことか。ただ相手がユダヤ財閥の主要人物なるが故に、抗日の巨魁であっても、さながら手の届かぬところの存在のごとく見逃すのだとすれば、卑屈これより大なるはなしである。
*上海サッスーン財閥:アヘンで莫大な富を築いたユダヤ財閥。英ロスチャイルド家の東アジア代理人。蒋介石の戦費はここから出ていたとされる。日本の大新聞が、総じてかくユダヤ財閥の前に頭が上がらず、求めて臣礼を取るの風あるはどこに理由があるのであるか。直接の理由としては、まずその必要な外電が、世界中ユダヤ系通信網によって張り廻され、これらのユダヤ系通信網に頼らなければたちまちにして不便を感ずる点だ。これ、外電が巧みに反独親英米色に粉飾され、あたかも何ら巧まざる当たり前の報道として読者に先入主感を与えてしまうゆえんであって、殊に今日のごとき戦時態勢下の世界において一層だ。
日本国民は、残念ながら、ユダヤ色に染色された海外ニュースでなければ活字として読むことができない。日本国民は不知不識の間に、ユダヤ色という色盲にかかっている。それが対外認識の上にいかに大なる禍害を及ぼしていることであろうか。これをわずかに適正化するものが日本側からの海外特派員でなければならぬのに、そのめぼしき特派員中には、内地にあるころからフリー・メーソンと密接なる某団体の加盟社として純然たる親英派記者もいるほどで、その包装紙来る宣伝的特電は外国系通信も三舎を避ける程度の拝米拝英なのがあるのである。
世界の金の二百五十億ドルのうち、二百億ドル以上はユダヤ財閥の手中に握られているという今日、ユダヤの金権と魔力は、残る隈なく世界中に及んでいるのである。この嘆くべき状態の下にあって、日本の新聞が聊かでもかれユダヤ財閥の擒扼下に踊るの風あるは、座視できない事柄だ。
(同上書 p.324~326)
今でこそネットのおかげで、さまざまな研究者の発信情報に接することが可能となっており、マスコミが発信する情報などと読み比べることが可能となっているが、インターネットが普及する以前においては、一般人にとってマスコミ以外の情報源はなきに等しく、マスコミ報道をそのまま信じるしかなかったと思われる。
しかしながら、様々な情報に接することができたジャーナリストの武藤には、世界のマスコミの報道がかなり偏向していて、世界の世論を特定の方向に誘導していることが見えていたのであろう。
戦後の長きにわたり、「ユダヤ人が第二次大戦を誘導した」などという説は「陰謀論」扱いされてきたのだが、戦前戦中においては多くのユダヤ人研究書が出版され、ユダヤ人が世界で紛争を仕掛けていたことが具体的に書かれていて、そのような本の多くがGHQによって焚書処分されている。
以前このブログで紹介した外務省情報部編『国際事情昭和十四年版 世界の動き』(GHQ焚書)という本では、ナチスのユダヤ人観を述べたあと、ナチスがユダヤ人を警戒した理由について「ナチスが最も警戒しているところはユダヤ人の共産主義で」あると述べ、「共産主義は経済の学説でなく、各国境を打破して民族の差別を撒(まきちら)し、そこに少数者の覇権を打ち建てんとするユダヤ人の陰謀に他ならぬ」と考え、「かくて地上に起こるすべての内乱と国際的紛争とは悉くユダヤ人の陰謀である。世界大戦後、英国は日英同盟を廃棄した。これは英国が米国の意を迎えるためであったと言われるが、ナチスはその上これを日本の国家を破壊せんとするユダヤ人の陰謀だった」と考えていたことを述べている。このようにユダヤ人が世界各地で革命や紛争を仕掛けていたとする見方は、ナチスだけでなく戦前のわが国においても様々な研究がなされていて、数多くの本が出版されていたのである。
西尾幹二氏の動画紹介
西尾幹二氏の動画『GHQ焚書図書開封 第4回』に武藤貞一の『英国を撃つ』の一節が紹介されている。
西尾氏はこの講義の中で武藤が述べている言葉を紹介しているのだが、この言葉は昭和十二年のものであるのだが、今の世界情勢にもつながるところがある。
「戦争の兇悪性は言うに及ばぬ。ただしかし、「平和」が世界の不均衡を是正する力のないこともまた戦争と同様に兇悪である」
「戦争はわるいが、戦争に依らなければ現状を修正し難しとする平和もまた同じ程度に悪いといえるのではないか。
戦争が正義でもなければ平和が正義でもない。ただ不自然はいかなる場合にも不正義であり、「無理」は必然的に矯められるべき運命を持つと思えば間違いないのである。」
戦後の長きにわたりわが国は平和に過ごしてきたといえないことはないが、国民を拉致されても取り返すことができず、領土を侵入されたり占有されても、ミサイルを領海内に打ち込まれてもわが国は遺憾砲を撃つだけで、外交といってもわが国が金を出すようなことばかりであった。平和外交を目指しても、根本的な問題は解決せず、武力のない国は富を毟り取られてきたのが現実ではなかったか。
戦前戦中の武藤貞一の著作リスト(五十音順)
武藤貞一の著作のような古い本はアマゾンでは販売されていないが、『日本の古本屋』では、戦後出版の作品も含めて180点以上の購入が可能である。
タイトルに*印を付し太字で表記している書籍は、GHQ焚書処分を受けた著作である。
タイトル *太字はGHQ焚書 | 著者・編者 | 出版社 | 国立国会図書館URL | 出版年 |
*印度 | 武藤貞一訳 エ・エム・サハイ | モダン日本社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和14 |
*英国を撃つ | 武藤貞一 | 新潮社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和12 |
*抗英世界戦争 | 武藤貞一 | 清水書店 | デジタル化されているが非公開 | 昭和12 |
皇民の書 | 武藤貞一 | 東海出版社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和14 |
支那の対日作戦計画 | 武藤貞一 | 大日本雄弁会講談社 | 国立国会図書館に蔵書なし あるいはデジタル化未済 | 昭和12 |
少国民の大東亜一年史 | 平櫛孝、富永謙吾、 武藤貞一 | 東雲堂 | デジタル化されているが非公開 | 昭和18 |
少年五十六 | 武藤貞一 | 東雲堂 | デジタル化されているが非公開 | 昭和18 |
事変の見透しと覚悟 | 武藤貞一 述 | 全国経済調査機関連合会 | 国立国会図書館に蔵書なし あるいはデジタル化未済 | 昭和13 |
*世界戦争はもう始まつている | 武藤貞一 | 新潮社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和12 |
世界大戦を暴く | 武藤貞一 | 興亜日本社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和14 |
世界大動乱に棹す日本 | 武藤貞一 | 今日の問題社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和14 |
世界地図第百版 | 武藤貞一 | 新政社 | デジタル化されているが非公開 内務省検閲発禁図書 | 昭和9 |
*世界の将来 | 武藤貞一 | 統正社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和17 |
戦争 | 武藤貞一 | 宇佐美出版事務所 | デジタル化されているが非公開 | 昭和11 |
*大東亜の肇造 | 武藤貞一 | 新生社書店 | デジタル化されているが非公開 | 昭和17 |
廿一世紀への道 | 武藤貞一 | 聚英閣 | デジタル化されているが非公開 | 大正11 |
*日米十年戦争 | 武藤貞一 | 興亜書局 | デジタル化されているが非公開 | 昭和16 |
*日支事変と次に来るもの | 武藤貞一 | 新潮社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
日ソ戦に備ふる書 | 武藤貞一 | 大日本雄弁会講談社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
*日本革新の書 | 武藤貞一 | モダン日本社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
日本興廢の岐路 | 武藤貞一 | 新生社書店 | 国立国会図書館に蔵書なし あるいはデジタル化未済 | 昭和16 |
*日本の変貌 | 武藤貞一 | 興亞書局 | 国立国会図書館に蔵書なし あるいはデジタル化未済 | 昭和15 |
廃帝ニコラス : 他四篇 | 武藤貞一 | 春秋社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和11 |
*驀進 | 武藤貞一 | モダン日本社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
必勝の信念 | 武藤貞一 | 秀文閣書房 | デジタル化されているが非公開 | 昭和19 |
無敵日本軍 | 武藤貞一 | 大日本雄弁会講談社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
猶太民族の対日攻勢 | 武藤貞一 | 内外書房 | デジタル化されているが非公開 | 昭和13 |
吉田松陰 | 武藤貞一 | 統正社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和18 |
*陸海軍名将伝 少国民の軍事読本 | 武藤貞一 | 東雲堂 | デジタル化されているが非公開 | 昭和17 |
*論策集日本刀 | 武藤貞一 | 統正社 | デジタル化されているが非公開 | 昭和18 |
我が國文化普及の特異性 . 北支滿洲の旅より帰りて | 長谷川如是閑 述、 武藤貞一 述 | 東洋經濟出版部 | 国立国会図書館に蔵書なし あるいはデジタル化未済 | 昭和13 |
After the Chino-Japanese incident… what? | 武藤貞一 | Ritumeikan press | デジタル化されているが非公開 | 昭和12 |
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。よろしければ、この応援ボタンをクリックしていただくと、ランキングに反映されて大変励みになります。お手数をかけて申し訳ありません。
↓ ↓
【ブログ内検索】
大手の検索サイトでは、このブログの記事の多くは検索順位が上がらないようにされているようです。過去記事を探す場合は、この検索ボックスにキーワードを入れて検索ください。
前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しました。
全国どこの書店でもお取り寄せが可能です。もちろんネットでも購入ができます。
電子書籍もKindle、楽天Koboより購入できます。
またKindle Unlimited会員の方は、読み放題(無料)で読むことが可能です。
内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。
コメント
しばやんさん、こんにちは。いつも楽しくブログを拝見しております。
今回は、ユダヤ問題に絡んだものなので興味深く読ませていただきました。ここ数年歴史を深く調べていくと、全てユダヤに行き着くと言っても過言ではありません。昭和18年の『猶太と世界戦争』には、ユダヤ富豪の実業家でワイマール共和国外相のラーテナウが、「ユダヤの世界支配の過程のみが世界史には意義があると公言した。」とあります。現在彼らユダヤ人が作った歴史に逆らえば、歴史修正主義者として社会から抹殺されてしまいます。
日本の明治維新や大東亜戦争の歴史だけでなく、戦国時代から江戸時代の鎖国までの歴史もユダヤ人が作ったものではないかと思います。セミナリオやコレジオでは、聖書や数学などの他に絵画も教えていたと言います。南蛮屏風や『元和大殉教図』などのように、狩野派の中の油絵も彼らのプロパガンダとして利用するために描かれたのではないでしょうか。これは、『猶太と世界戦争』の中でピカソの『ゲルニカ』が「共産主義者が行った虐殺行為をドイツに擦り付けたもの」という手法であり、彼らの謀略の特徴として容易に推測できます。
2年前の『猶太と世界戦争』の動画を、ボイスレコーダーを使ってリメイク版で作りました。ご覧いただければ幸いです。 https://youtu.be/S-amTC2EO8o
令和3年の追加として、明治44年(1911)大隈重信の『世界平和の趨勢』で語った次の言葉を加えました。「近世に於ける欧州の戦費の五百億は、皆ユダヤ人のポッケットより出たものである。(中略)今や資本家の勢力は政府を左右し、平和の継続、戦争の開始、軍備の拡張、軍事費の増加をその意のままにすることが出来る。」大隈は、致遠館で改宗ユダヤ人のフルベッキからオランダ憲法や万国公法を学び大きく飛躍する原動力になりましたが、皮肉にも外務大臣や総理大臣で外交の最前線を経験した後に、日本人の中で誰よりも早くこのようにユダヤ禍を指摘したのは興味深いと思います。
これまで、狩野派の油絵が国立博物館などに展示され、潜伏キリシタンが世界遺産に登録される一方で、彼らが作った歴史に反したものは、焚書され教科書に載ることもなく、メディアからも一切報道されることはありませんでした。今回の総裁選では河野太郎氏が人気があると言って、TV新聞が盛んに喧伝していました。今YouTubeでは、コロナワクチンの副作用について言及した動画もどんどん削除されていると言います。政府もTV新聞も、DSというユダヤ勢力に逆らえないと言ったところだと思います。しかしながらネットの発達によって、彼らに不都合な事実が多くの人に可視化されてきています。DSによる『シオンの議定書』のシナリオは、最後は非ユダヤ人が歴史を奪われ奴隷化され生殺与奪も思うままにされるというものです。金力と宣伝力を使って世界征服を目論む彼らの陰謀は、不都合な歴史を暴露することなどによって、なんとしても阻止しなければなりません。
シドニー学院さん、コメントいただきありがとうございます。
ユダヤについて書くとすぐに「陰謀論」とレッテルを貼られることが多いので気を付けなければならないのですが、世界の紛争の原因がユダヤ人であることを書いている人物は、かつて国内外にかなりいました。戦前戦中にはユダヤ問題について多くの研究所が出版されていましたが、多くがGHQにより焚書処分され、国立国会図書館にある蔵書も大半が、デジタル化されていてもネット公開されていない現状にあります。
力作の動画拝聴させて頂きました。リメイクされて随分聞き取りやすくて、わかりやすくなりました。ボイスレコーダーということは、ご自身の声なのでしょうか。プロのようですね。
ユダヤ人による工作を証明できるような公文書が存在するわけではなく、断片的な事実から推測していく以上のことはなかなか難しいのでしょうが、調べていくとユダヤに行き着くということは確かにあります。
大航海時代における日本の歴史にユダヤ人かかかわっていたという話は初めてききましたが、動画の最後に出てくる『米国を動かすユダの勢力』の講演者が、宗教改革について述べているところはなるほどと思いました。
それにしても、ユダヤ教のような排他的な一神教は恐ろしいですね。ユダヤ人にとって異教徒を殺すことは罪でないという考え方で世界を攪乱されてはたまりません。
新型コロナワクチン接種で大量の死者が出ていることや、先行接種した国で感染が拡大していることは承知していますが、こういう事実はマスコミではほとんど報道しませんね。私は、高校時代に多くのサリドマイド児と接する経験があり、短期間で開発された今回のワクチンは怖くて打てません。既に接種した人々に将来後遺症が出ないことを祈っています。