中国関連火野葦平が戦友に訴えたかったこと~~『戦友に愬ふ』(GHQ焚書)を読む 前回の「GHQ焚書」で、アサヒカメラ編『兵隊の撮つた戦線写真報告』という本の後半部にある火野葦平の「僕のアルバム」のなかから、火野自身が撮影した何枚かの写真を紹介させていただいた。彼の経歴についてはWikipediaに詳しく記されているが、...2023.09.24中国関連
中国関連火野葦平が支那事変に出征した際に撮影した写真~~『兵隊の撮つた戦線写真報告』(GHQ焚書)より 火野葦平「僕のアルバム」 GHQが焚書処分したリストの中に、昭和十五年に朝日新聞から刊行されたアサヒカメラ編『兵隊の撮つた戦線写真報告』という本がある。この本は、支那事変で戦った兵士たちが撮影した写真を集めたものだが、途中からは火野葦平(...2023.09.18中国関連
中国関連GHQが焚書処分した中国人留学生の手記『支那の少年は語る』を読む 今回紹介したいGHQ焚書は、戦前に日本に留学していた中国人たちの手記をまとめた『支那の少年は語る』(大日本雄弁会講談社 昭和16年刊)である。編者の渡辺泰亮は新潟県の尋常高等小学校の校長を務めたのち、陸軍参謀本部の依頼により中国の要人らの子...2023.09.12中国関連
中国関連中谷英雄『上等兵と支那人』(GHQ焚書)を読む~~その2 戦闘の叙述 前回に引き続き『上等兵と支那人』から、支那軍との戦闘の緊迫した場面から紹介しよう。 「第一小隊は右、第二小隊は左、第三小隊は中央。命令があるまで待機」と命じるや、中隊長は地隙(ちげき:地表が割れて出現した隙間)へと通じた道路を...2023.01.132023.07.07中国関連
中国関連東洋史研究者が書き残した支那事変体験記『上等兵と支那人』(GHQ焚書)~~その1 中谷英雄 著『上等兵と支那人』,清水書房,昭和18 GHQが焚書処分した支那事変の体験記録はいくつかあるが、今回は『上等兵と支那人』という本を紹介したい。著者の中谷英雄は京都帝大の東洋史科を卒業後長野県の飯山中学校に奉職したが、昭和十三年...2023.01.102023.07.07中国関連
中国関連満州事変後の中国の世論工作~~大泉忠敬『支那新聞排日ぶり』(GHQ焚書)を読む その2 前回に引き続き、『支那新聞排日ぶり』の内容の一部を紹介しよう。 満州事変直後、ソ連もアメリカも出兵したと報じた中国 今もお隣の国の報道をそのまま信用することは危険だが、その点については昔も同様で、この国の新聞は平気で世界に嘘情報をまき散ら...2022.12.092023.07.07中国関連
中国関連中国は満州事変をどう伝えたか~~大泉忠敬『支那新聞排日ぶり』(GHQ焚書)を読む その1 大泉忠敬『支那新聞排日ぶり』(GHQ焚書)は、満州事変の発端となった柳条溝事件から1か月も経たないうちに発刊された本で、中国がこの満州事変を自国民や世界にどのように伝え、どのように行動したかが克明に記されている。2022.12.062023.07.07中国関連
中国関連戦前の日本人は主要国の外交政策をどう捉えていたか~~『少年満洲事変と上海事変』(GHQ焚書)を読む5 今まで4回に分けて山県信敬 著『少年満洲事変と上海事変』(昭和11年刊)の内容を紹介してきたが、今回はその最終回で、著者が当時の主要国の外交姿勢について述べている部分を紹介したい。この本は青少年を対象に書かれている本であり非常に読みやすく、...2021.12.292023.07.07中国関連
中国関連満州国を攪乱したソ連と支那共産党~~『少年満州事変と上海事変』(GHQ焚書)を読む4 ソヴィエト連邦の極東政策 今回も『少年満洲事変と上海事変』の文章を紹介したい。満州国が建国されたのち、極東の情勢がどのように変わったかについて、戦後出版された教科書などにはあまり記されていないのだが、昭和11年に青少年向けの本に書かれてい...2021.12.232023.07.07中国関連
中国関連第一次上海事変はなぜ起きたのか~~『少年満州事変と上海事変』(GHQ焚書)を読む3 戦後の教科書ではなぜか触れることが少ない第一次上海事変 前回の記事で、昭和11年に出版された『少年満州事変と上海事変』に、満州事変勃発から満州国の成立についてどう記されているかを紹介した。今回は引き続き第一次上海事変についての解説を紹介し...2021.12.172023.07.07中国関連
中国関連GHQに封印された支那事変の真実~~武藤貞一著『日支事変と次に来るもの』 盧溝橋事件直後に出版されたベストセラー 前回に引き続いて武藤貞一のGHQ焚書を紹介したい。以前にも書いたが、武藤貞一は 戦前の昭和十一年から「大阪朝日新聞」の論説委員となり、「天声人語」欄を執筆。昭和十四年に「報知新聞」の主筆となり、戦中...2021.10.122023.07.07中国関連
中国関連GHQ焚書に描かれた、支那事変(日中戦争)における支那軍の戦い方 当時の支那軍の兵力は世界最大規模であった 小学生であった頃に実家の寺の世話方さんから少しだけ戦争の話を聞いたことがある。5分程度の短い話だったと思うが、実際に支那事変に行かれた方で「南京大虐殺なんかなかった。新聞は嘘を書いている」「支那兵...2021.05.152023.07.07中国関連
中国関連GHQ焚書に描かれた、中国の排日運動を操った国~~長野朗『支那三十年』 前回の「GHQ焚書」で、長野朗著『民族戦』の一節を紹介したが、今回は、同じ著者の『支那三十年』(昭和十七年刊)の文章を紹介したい。長野朗は、中国で排日運動が始まった大正八年(1919年)に北京にいて、身近でその動きを観察した人物である。この...2020.12.132023.07.07中国関連
中国関連GHQ焚書・長野朗著『民族戦』に描かれた、漢人の侵略の仕方 12年前に西尾幹二氏が書き始めた『GHQ焚書図書開封』シリーズで、多くのGHQ焚書が紹介されているが、中国関係の書籍では西尾氏は長野朗(ながの あきら:1888~1975年)の著書を高く評価しておられる。長野朗は陸軍の軍人であったが、辛亥革...2020.12.082023.07.07中国関連
中国関連GHQに焚書処分された中国関係書籍~~笠井孝『裏から見た支那人』 戦後GHQは7千点以上の書籍を没収・廃棄して、戦後の日本人に読めないようにしたのだが、焚書処分した書籍の内容を国別に分類すると、一番多いのは中国に関する書籍である。 書籍のタイトルに「中(国)」「中華民国」「支那」「シナ」「支(那)」など...2020.11.252023.07.07中国関連
中国関連GHQが焚書処分した日中戦争に関する本~~本多熊太郎『欧洲情勢と支那事変』 「支那事変」は、昭和十二年(1937年)七月七日の盧溝橋事件から始まった日中紛争を意味するが、当初は「北支事変」と呼ばれ、戦域が拡大してから「支那事変」あるいは「日支事変」と呼ばれるようになり、戦後は「支那」という言葉は避けて「日華事変」と...2020.07.182023.07.07中国関連