GHQが焚書処分したヒットラーの著書を読む 2~~『我が闘争  第2巻 下』

ナチス関連

4冊のうち3冊がGHQによって焚書処分された『我が闘争』の目次

 前回の記事で、ヒットラーの『我が闘争』は 東亜研究所版の4冊のうち「第1巻 上」を除く3冊が焚書処分されていて、「第2巻 上」だけが国立国会図書館でネット公開されていることを書いた。第1巻は主に彼の自伝が書かれており、第2巻は世界観や戦略などが書かれている。最初に全体の目次を紹介しておこう。

『我が闘争』昭和17年刊東亜研究所版の復刻版 (呉PASS出版)

「第1巻 上」・・・国立国会図書館でネット公開
第1章 父母の家
第2章 ウィーン苦学時代
第3章 ウィーン時代批判
第4章 ミュンヘン
第5章 世界大戦
第6章 戦時宣伝

「第1巻 下」 (GHQ焚書) ・・・国立国会図書館でネット非公開
第7章 革命
第8章 我が政治活動の開始
第9章 ドイツ労働党
第10章 ドイツ崩壊の原因
第11章 民族と人種
第12章 国民社会主義ドイツ労働党の樹立

「第2巻 上」(GHQ焚書) ・・・国立国会図書館でネット公開
第1章 世界観と党
第2章 国家
第3章 国家所属者と国民
第4章 人物本位と民族主義の国家観念
第5章 世界観と組織
第6章 国民社会主義とドイツ労働党創立当時の闘争と演説の意義
第7章 赤色戦線に対する闘争
第8章 強いものは独りでいる時が最も強い

「第2巻 下」(GHQ焚書) ・・・国立国会図書館でネット非公開
第9章 突撃隊の精神と組織
第10章 仮面、連邦主義
第11章 宣伝と組織
第12章 労働組合問題
第13章 世界戦後のドイツの同盟政策
第14章 東進友好政策と東方拡張政策
第15章 正当防衛

 同じ本の分冊でありながら、なぜ一部しかネット公開されていないのかとだれでも思う。「第1巻 上」と「第2巻 上」はネット公開されているのだから、残りがネット公開されない理由は著作権の保護とは無関係であるはずだ。国立国会図書館が「第1巻 下」と「第2巻 下」をネット公開しないのは、書かれている内容にあるか、単なる事務的なミスなのかいずれかなのだろう。
 前回はネット公開されていない「第1巻 下」を紹介させていただいたが、今回は「第2巻 下」の一部を紹介させて頂くこととしたい。GHQがどのような本を処分したか、国立国会図書館がどういう本をネット公開しないのかを、読者の皆さんに考えていただく材料として読んで頂きたいと思う。
前回と同様、引用させて頂いたテキストは、GHQが焚書処分した 昭和17年刊東亜研究所版の復刻版で、その「上巻」に「第1巻 上」「第1巻 下」、「下巻」に「第2巻 上」「第2巻 下」が収録されている。

(Amazonでは、この復刊本の書名タイトルをわざわざ『アドルフ・ヒトラー自伝』に変えて登録している。そのためにAmazonで「我が闘争」「わが闘争」で検索してもこの本が上位に引っ掛からないのだが、検索で見つけにくくして、日本人にあまり読まれないようにすることが目的なのだろうか。)

ドイツ排斥運動を仕掛けた勢力

 最初にヒットラーが今後同盟を組むべき国はどこかを検討するうえで、相手国にとって見逃してはならない要件について述べている部分を照会しよう。(第13章)

 連合諸国は戦争中に盛んに宣伝を行って国民大衆にドイツを悪く思いこませてしまった。これを正すことが今となってはなかなか容易ではない。ドイツ人は「匈奴」だ「泥棒」だ「野蛮」だなどといって、昨日まで何年も繰り返し繰り返し宣伝した当局が、急にドイツは良い国だ、同盟国として尊重するに足る国だなどと掌を反すようなことも言えないだろう。これも見遁すべからざる事実であって、相手国側の難関である。

 次の・・・要件であるが、これはヨーロッパにおける今後の同盟関係を考える上に於いて最も大切で最も注意を要するものである。

 イギリスの国策からいえば、ドイツをこの上更に弱めることはイギリスの利益に反するが、国際財閥たるユダヤ人にとってはドイツはもっともっと弱くなってくれる方がよいのである。ここにイギリスの国是、否、伝統の政策とイギリス国内の有力なユダヤ財閥の利害との食い違いがあり、それがイギリスの外交問題に対する両者の態度の相違となって特に明白に現れて来ている。ユダヤ財閥はドイツの経済を完全に破壊するに止まらず、政治的にドイツを完全な奴隷たらしめようとしており、それがイギリスの利益に反するや否やは彼等の問う所ではない
 而して、ドイツの経済を国際化し、ドイツの労働力をユダヤ財閥の手中に握るためには、先ずドイツを政治的に赤化してボリシェヴィズムの国にしておかねばならぬ。ユダヤ人はかく考えている。又、国際ユダヤ財閥の手先たるマルクス主義の闘争団体が国民主義のドイツを徹底的に破壊して完全に赤化するには、外部の味方に手伝って貰う必要がある。即ち内部の腐朽したドイツが国際ユダヤ財閥の手先たる闘争団体の陣門に降ってしまうまでフランスの軍隊がドイツを外から揺り動かしてくれることが必要である。ユダヤ人はかく考えている。

 かように考えているから、今日でもユダヤ人はどこまでもドイツを倒そうとして極力宣伝を行い、使嗾を事としている。戦前から戦時にかけてユダヤ系の財閥新聞やマルクス主義の新聞は盛んにドイツに対する反感を煽り立てたものであった。その結果、世界中の国という国が相次いで中立を放棄し、自国国民の真の利害を顧みずして連合国に加わるに至った。今日でも苟もドイツ排斥運動のあるところ、そこには必ずユダヤ人の魔手が動いているのである。

アドルフ・ヒットラー『我が闘争』下巻 呉PASS出版(昭和17年刊東亜研究所版の復刻) p. 331~332

 ドイツはユダヤ財閥に「ドイツ排斥運動」を仕掛けられ連合国の敵にされたのだが、わが国に関して中国やアメリカなどで行われた「抗日運動」も同様な意図で仕掛けられたものであったと思う。

ドイツが同盟を結ぶことを邪魔するユダヤ人勢力

 ヒットラーは、利害をともにする国同志が同盟を結ぶことを邪魔する勢力があることを述べている。(第13章)

 ドイツと同盟を結びうる国家の真の利害を代表する政府がドイツと同盟を結ぶ肚を決めても、自由な民族国家とか国民主義の国家とかいうものの宿敵たるユダヤ人がこれを邪魔するに相違ないが、政府は果たしてこの妨害を排して、よくその方策を遂行し得るや否や。これが問題である。

 例えば、イギリスの政府はユダヤ人の勢力に対し、その妨害を排して伝統の外交方針を貫徹し得るか、どうか。
 この問題は前に述べた如く甚だ難しく、極めて複雑であるから簡単には答えられぬが、何れにせよ、ある国、例えば現在のイタリアの如く、国家の権力が相当鞏固に 安定して専ら国家の利益のために活用せられている国では、その必要な政策を国際ユダヤ人勢力に妨げられて全然遂行し得ないなどということは考えられない。これだけは確かである。
 ・・・中略・・・
 即ちイタリアはフリーメーソンの秘密結社を禁止し、超国家的な新聞の発行を禁止し、更に国際マルクス主義と絶縁してこれを不断に弾圧するとともにファッシズモの国家観を鞏固に確立することに努めている。従ってイタリア政府は九頭の怪蛇の如きユダヤ人の脅迫などには頓着せず、年と共にいよいよ益々イタリア国民のために活動することが出来るであろう。

 イギリスの事情はもっと面倒である。イギリスは世界の中でも「最も自由なデモクラシーの国」と称せられる所であるから、ユダヤ人は世論なるものを旨く利用して今日でもなお無制限に勢力を振い、政府の行動を撃肘している。しかし、かようなイギリスに於いても、イギリスの利益を代表する者とユダヤ人の世界制覇を目的として追及する者とは絶えず抗争しているのである。

同上書 p.350~351

 ユダヤ人にとって自由な民族国家や国民主義の国家は、世界制覇を成し遂げるうえで邪魔な存在であり、そのような国同志が同盟を結ぶことはユダヤ人が妨害するに違いない。このようなユダヤ人の妨害を受けないためには、よほど強固な国家観を確立し、ユダヤ人の活動や宣伝工作、思想工作を排除しなければ難しいことを述べている。

ユダヤ人による世界征服はいかにして行われるのか

 戦争というものは国家と国家が武力を行使して戦うものであり、当時において国を持たなかったユダヤ人は、もちろん軍を持っていたわけではない。では、国を持たず軍も持たなかったユダヤ人がどのようにして世界征服を実現しようと考えていたのか。ヒットラーはこう記している。(第13章)

 ユダヤ人が世界征服に用いている手段には間接的なものと直接的なものとがある。所謂ヨーロッパ民主主義は前者であり、ロシア流のボリシェヴィズムは後者である。而して現在のヨーロッパ諸国にはこれが二つながら行われている。ユダヤ人はこれを以てヨーロッパは既に独自の意志を失って悉く彼らの薬篭中に入ったものと考えている。ひとり旧大陸のみでなく新大陸もまた同様である。今日アメリカ合衆国の金権を握っているのは概ねユダヤ人であって、一億二千万人の人口を有するアメリカの労働力は年を逐うて益々ユダヤ人の前に叩頭し、その監督に服している状態である。今なお彼らの自由にならず、彼らの怒りを買っているものはただ一人、偉大なるフォードあるのみである。

 ユダヤ人は狡猾な手段を弄して世論を拵えあげ、それを彼らの世界制覇の道具に使うのである。
 既にユダヤ民族の頭目の中には、世界制覇の約束が実現に近づいているかの如く信じている者もある

 世界を挙げてユダヤ人の植民地と化し、国民主義の国家という国家が一つもなくなった時がユダヤ人の世界制覇の出来た時である。一つでも独立せる国家が残っておれば、ユダヤ人の覇権は最後の瞬間に覆るかもわからぬ。ボリシェヴィズムの世界は、世界を挙げてボリシェヴィズムの世界とならなければ存立し得ないからである。

 たといたった一つでも国民主義の国家が残っていて、その偉大なる精神を失わずにおれば、古今の暴君が国民の愛国精神によって倒された如く、ユダヤ世界帝国もまた国民主義の思想によって覆されるに違いない

同上書 p.352

 世界を挙げてユダヤ人の植民地となり、国民主義国家が一つもなくなればユダヤ人の世界制覇が完成するとヒットラーは述べているが、そのような状態を実現するためには世界規模の大戦争を仕掛けて大国を疲弊させ、内乱や革命に持ち込むことが必要になる。そのためには大規模なや宣伝工作や思想工作、情報工作が必要不可欠である。ヒットラーはどこの国が中心になって、そのような工作活動を仕掛けていたと考えていたのであろうか。

ユダヤ勢力 対 非ユダヤ勢力 の戦い

第14章でヒットラーはユダヤ人とどう戦うべきかについてこう述べている。

 ユダヤは窃かに他の民族の体内に喰い込み、その血を吸って内部を空洞にしてしまい、讒誣、中傷、茶毒、破壊などを武器として戦い、憎い対手が血まみれになって倒れてしまうまで手を弛めずに攻撃を続けるのである。ロシアのボリシェヴィズムは世界制覇を目指すユダヤの二十世紀に於ける陰諜である。
 従来もユダヤ人は外見ではこれと違っても内面ではよく似た遣り方で世界制覇に努めていた。元来世界制覇の欲望はユダヤ人の天性ともいうべく、民族の本質に根を張っている。固よりユダヤ人以外の民族でも自ら進んでその種族の発展や勢力の伸長を断念し抑制するものはなく、外部の事情に強制せられるか、或いは老衰して無力になるかしなければ、種族の本能を放棄するようなことはない。ユダヤ人も勿論そうであって、自ら進んで断念したり、永遠の本能を抑制したりして世界制覇の欲望を放棄するものではない。
 ユダヤ人の野心を打破するには外部から力を加えて制止するか、或いはユダヤ人自身が滅亡して世界制覇の本能の消滅するのを俟つほかはない。民族が無力となり、老衰して死滅するのは、その血液の純粋を失うからであるが、世界にユダヤ人くらい血液の純粋を保持している民族は他にないのである。
 それ故、この天上を騒がすものを再び地獄の魔界に追い返すには、ユダヤ人以外の民族の力を以てこれと戦い、これを征服しなければならぬ。さもなくば、ユダヤ人は何時までも宿命の道を歩み続けるに違いない。

同上書 p.381

 ドイツは結局イタリア、日本と軍事同盟を締結したのだが、ヒトラーの頭の中に描いていたのは、第二次世界大戦はユダヤに支配されている勢力(ソ連、英米等)と非ユダヤ勢力との戦いであった。

 1941年6月にドイツがソ連に侵攻すると、当時のわが国の近衛内閣では、4月に締結された日ソ中立条約を破棄してでも同盟国としてソ連と開戦すべきとする松岡洋右外務大臣と近衛文麿首相との間で閣内対立が起きている。
 近衛は松岡の「北進論」を退けて内閣を総辞職し、改めて第3次近衛内閣を組閣して南進論の立場を確認したのだが、この「南進論」の論陣を張ったのがソ連のスパイであった尾崎秀実らのグループである。もしこの時にわが国が北進を選択していれば、ソ連は日独に挟撃されて息の根を止めていた可能性が高く、第二次世界大戦の結果は大きく異なるものとなっていたのではないだろうか

 ユダヤ人が国際金融資本と共産主義勢力の両面から世界規模の戦争を仕掛けようとしているという視点から世界の情勢を解説している本は、戦前・戦中のわが国においても少なからず存在し、このブログで何点か紹介させて頂いたとおりである。
 このような観方が正しいかどうかは、公的書類による記録が少ないために立証は極めて難しいが、正しいと仮定すれば多くの史実が矛盾なく理解できるという点がある。

 参考までに、三田村武夫の『 大東亜戦争とスターリンの謀略 』に、1928年にモスクワで開かれたコミンテルン第6回大会議で採択された決議内容が紹介されている。この本は、GHQ占領中の昭和25年に『戦争と共産主義』というタイトルで刊行されたが、GHQ検閲官により発禁処分を受けたとされ、昭和62年に『 大東亜戦争とスターリンの謀略 』というタイトルで復刊されている。

 帝国主義相互間の戦争に際しては、その国のプロレタリアートは各々自国政府の失敗と、この戦争を反ブルジョワ的内乱戦たらしめることを主要目的としなければならない。…

 帝国主義戦争が勃発した場合における共産主義者の政治綱領は、
(1) 自国政府の敗北を助成すること
(2) 帝国主義戦争を自己崩壊の内乱戦たらしめること

(3) 民主的な方法による正義の平和は到底不可能であるが故に、戦争を通じてプロレタリア革命を遂行すること

 帝国主義戦争を自己崩壊の内乱戦たらしめることは、大衆の革命的前進を意味するものなるが故に、この革命的前進を阻止する所謂「戦争防止」運動は之を拒否しなければならない。」

(三田村武夫『大東亜戦争とスターリンの謀略』自由社 p.38~40)

 自国の勝利のためで戦うのではなく、この綱領に基づき、自国の敗北を助長して共産主義革命のために行動する兵士が世界各国の軍隊に少数でもいたら、どのようなことになるかは誰でもわかる。
 当時のわが国においても、この綱領通りに動こうとした兵士がかなりいたこともまた事実なのである。その点については旧ブログで何度か書いたが、こちらのブログでもいずれ書くことにしたい。

戦前・戦中に出版されたヒットラーの著作リスト

 ヒットラーの著作や演説集は、戦前戦中に多数翻訳・出版されているが、国立国会図書館でネット公開されているものは少ないと言わざるを得ない。
 いつものように、タイトルに*印があり太字で表記している本はGHQ焚書である。

タイトル著者・編者出版社国立国会図書館URL出版年
1938年2月20日國會に於ける
ヒトラー總統の演説 
ヒットラー 外務省調査部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1916833昭和14
1939年1月30日國會に於ける
ヒトラー總統の演説 
ヒットラー 外務省調査部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1910176昭和14
一千年の歴史を作らん
 : ヒトラー総統の対米宣戦布告の大演説 
ヒットラー 日独旬刊社出版局https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438837昭和16
*凱歌の門ヒットラー第一公論社デジタル化されているがネット非公開昭和17
*人民戦線に対するナチスの宣戦ヒットラー,
ゲッベルス 
青年教育普及会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1269694昭和11
*世紀の獅子吼
(ヒットラー総統演説集)
ヒットラー羽田書店デジタル化されているがネット非公開昭和15
青年に檄すヒットラー 三星堂デジタル化されているがネット非公開昭和15
戰爭の責任はルーズヴェルトに在り
 : ヒトラー獨總統獅子吼
ヒットラー 日刊大民社出版部デジタル化されているがネット非公開昭和17
独逸青少年訓 ヒットラー 日独文化出版局デジタル化されているがネット非公開昭和17
*独逸の決戦態度
 : ヒトラー総統最近の宣言
ヒットラー鉄十字社デジタル化されているがネット非公開昭和18
*ナチス宣言ヒットラー報国社デジタル化されているがネット非公開昭和15
*ナチスの戦争論ヒットラー外七氏東邦書院デジタル化されているがネット非公開昭和17
ナチとは何かヒットラー 青年書房デジタル化されているがネット非公開昭和14
*ヒットラー わが闘争の展開ヒットラー栗田書店デジタル化されているがネット非公開昭和15
ヒトラーの獅子吼  : 新興独逸の英雄
アドルフ・ヒトラー首相演説集 
ヒットラー 日本講演社デジタル化されているがネット非公開昭和8
ヒトラーわが鬪爭の展開 ヒットラー 栗田書店デジタル化されているがネット非公開昭和15
まいん・かむぷ
 : 英和對譯 : 獨逸再生の闘爭 
ヒットラー ヘラルド雜誌社デジタル化されているがネット非公開昭和14
余の闘争 ヒットラー 白水社書店デジタル化されているがネット非公開昭和16
余の鬪爭 : ドイツ國民社會主義運動ヒットラー 朝日新聞社デジタル化されているがネット非公開昭和16
わが勝利への闘ひ ヒットラー 報国社デジタル化されているがネット非公開昭和16
我が新秩序. (上卷)ヒットラー 青年書房デジタル化されているがネット非公開昭和17
我が新秩序. (下卷)ヒットラー 青年書房デジタル化されているがネット非公開昭和17
我が闘争. 第一卷上ヒットラー 東亜研究所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438941昭和17
*我が闘争 第一巻下ヒットラー東亜研究所デジタル化されているがネット非公開昭和18
*我が闘争 第二巻上ヒットラー東亜研究所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438954昭和19
*我が闘争 第二巻下ヒットラー東亜研究所デジタル化されているがネット非公開昭和19
わが闘争 ヒットラー 三笠書房デジタル化されているがネット非公開昭和12
吾が闘争. 上卷 ヒットラー 興風館デジタル化されているがネット非公開昭和17
吾が闘争. 下卷 ヒットラー 興風館デジタル化されているがネット非公開昭和17
*われらの建設ヒットラー青年書房デジタル化されているがネット非公開昭和14
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内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。

コメント

  1. ラングドック・ラングドシャ より:

    ナチ時代の記録映画をたくさん撮った、レニ・リーフェンシュタールへのインタビュー映画はご覧になりましたか?
    この中で「(オリンピックの頃には)チャーチルも「総統がいて羨ましい」と言っていたのに、その後の手のひら返しはなに」という意味のシーンがありました。
    今回の記事の最初の部分を読んで、これを思い出しました。

    https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%8B-DVD-%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B093HNB5LG/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3FEGHRNXEXVKD&dchild=1&keywords=%E3%83%AC%E3%83%8B&qid=1635587470&sprefix=%E3%83%AC%E3%83%8B%2Caps%2C221&sr=8-3

    • しばやん より:

      ラングドック・ラングドシャさん、コメントいただきありがとうございます。

      洋画はあまり観てこなかったほうですが、友人や家族と今まで観てきた洋画は一方的にナチスを批判する作品ばかりだったと記憶しています。これもプロパガンダですね。
      早速アマゾンプライムビデオで鑑賞させて頂きました。レニ・リーフェンシュタールという監督のことは恥ずかしながらあまり知らなかったので勉強になりました。

      戦後彼女はナチスに協力する映画を作ったと非難され黙殺されて、この映画でも彼女に反省を迫る場面がありましたが、Wikipediaによると彼女は戦後英仏軍に逮捕されて非ナチ化裁判においては「ナチス同調者だが、戦争犯罪への責任はない」との無罪判決を得て釈放されたとあります。彼女の優れていた点は映像技術と編集力であり、その能力をナチスが重宝した事実はあります。
      この時代に生きたドイツ人は殆んどがナチスを熱狂的に支持しましたが、彼女の罪を問うのなら、大半の国民も同罪だったのではないでしょうか。映画の最後で彼女が語った「私の罪は何ですか」という言葉は重たいですね。

  2. ラングドック・ラングドシャ より:

    先週も96歳の女性の、ナチ時代の殺人ほう助罪で裁判が始まったというニュースが流れていました。
    当時十代後半で、タイピストとして働いていたことが罪に問われたそうです。
    なし崩しで終わらせるのもよくないですが、個人を追及するというのも考えものです。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/95a4d9b240b3d4eb6579a43f096599365aebf70e

    昨年は、当時17歳だった、93歳の方が、殺人ほう助で有罪判決を受けたそうです。
    https://www.asahi.com/articles/ASN7W6FV1N7QUHBI02D.html

    • しばやん より:

      おかしな裁判ですね。当時少女であった人物の個人責任を、今頃になって問うというのはどういうことなのでしょうか。時効という考え方が認められないなら怖ろしい話です。
      この女性が罪に問われるなら、当時のマスコミ関係者や政治家も「大量殺人を助けた」罪に問うべきだということになりかねません。もっとも、とっくに亡くなっておられるとは思いますが・・・。

  3. ラングドック・ラングドシャ より:

    「ドイツでは2011年、強制収容所で看守などとして勤務していたことを証明すれば殺人ほう助罪が成立する判断が下され 」とあるので、時効どころか最近になって始まった事象なようですね。
    ドイツ版の自虐史観に基づく行為なのでしょうか。

    • しばやん より:

      日本に自虐史観を広めたのと同じ勢力が、今度はドイツでも「ナチス=悪」とするイメージを固定化させようと仕掛けているのかもしれませんね。
      最近の実証的歴史研究では、第二次世界大戦の本当の原因はソ連・コミンテルンにあるとする説が拡がりつつありますが、そういう歴史叙述がドイツに広がっては困るのではないでしょうか。

  4. ネコ太郎 より:

    「我が闘争」はタイトルだけが有名ですが、実際に内容を知っている人は少ないと思います。内容の一端を知ることができて幸せです。
    国際金融資本家と共産主義を同一視していたことには驚きました。
    武藤貞一氏も同様の分析をしていたことから当時としては常識のレベルだったのでしょうか。最近、日本でも林千勝氏のように同様の説明をしてくれるやっと登場していますが。
    「国民主義の国家という国家が一つもなくなった時がユダヤ人の世界制覇の出来た時である。一つでも独立せる国家が残っておれば、ユダヤ人の覇権は最後の瞬間に覆るかもわからぬ。」という下りは日本国民としてはわずかな希望と恐怖を感じさせます。現実に疫病と薬とデジタル技術を利用して世界覇権を達成しようとしています。
    また、このような冷静な分析をしていたヒトラーが国際金融資本家と一般のユダヤ人を同一していたとはにわかには信じられません。

    • しばやん より:

      ネコ太郎さん、コメントありがとうございます。

      国も軍隊も持たないユダヤ人が世界を征服するとしたら、武器とするものは、国境を簡単に超えることのできる思想と、カネということになります。その魅力に取りつかれた人間は、自然と国柄を破壊する方向に突き進む傾向にあります。今のわが国の政治家や官僚や財界に国家観の乏しい人物が多いことが心配です。
      ご指摘の通り、彼らは疫病とデジタル技術を利用して今度こそ世界制覇を達成しようとしているのかもしれませんね。疫病もデジタルデータも簡単に国境を超える武器になり得るものですね。
      男系を繋いできた天皇制が続く限りは、そう簡単に日本は崩れないと思いますが、ただ小室圭の今後の動き方次第で、天皇制への国民の信頼が大幅に低下する仕掛けをかけて来るのではないかと懸念しています。

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