GHQが焚書処分した日中戦争に関する本~~本多熊太郎『欧洲情勢と支那事変』

中国関連

 「支那事変」は、昭和十二年(1937年)七月七日の盧溝橋事件から始まった日中紛争を意味するが、当初は「北支事変」と呼ばれ、戦域が拡大してから「支那事変」あるいは「日支事変」と呼ばれるようになり、戦後は「支那」という言葉は避けて「日華事変」と呼ばれるようになったが、1970年代からは「日中戦争」と呼ばれるようになっている。これほど読み方の変わった紛争は珍しいと思う。

『支那事変聖戦写真史』忠勇社 昭和13年刊 より(コマ番号102/111)

 このブログで、GHQが焚書処分した書物のうち、外国に関するものでは中国に関する本が圧倒的に多いことを書いた。その中でも日中戦争に関する書物は、本のタイトルに「支那事変」「日支事変」「北支事変」を含むものだけで133点もある。

 この紛争に関して、GHQがこんなに多くの書物を焚書処分したということは、戦後の一般的な歴史叙述には、これらの書物に書かれていた真実の多くが封印されてきたと考えて良いだろう。では、これらの書物にどのようなことが書かれているのか、少しばかり紹介したい。

 今回は本多熊太郎 著『欧洲情勢と支那事変』という本の一節を紹介したい。著者の本多熊太郎は外交官で、後藤新平が満鉄総裁であった当時、北京公使館の二等書記官となり、その後スイス、ハンガリー、オーストリアの公使、ドイツ大使を歴任したあと、昭和15年には汪兆銘政権下の南京に中国大使として赴任し、昭和19年に東条内閣の外交顧問に就任し、終戦後A級戦犯として逮捕された人物である。

 要するに、英国は、ちょうど明治三十七、八年当時の極東政策の逆を行っているのです。あの当時は二十五万トンの最もつり合いの取れた艦隊、十三箇師団の精鋭なる陸軍を有する、換言すれば、当時東亜第一の武力を擁する日本と結んで、これを利用してシナ大陸に対するロシアの攻勢を牽制した。しかるに一九三五、六年来の英国は、極東におけるロシアの武力は到底日本の及ぶところではないとの認識の下に、ロシアの武力を利用して日本を抑える方針を採っているのです。一九三六年春夏の頃、タイムスは数回の社説で日本を説諭しておりますが、その要旨は「寺内陸相も議会での答弁で容認しているように、ウラジオ、ハバロフスクには、日本の重要都市を爆撃して日帰りの出来る重爆撃機が多数ある。今から日本が軍備拡張に努めてみても、日本が軍拡をやればロシアもやるのだ。それにロシアはだいぶ先に行っているから、日本がいくら努力しても追いつきっこはない。日本は何時までも一九〇四年(明治三十七年)のロシアを考えずに、一九四〇年(昭和十五年)のロシアのことを考えたらよかろう。そうすれば余り乱暴な真似は出来ないはずだ」とこういうふうに我々は英国半官報から叱られている。

 これに類似の社説はもう一つ二つあります。即ちその当時からイギリスは、ロシアの武力をもって日本を抑えるという国策を決めているのです。この表現の第一は何であったかといえば、例の英米仏三国のロンドン海軍条約――同条約の主義を他の三国にもそれぞれ個別的に及ぼそうということになって、ロシアと海軍条約を結んだ。その英露条約において、英国は日本が英米仏の三国海軍条約に加盟しないことを理由として、極東における露国の艦隊は、質的、量的ともに何らの制限を加えず、即ち露国に対しては絶対無制限の海軍力を極東において許諾しているのです。英国の真意はかくして極東における露国の海軍力をなるべく強大にして幾分でも日本の海軍を背後から牽制させようという、これが英国の政策なのであります。この英ソ海軍条約成立と前後し英国は、ソヴィエトに対する輸出保障クレジット一千万ポンドでしたかを与えた。ロシアがウラジオにもっている五十隻とか六十隻とか称する潜水艦隊は、英国の与えたクレジットでできたものです。

本多熊太郎 著『欧洲情勢と支那事変』千倉書房 昭和14年刊 p.115~117
国立国会図書館デジタルコレクション

 そして英国は、日本の力を殺ぐためにさらに蒋介石にも支援して長期抗戦をさせている。

 一九三五年の幣制改革によって、支那を全然英国の金融的、経済的従属国に化してしまって以来、一貫して遂行されている国策の現れなのである。日英関係の内容を構成するものは主として日支関係であることは数年前、ある機会にタイムズ紙が喝破せる如くである。これを言い換えれば日支関係は、その大部分が日英関係の反映であるということなのだ。事変発生当時から自分は

「正面の敵である支那ばかりを見ておってはいけない。支那の戦力は主として英国の支援に依存している。これと同時に量的には程度は低いけれども、質的には英国と相並んで勢力を及ぼしているのはコミンテルンをして魔手を揮わしめつつあるソ連である」

 とわが同胞に警告しておるのであるが、実に事変の当初から事態の発展性に対し驚くべき正確な見通しをつけ終始一貫その見通しの下に局面の推移に対処し、ある程度まで指導的の役割を働きつつあるのだ。少なくとも英国自身の主観ではそうなのである。

同上書 p.179~181

 戦前・戦中には本多氏と同様な指摘をしている論者が少なからず存在するのだが、戦後は戦勝国に不都合な内容の歴史叙述は影を潜め、最近になってようやくコミンテルンの動きに着目した歴史研究が江崎道朗氏らによって紹介されるようになったばかりである。

 支那事変に関してはほとんどのページが写真とその短い解説だけの『支那事変聖戦写真史』のような本までが焚書処分されていることに驚いてしまう。この紛争の真実には、よほど多くの真実が伏せられていると理解するしかない。

 下記リストは、タイトルに「支那事変」「北支事変」「日支事変」という文字のある133点の書物を五十音順に並べたもので、内58点がネット公開されている。興味のあるタイトルや著者の書物があれば覗いていただくとありがたい。

タイトル著者・編者出版社国立国会図書館デジタルコレクションURL出版年
欧洲情勢と支那事変本多熊太郎 千倉書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1261509昭和14
欧米の動きと支那事変鶴見三三岡倉書房
海軍作戦支那事変二周年の回顧桜木俊晃東京朝日新聞発行所
各社特派員決死の筆陣 
支那事変戦史後編
宮居康太郎 編皇徳奉賛会
各社特派員決死の筆陣 
支那事変戦史
宮居康太郎 編皇徳奉賛会
軍国に咲いた花 :
少年少女たちに贈る支那事変の読物
草牟田
尋常小学校編
草牟田尋常小学校https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1092811昭和13
経済学上より見たる支那事変の本質木村増太郎 目黒書店https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1277579昭和14
北支事変:
支那!抗日戦闘実力はこれだ
伊藤秀雄雄飛閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1107074昭和12
国際政局と支那事変下村海南 述渡辺翁記念文化協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1456564昭和13
支那事変から大東亜戦争へ本多熊太郎 千倉書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1439017昭和17
支那事変皇国之精華川瀬力造 編新聞資料協会
支那事変実記. 第15輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1042004昭和17
支那事変戦争美談陸軍省
つわもの編輯部
つわもの発行所
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第5巻忠勇顕彰会 編忠勇顕彰会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148686昭和14
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第6巻軍人援護会 編軍陣援護会
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第7巻軍人援護会 編軍陣援護会
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第20巻軍人援護会 編軍陣援護会
支那事変解決の根本策東亜聯盟協会 編東亜聯盟協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1908708昭和15
支那事変記念写真帳水野信之 編大洋社
支那事変郷土部隊写真史渡辺春也 編福島民報社
支那事変経過の概要 第四号陸軍省新聞班 編陸軍省新聞班 
支那事変写真帖東光社 編東光社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1112119昭和13
支那事変聖戦写真史玉井清五郎 編忠勇社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1112235昭和13
支那事変に於ける
敵の戦場思想工作の一観察
教育総監部 編教育総監部 
支那事変の意義作田荘一国民精神文化研究所
支那事変の結末を如何にすべきか相馬昌三 庄司新二https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1436989昭和14
支那事変の認識と国民の覚悟西脇健治郎積善館
支那事変報国美談. 輝く忠誠第6輯海軍軍事普及部 編海軍協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1094265昭和13
支那事変報国美談 第九輯海軍省
海軍軍事普及部 編
海軍省
海軍軍事普及部
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1255332昭和13
支那事変が生んだ皇国銃後赤誠史鈴木眞一 編日本聯合通信社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1452833昭和13
支那事変下に再び陸軍記念日を迎へて陸軍省情報部 編陸軍省情報部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462436昭和14
支那事変樺太盡忠録軍陣援護会
樺太支部編
北方文化出版社
支那事変実記. 第6輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041970昭和17
支那事変盡忠報国感激美談木村小舟 編龍文舎
支那事変前線より帰りて星野辰男 編朝日新聞社
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第4巻忠勇顕彰会 編忠勇顕彰会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148654昭和14
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第18巻忠勇顕彰会 編忠勇顕彰会
支那事変忠勇読本 : 軍国少年の為に尾関岩二 文祥堂https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438302昭和12
支那事変忠烈偉勲録 第一輯佐々木一雄 皇軍発行所昭和12
支那事変忠烈偉勲録 第二輯佐々木一雄 皇軍発行所昭和13
支那事変忠烈の皇軍野崎圭介二松堂書店
支那事変と皇国の使命加治木文男 編大日本
愛国主義団本部
支那事変北満討匪
紀州精華忠勇列伝 第一巻
河野九民紀州精華顕彰会
支那事変史研究草野文男 人文閣
支那事変実記. 第2輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041956昭和17
支那事変実記. 第3輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041960昭和17
支那事変実記. 第10輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041986昭和17
支那事変実記. 第12輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041992昭和17
支那事変戦跡行脚野崎圭介聚文館
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第1巻忠勇顕彰会 編忠勇顕彰会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1148536昭和13
支那事変忠勇列伝. 陸軍之部 第22巻忠勇顕彰会 編忠勇顕彰会
支那事変忠烈偉勲録 第三輯
無名戦士の忠誠
佐々木一雄皇軍発行所
支那事変と世界戦争の危機長島隆二 共盟閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1031493昭和12
支那事変と列国の論調姫野徳一 日支問題研究会
支那事変と我等の郷土 第一輯田中富士夫出征将士事跡編纂会
支那事変の前途は悲観か楽観か野依秀市秀文閣書房
支那事変解決論肥田琢司信正社
支那事変実記. 第14輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1042001昭和17
支那事変銃後赤心譜岡藤三郎 編合同新聞社
支那事変と国際関係に就きて
支那事変下の戦時財政経済に就きて
松本忠雄
中村三之亟
帝国在郷軍人会本部
支那事変と東亜の将来佐藤清勝 春秋社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1177277昭和7
支那事変と列強の動向大高二郎 日本青年外交協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268076昭和13
支那事変と我国民之覚悟大谷光瑞 大乗社東京支部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1447600昭和6
支那事変を語る鈴木嘉一 述国策研究会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1096415昭和13
支那事変歌集 戦地篇松村英一 編改造社
支那事変皇軍物語. 第3巻東京日日新聞 編東京日日新聞発行所https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1108127昭和13
支那事変実記. 第7輯 読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041974昭和17
支那事変実記. 第13輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041997昭和17
支那事変従軍記念写真帖村川貞一 編村川貞一
支那事変従軍記蒐録 第一編宮居康太郎 編興亜協会
支那事変従軍記蒐録 第二編宮居康太郎 編興亜協会
支那事変聖戦赤心譜楓井金之助国民新聞社
支那事変忠勇列伝. 海軍之部 第1巻軍人援護会 編纂軍人援護会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1030855昭和16
支那事変忠勇列伝. 海軍之部 第11巻軍人援護会 編纂軍人援護会
支那事変のお話小学課外読物
研究会編
小学課外読物
研究会
支那事変臨時派遣軍記念写真帖斎藤悦三 編中国新聞社
支那事変報国美談. 第8輯海軍省
海軍軍事普及部 編
海軍省
海軍軍事普及部
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1255325昭和13
支那事変下に於ける
各道府県農会の農村対策
帝国農会 編帝国農会
支那事変軍票論除野信道日本評論社
支那事変実記. 第5輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041965昭和17
支那事変実記. 第8輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041978昭和17
支那事変処理の一考察戸田手葉信義堂書店
支那事変忠烈美談 第一輯大日向すず守山書房
支那事変と日清戦争小泉信三 慶応出版社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1919110昭和12
支那事変と無敵皇軍宇都宮謙 編日本歴史研究会
支那事変銃後後援誌 第二編北海道庁編北海道庁
支那事変戦跡の栞. 上卷陸軍画報社 編陸軍恤兵部
支那事変戦跡の栞. 中卷陸軍画報社 編陸軍恤兵部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1906104昭和13
支那事変戦跡の栞. 下卷陸軍画報社 編陸軍恤兵部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1906119昭和13
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第25巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第26巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変と列国の論調 第二輯姫野徳一 日支問題研究会
支那事変の歴史性歴史教育研究会編四海書房
支那事変解決の諸問題と
支那における商品流通
神戸市産業課 編神戸市産業課 
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第10巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第11巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変と国際情勢松本忠雄 述中野館書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1098810昭和13
支那事変と東亜興隆山川智応 講述信人社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275443昭和14
支那事変とローマ教皇庁岡延右衛門栄光社
支那事変と吾等の覚悟東邦国策同志会 東邦国策同志会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1108893昭和12
支那事変報国美談. 第1輯海軍軍事普及部 編海軍協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1097048昭和12
支那思想概説 日支事変に就いて諸 橋 述山崎作治
支那事変実記. 第4輯読売新聞社編輯局読売新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041963昭和17
支那事変戦跡の栞陸軍画報社 編陸軍画報社
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第8巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第9巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第13巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第16巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変忠勇列伝 陸軍之部第17巻軍人援護会 編軍人援護会
支那事変に於ける
帝国海軍の行動. 其の2
海軍省
海軍軍事普及部 編
海軍省
海軍軍事普及部
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462420昭和14
支那事変に於ける
帝国海軍の行動. 其の3
海軍省
海軍軍事普及部 編
海軍省
海軍軍事普及部
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462426昭和15
支那事変報国美談. 第5輯海軍省
海軍軍事普及部 編
海軍省
海軍軍事普及部
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1092725昭和13
昭和十二・十三年支那事変風光社印刷所風光社印刷所
小学生と支那事変 
貯蓄債券 第八輯
日本勧業銀行
国民貯蓄勧奨部
日本勧業銀行
国民貯蓄勧奨部
世界政治と支那事変具島兼三郎 白揚社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268203昭和15
青年学徒と支那事変松本圭祐松本圭祐
聖戦五周年 :
支那事変から大東亜戦争へ
大日本興亜同盟 編大日本興亜同盟https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1157328昭和17
大東亜戦下の支那事変文化奉公会 編モダン日本社
日支事変をめぐる世界の動き稲原勝治 高山書院https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441751昭和12
日支事変美談と帝国の国防国際聯合通信社 編国際聯合通信社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1908858昭和9
日支事変の次に来るもの
日英戦はん乎
小林騏一郎 内外出版社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1438795昭和12
日支事変経済史神永文三議会政治社
日支事変写真帖加島謙次白星社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1191588昭和6
日支事変写真帳前編齊藤与次郎 編明治天皇聖徳奉賛会
日支事変と支那国情の実相加藤湘南歴山堂
日支事変と次に来るもの武藤貞一新潮社
日支事変と次の日〇戦争神田計造新文社
日支事変の全貌と対英問題原田政治大中社出版部
日本精神の考察
支那事変の経過と我国際関係
谷本 富 述
長岡克暁 述
京都経済会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1099221昭和12
北支事変誌 銃後の護り久志本清士渋谷印刷社
北支事変と支那の真相井上謙吉 モナスhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1257689昭和12
北支事変の真相と日支関係諸条約高田 功亜細亜研究会
歴史に輝く支那事変物語大毎こども会盛光社

 

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 ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
 通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
 読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。

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