このブログで長野朗(ながの あきら)の著書をいくつか紹介させて頂いたが、長野は戦前の代表的な中国通で多くの著書を残している。彼の著書のうち十八点がGHQ焚書図書となっており、没収された本の多さでは三番目にランクされる人物である。
今回はGHQに没収されていない作品を紹介させていただくことにするが、彼の著書には戦後ではほとんど伝えられていない史実が詳細に記されている。
最初に紹介するのは昭和五年に出版された『支那の真相』という本の一節である。この本は様々な観点から中国人の国民性を描いた本で、なかなか面白い本である。呉PASS出版から数年前に復刊されているのでネットで容易に入手できる。
実利主義
日本でも花より団子という言葉があるが、支那人はこの方でも徹底した性格を持っている。日本人は支那の国民党や中国共産党を三民主義や共産主義と結びつけて考えるが、支那人はそうした窮屈な考えは持たない。主義は主義、党は党で、主義の善悪よりも、どの党に入ったが有利であるか、自己の利害打算から割り出して行くので、いわば主義などはどうでもよい。虚偽不真面目に出来ている彼らには真の主義者はほとんど存在しないと言っても良い。三民主義にしてもかえって日本人の中に真面目な支持者がある位である。また共産主義にしても、日本は真剣な共産主義の信者があるが、支那にはそれがない。
従って支那で国民党や中国共産党が天下を取るということと、三民主義や共産主義が行わるるということは別物である。支那人のこの考えを裏書きする実例はいくらもある。武漢でも共産はボロジン(中国で活躍したコミンテルン活動家)の懐具合ばかり覘(うかが)っていたし、また学生は国民党を共産党員の養成所のように心得、国民党内で盛んに活動していると共産党員に引き上げられ、月に四五十元の学費を供せらるるので、共産党員になることを恰も特待生にでもなったように心得ている。奉天派がかって北京ロシア大使館を襲うて共産党員を捕縛した時に、その中に多数の西山派の連中が混入していた。西山派は国民党の最右翼で、はじめから共産党員を国民党に加えることに反対して分離した連中で、西山の首領株は打倒共産党を叫んでいるのに、下の方では共産党と一緒に仕事をやっているという有様である。これなどは日本人には考えられないことで、ロシアの連中も支那人に散々搾られたらしく、役者はロシア人より支那人の方が一枚上手である。
米国等も数千万元の金を費い、数千人の宣教師を送り、数千の教会や学校を支那各地に設け、堂々たる病院を作って米支親善をやってみたが、反帝国主義運動一度起こってこれらの努力が何等の価値を齎さなかったことが分かった。ある米国宣教師は数十年間欧米人の対支戦況の結果は、遂に一人の真の信者を支那人の間に得られなかったといっている。これを我が天草の乱における殉教者の多かったのに較べて大なる相違がある。…支那人は実利を重んずるから、条約や契約のように紙に書いたもの等は一枚の反故紙位にしか思っていない。そこで日本と無電の契約を結んで三十年間の独占権を与え、間もなく米国と同じ契約を結んで十年間の権利を平気で与えたり、また日本の満蒙四鉄道の権利線にさっさと自分で鉄道を敷設して平気でいる。これが何か実物があれば決してこれを無視しないが、何もなければ勝手にやる。その代わりにたとい条約になくとも実際そこに物があればこれを尊重する。例えば朝鮮人が百万人満州に住んでいるという事実があれば、それが条約によって認められていなくても、事実の上に立って話を進めて行くのが支那人である。
(長野朗『支那の真相』呉PASS出版 平成29年復刻 p.15~17)
しかるに日本の外交は紙の上の契約だけ取りたがってそれに長い間引っかかって実際の仕事は何一つ出来ないということになる。支那に対しては花よりも実を取るべきで、紙の上の条約や契約は、日本では外交官の手柄にはなるかも知れないが、何にもならないだけでなく、こうして表面で騒ぐから却って実際の仕事は出来なくなる。支那では何時なにをしたか分からないように黙ってやることで、空騒ぎは大の禁物である。
戦前のソ連やアメリカも支那人から富を搾られてきた歴史があることは知らなかったが、長野が指摘しているような中国の国民性を理解していない日本の政治家や官僚が、この国とまともな外交ができるとは思えない。戦後におけるわが国の中国との外交を振り返ると、紙の上の条約や協定書を結ぶだけで大騒ぎをし、さらに政府開発援助(ODA)という支援金まで出したことが少なからずあったが、この国はいろんな国にいい顔をしながら投資や援助を求めては約束を守らないところが何度もあるので甘い対応は禁物である。もう少しこの本を紹介しよう。
戦わずして勝つ
戦わずして勝つは策の上なるものなりと支那の兵法に言ってあるが、支那人は能くこの要領を呑み込んでいる。戦争の時にも自分の兵は損ぜないようにして人の兵を叩き合わせて諸潰れにすれば、戦後自分が一番威張れるわけだから、各々人の兵を戦わせようとして頭を捻る。…中略…
(同上書 p.18~19)
人の褌で角力(すもう)を取ることは支那人の最も得意とする所である。第二次奉直戦の時に、段祺瑞は天津にいて反直各派を操り、一兵ももたず一銭も費わずして巧く段祺瑞を執政に担ぎ出して戦果だけは収めた。
こうした遣い方は中々巧いもので、袁世凱から段祺瑞時代までは、盛んに外国から金を借りて戦争をしてきたが、列国が支那の鉄道利権を欲しがっているのを見て、どしどし新線敷設の権利を与えて前貸金を取って費った。その中で一番騙されたのは間の抜けた日本であった。鉄道利権契約書一枚で千万元にもなれば、こんなボロイ儲けはないと思っただろう。
とにかく最小の努力で最大の効果を収むる経済上の原則を各方面に最も宜しく利用しているのは支那人である。
こんな具合に支那は支那市場に接近する先進国をうまく競合させながら双方から利益を得て富を蓄積して来たのだが、周辺諸国に対しては西洋諸国とは全く違う手法で勢力圏を拡大していった。
大正十四年刊の『我等世界に何を学ぶ可き乎. 上巻』所収の「支那に何を学ぶべきか」という長野の論文を紹介しよう。
支那は国家と民族とは全く別物で、国家としての支那は現に混乱に混乱を重ね財政は窮乏して列国の共同管理説などがやかましく唱えられているし、軍閥は日本の戦国時代見たように方々に割拠し、私兵を養い、戦争ばかりやっていて中央政府の命令などは誰も聞かず、租税は勝手に取り上げて中央には送らない。それに土匪が全国に百万人もいて掠奪や放火殺人をやっているが唯も取締ってくれるものがない。という有様で、誠に話にならない。列国が愛想をつかすのも無理はないが、そこは支那の国家であって、支那人、支那民族は戦争があろうが土匪が暴れようが、そんなことは一向お構いなく、国家の衰亡と正反対にどしどし発展していくところはどうも豪い。日露戦争で常陸丸が沈んだために上村中将の宅に石を投げ込んだ国民とは比較にならぬ。
戦争のため産業は衰微し、土匪に水陸の交通を塞がれながらも、支那の貿易額は逐年躍進的に増進していく。産業は浸々として発達する。年々新式工場の数は増え、紡績などでも、太糸では、もう今日、日本品の輸入される余地がないように支那貿易が発達した。鉱は次から次へと採掘され、無限の富は開かけていく。支那綿はだんだん米国綿に改良され、綿の栽培面積は年一年と広がっていく。今まで顧みられなかった羊毛も羊の改良によって世界的に認められるようになった。こうして四億の民衆と無限の資源を蔵している支那の前途は実に洋々たるものである。殊に驚くべきは漢人種の国内外発展の素晴らしいことである。日本人は狭い国内に人が溢れているのに、押し合い、へし合いして生活苦を叫んでいるが、支那人は政府が奨励もしなければ構いもしないけれども、自分たちでどしどし発展して行く。
まず国内発展から述べて見ると、支那は五族協和と言っているけれども、漢人を除いた外の四族である満州族、蒙古族、ウイグル族、チベット族はいつの間にかだんだん漢民族に圧倒されてシナは漢民族の一大国家に化しつつある。試みに満州を見ても、満州は最早満人の満州ではなくて漢人の満州になっている。今でも山東、直隷方面からどしどし満州に出かけて行く。これを日本の朝鮮問題と比べたらどうだろう。やれ朝鮮統治策だの、なんだのと騒いでばかりいるが、一向うまくいかない。それに支那の方は理屈も何んにも言わないが、いつの間にか満州も支那本部も差別が付かなくなっている。
次に最近著しく発展しつつあるのは北京から北方内蒙古を縦貫している京綏鉄道沿線である。この辺は昔は旗地として閉鎖されていたが、最近鉄道の敷設とともに開墾が盛んに行なわれ、漢民族の移住者が陸続として押しかけている。張家口から北方庫倫に行く道や京綏線の包頭付近の五原県付近など数十万頃(けい:1頃61440㎡)、数百万頃の沃野が横たわって数百万人の移民を容れるに足る。この方面の最近の発展は実に目覚ましいもので、北支那市場に現われ、日本に輸出される穀物の大部はこの方面からやって来る。こうして鉄道の延長とともに漢人種はだんだん経済的に内蒙古を征服していく。やがて外蒙古に漢人の手の延びるのも遠くはあるまい。
更に四川から青島、チベット方面の漢人の移住もかなり前から行われてチベット族ウイグルの領域に食い込みつつある。これで鉄道が陜西から甘粛、新彊へ、また四川、雲南からチベットへと伸びていったならば漢民族は雪崩を打って押し出して行くだろう。
武力で絶えず辺境の強族から征服され、元、金、清などの朝廷を戴きながらも、経済力を以ていつの間にか、これらの征服族を征服しつつあるのが漢民族である。以上は自国の辺境への発展であるが、それと同等以上の勢いで彼らは海外へも発展しつつある。漢人種は今や太平洋岸どこでもいない所はない。北方では満州からシベリアへと地歩を堅めつつある。国家の保護も受けないでロシア人に大分虐待されながら、だんだん実力を占めて行くところは日本人が軍隊の後からくっついて行って、軍隊が撤退するとすぐ逃げて帰るのとは比較にならない。北方に発展しているのは主に山東人である。日露条約が成りシベリアの富源が解放されても、実際の甘い汁を吸うのは日本人でなくて支那人かも知れない。
(『我等世界に何を学ぶ可き乎. 上巻』越山堂 大正14年刊 p.211~215)
漢人が進出したところはいつの間にか漢人がふえて、原住民を圧倒していく。チベットもウィグルも満州も、もともとは漢人がほとんどいなかった地域なのだが、今では漢人が支配するようになっている。漢人はその土地の壮年男子を本国各地に分散させて同化させ、老人や女子供が残った地域に大量の漢人が移住していき、数の力で主導権を奪っていくパターンなのだが、こういう方法で戦わずして支配圏を拡大してきた民族に対して、現在のわが国が無警戒過ぎるのが心配である。
地域経済の主導権を奪われれば、文化も失われてしまう可能性が高いのだが、北海道や沖縄がチベットのようにならないことを祈りたい。
『支那の真相』はGHQ焚書ではないのだが、西尾幹二氏が『GHQ焚書開封』の動画シリーズで、4回にわたり解説しておられる。
表題 | URL | 内容と紹介図書等 |
GHQ焚書図書開封 第075回 | https://www.nicovideo.jp/watch/so24990334 | 支那の国民性と黄河決壊事件 長野朗『支那の真相』、『満州事変の経過』、仲小路彰『世界戦争論』 |
GHQ焚書図書開封 第076回 | https://www.nicovideo.jp/watch/so25092566 | 現実家 長野朗が見た理想郷・満州の矛盾 長野朗『満州事変の経過』『支那の真相』 |
GHQ焚書図書開封 第095回 | https://www.nicovideo.jp/watch/so27514998 | 支那の国民性あれこれ1 長野朗 『満州の過去と将来』『支那の真相』 |
GHQ焚書図書開封 第096回 | https://www.nicovideo.jp/watch/so27613695 | 支那の国民性あれこれ2 長野朗 『支那の真相』 |
長野朗の著作は『支那の真相』のほか以下の書籍が呉PASS出版から復刊されており、ネットで容易に入手できる。
以下のリストは「国立国会図書館デジタルコレクション」で長野朗の著作を調べたものだが、大半の書籍がデジタル化されているにもかかわらず、ネット公開がされていない。(*太字はGHQ焚書)
著作権法は平成三十年(2018年)十二月三十日以降、保護期間が死後五十年から死後七十年に大幅延長されている。長野朗は昭和五十年(1975年)に死去しており、保護期間の延長がなければすべての著作があと4年もすればネット公開される予定であった。しかしながら、著作権法改正によりさらに20年間保護期間が延長されることになったのだが、なぜか6点だけは著作権67条第1項(著作権者不明等の場合)の規定により、文化庁長官の裁定でネット公開されている。
普通に考えると、著作権を主張する可能性がないと文化庁が判定しているのなら、他の著作も同時に公開されないと筋が通らないと思うのだが、なぜこんなに多くの本がデジタル化されていながらネット公開されないのだろうか。それほど長野の著作には戦後の日本人に読まれたくない真実が数多く記されていると理解すれば良いのだろうか。
タイトル (*太字はGHQ焚書) | 著者・編者 | 出版社 | 国立国会図書館URL | 出版年 |
*暗雲にただよう満蒙 | 長野 朗 | 千倉書房 | デジタル化されているがネット非公開 | |
華僑 : 支那民族の海外発展 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
共産主義の解剖 自治研究會パンフレット ; 第1號 | 長野 朗 | 自治研究會 | デジタル化されているがネット非公開 | |
共産黨の正體を暴く 自治研究會パンフレット ; 第1號 | 長野 朗 | 自治研究會 | デジタル化されているがネット非公開 | |
現代支那全集. 第1巻 (戦苑支那の習俗) | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
現代支那全集. 第2巻 (抗日支那の究明) | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
現代支那全集. 第3巻 (国民革命全史) | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
現代支那全集. 第4巻 (支那兵・土匪・紅槍会) | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
現代支那全集. 第5巻 (支那を舞台の列強資本戦) | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*現代戦争読本 | 長野 朗 | 坂上書店 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*皇民読本 | 長野 朗 | 光生館 | デジタル化されているがネット非公開 | |
最近ノ支那共産運動 | 長野 朗 | 日華実業協会 | デジタル化されているがネット非公開 | |
産業組合の実相 | 長野 朗 | 長野 朗 | デジタル化されているがネット非公開 | |
三民主義 | 孫文 著 長野朗 訳 | 支那問題研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/981531 | 大正15 |
自治学. 第1巻 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
自治学. 第2巻 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
自治学. 第3巻 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
自治学. 第4巻 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
自治日本史 | 長野 朗 | 金文堂出版部 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*自治日本の建設 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那革命史 | 長野 朗 | 改造社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*支那三十年 | 長野 朗 | 大和書店 | デジタル化されているがネット非公開 呉PASS出版より復刊 | |
支那事典 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那資本主義発達史 | 長野 朗 | 泉書店 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*支那読本 | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那土地制度研究 | 長野 朗 | 刀江書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那年史 : 一九三〇年 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那農民運動観 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*支那の再認識 | 長野 朗 | 大都書房 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那の社会運動 | 長野 朗 | 行地社出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1020704 | 大正15 |
支那の社会組織 | 長野 朗 | 行地社出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/982925 | 大正15 |
支那の真相 | 長野 朗 | 千倉書房 | デジタル化されているがネット非公開 呉PASS出版より復刊 | |
支那の土匪と軍隊 | 長野 朗 | 燕塵社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那の反帝国主義運動 | 長野 朗 | 行地社出版部 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那の労働運動 | 長野 朗 | 行地社出版部 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那労働運動の現状 東亜研究講座 ; 第10輯 | 長野 朗 | 東亜研究会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/964164 | 大正15 |
支那は動く支那を見よ | 長野 朗 | ジヤパン・タイムス社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那は何処へ行く? | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那国民運動の指導原理 | 長野 朗 | ジャパンタイムス社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那未来記 | 長野 朗 | 東亜公論社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那問題研究. 第3,4冊 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那労働者及労働運動 : 世界の脅威 | 長野 朗 | 燕塵社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
支那を舞台としたる日英米露の関係 邦文パンフレット通信 ; 第86冊 | 長野 朗 | ジャパンタイムス社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/920537 | 大正15 |
支那を舞台とする列国資本戦 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
自由支那へ | 長野 朗 | 万里閣書房 | デジタル化されているがネット非公開 | |
新支那を観る | 長野 朗 | 東世社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*新舞台支那 | 長野 朗 | 正信同愛会 | デジタル化されているがネット非公開 | |
中共 : アジアの怪奇 | 長野 朗 | 国民教育社 | デジタル化されているがネット非公開 呉PASS出版より復刊 | |
中国共産党の誤謬 | 長野 朗 | 協友社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
土匪・軍隊・紅槍会 支那問題研究 ; 第3-4冊 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
日支共存への道 | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*日本国民の生存と満州 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*日本自治史観 | 長野 朗 | 建設社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*日本と支那の諸問題 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
日本の国際危機 | 長野 朗 | 和泉会 | デジタル化されているがネット非公開 | |
農村の再建 | 長野 朗 | 農村新聞社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
農村の新体制 | 長野 朗 | 柴山教育出版社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
農民読本 | 長野 朗 | 平凡社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
白禍に悩む支那 : 亜細亜聯盟へ | 長野 朗 | 燕塵社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
文化戦線 | 長野 朗 | 文化戦線社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲移住方案 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲読本 | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*満州の過去と将来 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | 国立国会図書館に蔵書なし | |
*満州の鉄道を繞る日米露支 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題叢書. 第1巻 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題叢書. 第2巻 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題叢書. 第3巻 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題叢書. 第4巻 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題叢書. 第5巻 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満蒙に於ける列強の侵略戦 | 長野 朗 | 千倉書房 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*満蒙併呑か独立か | 長野 朗 | 千倉書房 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*民族戦 | 長野 朗 | 柴山教育出版社 | デジタル化されているがネット非公開 呉PASS出版より復刊 | |
民族と国家 | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*民族問題概説 | 長野 朗 | 小学館 | デジタル化されているがネット非公開 | |
満洲問題の実相 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*遊撃隊遊撃戦 | 長野 朗 | 和泉書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
*遊撃隊遊撃戦研究 | 長野 朗 | 坂上書院 | デジタル化されているがネット非公開 | |
我国の食糧問題 | 長野 朗 | 東世社 | デジタル化されているがネット非公開 | |
我等世界に何を学ぶ可き乎. 上巻 | 小牧近江 長野朗他 | 越山堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1021585 | 大正14 |
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。よろしければ、この応援ボタンをクリックしていただくと、ランキングに反映されて大変励みになります。お手数をかけて申し訳ありません。
↓ ↓
【ブログ内検索】
大手の検索サイトでは、このブログの記事の多くは検索順位が上がらないようにされているようです。過去記事を探す場合は、この検索ボックスにキーワードを入れて検索ください。
前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しました。
全国どこの書店でもお取り寄せが可能です。もちろんネットでも購入ができます。
電子書籍もKindle、楽天Koboより購入できます。
またKindle Unlimited会員の方は、読み放題(無料)で読むことが可能です。
内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。
コメント
はじめまして。
西尾氏のGHQ焚書、長野朗の「民族戦」を検索していたら、こちらにたどり着きました。
恥ずかしながら西尾氏のシリーズをこの年末に知ったばかりで、
読み始めましたら、やめられなくなり正月にやっと8冊まで読み終わったところです。
全体像を入れてから、早くそれぞれの原典を読みたいと思っています。
とてもおもしろいブログですね。
興味あることだらけです。
これから楽しみながら読んでいきます!
ありがとうございました。
しゃーみーやさん、コメントいただきありがとうございます。とても励みになります。
西尾先生の本は、最近はほとんど本屋でお目にかからなくなってしまいましたから仕方がありません。
それにしても年末から読み始めて8冊迄読んだとはすごいハイペースですね。戦後の学者が絶対に書かないことがいっぱい書かれていて驚かれたのではないでしょうか。
GHQ焚書は約7100点ほどありますが、今では「国立国会図書館デジタルコレクション」の「個人向けデジタル化資料送信サービス」を利用すれば、6,300点ほどのGHQ焚書を無料で読むことが出来ます。旧字・旧かなの本などは読みづらいですが、読み始めたら結構面白いものがあります。
返信をありがとうございました。
復刻版もあるようですが、私はその当時のままの雰囲気を味わいたいので、旧漢字のほうがいいです。習ったことはありませんが、今までも力づくで読み続けてきたのでがんばります!
西尾先生はドイツ文学者ですが、日本のことにも造詣が深く尊敬します。
先生や先生より上の世代の方は専門の他に教養が深く、本当に素晴らしいです。
今はペースが落ち、9巻目ですが、ワシントン会議のところは歯ぎしりしながら読みました。まるでここ20年間の日本を見ているようです。
旧漢字のままで読むのはいい心がけですね。頑張ってください。
確かに戦前戦中生まれには造詣の深い尊敬すべき学者や評論家が沢山いますね。
全共闘世代が、政界、財界、官僚、学界、マスコミを牛耳るようになって、日本の劣化がひどくなっていった印象があります。