戦後GHQが没収し処分して戦後の日本人に読めなくさせた本の中で、旧ソ連に関する本は結構多い。例えば昭和十二年に発刊された三島康夫 著『ソ聯は今何を劃策してゐるか : 日ソ果して戦ふか』という本は、支那事変にソ連がどうかかわっていたかが詳しく書かれている。本の書き出しの部分を紹介しよう。
にくらしい奴が、つまづくのは一寸いい気持ちだが、そいつが威勢隆隆、仲良しを取って押さえているのを見るのは辛いだろう。いわんや、自分を唆(そそのか)した覚えがあって見れば、実は安閑とはしておれぬ、ソ連だ。
(三島康夫 著『ソ聯は今何を劃策してゐるか : 日ソ果して戦ふか』第百書房 昭和12年刊 p.3~8)
盟邦(?)支那が、北支でまんまと事を起こしてくれたまでは上出来であったが、幾倍かの大兵力を擁しながら敗退また敗退、一週間で平津間を平定され、八万の二十九軍は約三万に激減してしまった。上海でも陸戦隊の寡兵をよい事に、一挙に上海を奪取する計画を立ててよもや飛ぶまいと思われた空軍を動かしたところが、ここも大体一週間で目安がついてしまった。空軍根拠地は二、三を除いて大方爆滅され、飛行機も単葉低翼流線型の元祖ノースロップ軽爆撃機を始め、マーチン、ボーイング等の新鋭第一線機ざっと三百ばかりの中、おそらく三分の一は喪失したろう。そうして、上海へは我が陸軍が上陸して戦略要点を占守し、来るべき大掃討戦の展開が予想されるに至り、北支では後続兵団の充実とともに早くも一大作戦が開始された。その結果がどうなるかは、もはや問わずして明らかだ。
ソ連はたしかに気が気でない。しからば彼はどうしようというのか。第一に、彼は支那の陰にかくれてあと押しをしている。支那の武力補強だ。フランスのレビュブリック紙はヂェラール氏署名入りで、ソ連は七月末までに飛行機三百八十二、戦車二百、大砲四百三十門、重機千五百を支那に供給したと報じている。現在までのところ、この数字は少し多すぎてちょっと首肯できないが、しかし新疆を通して、或いはウラジオストックから飛行機その他の兵器が続々輸送されつつある事実は疑いない。あるいは以上の数字は、契約数字でそれは逐次陸海両路から輸送されつつあるのかも知れぬ。同紙はこれと同時に飛行機のパイロットと技術員が、共産主義の宣伝員と一緒に派遣されたと言っている。ブリッュヘルが外蒙へ入ったとか、兵二万が送られたとかいうのは頭から否定はできないばかりか、大いに可能性はあるが、まだ確報ではない。
しかし若干のパイロットと砲兵士官二百がシナへ向かったというのは、かなり信ずべき情報であるようだ。なぜなら、空軍は十四日から二十日までの一週間の実績が語るようにまことにあっけないものであり、砲兵はまた射撃技術があまり上手でなく、この二つは明らかに支那軍の弱点であるから、これを極力補強しようとするのは、もっともな次第だからである。飛行機とそのパイロット、戦車とその指揮官、大砲及び機銃とその射手――これは既にスペイン戦で、その実証を見ているところだ。北支から西北支那へかけて、斯の同じ事実が現れないと、誰が保証し得るだろう。しかもスペインと違って支那に対しては兵員の大部隊すらも、増援することが可能である。
第二は対外宣伝だ。事変以来ソ連紙は、
(イ)事変は侵略的野心から日本が起こしたのだ。
(ロ)豊富な北支の天然資源を占有するのが目的だ。
(ハ)次でソ連領域に侵入せんとするものだ
ということを、連日手を代え品を換えてかきたてたばかりでなく英、米、仏、独等の諸国へもラジオで放送している。この事実はソ連ばかりでなく、如上の諸列強へも大いにデマって、満州事変当時のような孤立状態に日本を陥れようとする逆宣伝である。わが国がこの尾について「ソ連邦とも密接な連絡を保っている」と外相の名に於いて放送したのは、モスクワをして我が意を得たりと思わせたことであろう。…<中略>
第三は日本に対するアジだ。ソ連の新聞紙やラジオは、上記の宣伝と同時に、一方では支那が大して敗けていないこと、また仮に負けて多少の土地や、都会を奪取されても大したことではなく、支那の長期抵抗戦は、やがて日本をへこたれさせるであろうということを他方では今度の事変が、日本では不人気であること、たちまち資源が枯渇するであろうこと、その他さまざまなデマを飛ばしている。
これは、これまでの支那の統一が進捗し、共産派と国民党との合作が成功し、ソ連の対支援助が大いに効果を挙げて、精神的にも物質的にも、支那軍が格段に強化されたことを報道して、国内赤軍を鼓舞し、併せて支那をアジって来た手前の負け惜しみばかりではなくコミンテルンの活動と相まって満州、朝鮮、台湾は勿論の事、日本本土さえも攪乱しようという魂胆からのことである。
敵の背後、または腹中に我が味方である第三軍を作ろうとするソ連得意の戦術である。彼はすでに、支那に中国共産党を作り、中国紅軍をこしらえ上げて、支那をここまで引きずって来たのだ。彼はこれを満州で、朝鮮で、そうして本土でも成功させようというのだ。それはひとり軍隊ばかりではない。あらゆる形をとってやり遂げようとする、国民の心を蝕もうとするであろう。
支那事変は昭和50年頃から日中戦争と表記されるようになり、最近の教科書などでは日本と中国との戦争であるかの如く書かれているが、中国大陸の利権を狙っていたイギリスやアメリカやロシアなどの諸国がどのような動きをしたかを見なければ本当のことはわからない。その点について詳述された本の多くはGHQによって焚書されたとの認識が必要である。著者の三島氏はソ連は中国を支援して日本を疲弊させると同時に、中国の農村を荒廃させて赤化させ、併せて満州や朝鮮半島、日本の赤化も狙っていたことを書いているが、実際はその通りではなかったか。戦後の日本で伝えられている歴史は、旧ソ連が当時世界に喧伝したプロパガンダにかなり近いものであることは注目してよい。
次に昭和11年に出版された根村正位 著『急迫せる日露の危機』という本の一節を紹介しよう。
資本主義国家と、プロレタリアートの国家とが、その国家組織上根本的に相反する如く、ソ連と我が国とは氷炭相交わらぬ仇敵同士であることは、改めてここに述べるまでもなく周知の事実である。
その世界における階級戦とも言うべきロシア革命に対して、わが国は1918年より21年に至りシベリアに出兵し、チェコ・スロバキア軍、コルチャック、セミョノーフ等の白系反革命軍を支援したのである。
これが日ソ間における階級的敵対行為の端緒ともいうべきものであって、爾来ソ連は一国社会主義化のモットーのもとに対外的階級行動を控え、内寄りの、思想的世界赤化運動へ転向したのである。その一環として日本赤化をも企図し、遂にかの恐るべき五・一五事件という不祥事を惹き起こすに至ったことは、今も尚我々の記憶に新しく残っているものである。
この事実によっても、ソ連がかの国家組織を改めない限り、日ソの国交は氷炭相容れざるる対立関係を持続することは明白なる事実である。ポーツマス講和条約は、ソ支満州三国を含む国境に、日ソ両国とも軍備を構えないことを規定している。然るにソ連はこの条約を無視して国境に近く二十余万の大軍を集中し、優秀なる兵備と最新式の防塞トーチカを以て軍備を拡大強化したのである。
ソ連がポーツマス条約を遵守し、国境線一帯にかの強大な軍備を整えなかったならば、今日頻々として勃発する紛争もみなかったであろう。と同時に満州国もわが国も何不安なく、平和の中に満州国の発展開拓に全力を尽くすことが出来得たであろう。
ソ連の膨大なる極東の軍備は、勢い日満の平和を脅かすのみか、東洋の宝庫を侵略せんとする予備行動であるといわれても彼に弁解の余地はない筈である。
而して「いかなる強敵をも征服し得る戦備はなれり」と豪語するところ、正に弱者に向かって強者の為す威嚇でなくて何であろう。
ここに我が日満両国の軍事的関心を誘発するものがあり、国境方面における増兵のやむなきに至ったもので、日満、ソ対立の激化を余儀なからしめたのである。1933年、34年における世界の情勢は急角度をもって変化し、殊にヨーロッパにおける資本主義国家間の対立が尖鋭化するにしたがって、対ソ連関係は著しく軟化したために、ソ連はヨーロッパ方面に対する軍備もさほど必要としなくなったのである。
(根村正位 著『急迫せる日露の危機』新生閣 昭和11年刊 p.119~122)
したがって満州事変以後わが国の著しき興隆は、年来東洋進出を企図したソ連を刺激し、急遽極東軍備の拡大強化を実現するに至ったものである。
ソ連の社会主義強化のモットーとして、仮想敵を見出して突進するのが最善の戦術である。しかもヨーロッパにおける外交関係が安定するや、仮想敵の矛先は極東日本に向かって突き据えられたのである。
ソ連が最後の赤化地帯として死守した北満鉄道を譲渡するや、彼は日満両国に対して友好的態度を全く放棄し、対日満外交はいよいよ強硬となって行ったのである。それは一方において兵力の増大と、他方において第二次五か年計画完成を前にして、国力の充実に自信を得たからである。
五・一五事件がソ連の赤化工作にあったと指摘しているのだが、この事件を起こした青年将校の檄文を読むと、共産主義思想の影響がみられることは明らかである。五・一五事件の檄文は、私の旧ブログの記事で後半の部分を掲載しているので一度覗いていただきたい。
下記のリストはGHQ焚書リストの中から、タイトルに「ソ(連)」「ロ(シア)」「露(国)」を含む99点の書籍を抽出したものである。内21点は日露戦争に関する本で、他の本はタイトルに「ロシア」「露国」と書かれていても、内容は「ソ連」のことを中心に書いた書物のようだ。ロシア革命の後、ソ連が如何に動いたかについては、戦後の日本人はほとんど知らされていないのが現状で、戦後に出回っている歴史書やマスコミの解説などで語られることのない史実に触れて頂ければありがたい。
URLの記載のある49点は「国立国会図書館デジタルコレクション」でネット公開されており、ネット環境があれば無料で閲覧することが可能である。
タイトル | 者 | 出版社 | URL | 出版年 |
一等兵の征露日記 | 大沢 径 | 大沢 径 | ||
英伊蘇、終に滅亡か | 近藤源吉 | 日本精神社 | ||
英・米・露に於ける ユダヤ人の策動 | 国際思想 研究所 編 | 雄生閣 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1711542 | 昭和18 |
眼前に迫る世界大戦と 英米赤露の襲来 | 後藤誠夫 | 大京社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1442250 | 昭和7 |
北支那とソヴィエト・ロシア | 長谷川 了 | 学芸社 | ||
急迫せる日露の危機 | 根村正位 | 新生閣 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1440599 | 昭和11 |
極東大陸及び太平洋大決戦 日と米露何れが勝つか | 加藤 明 | 極東出版社 | ||
軍事 日満露会話 | A.D.ヤヌセフスキ | 大阪屋号書店 | ||
最近のソウエート聯邦 | 秦彦三郎 述 | 朝日新聞社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1094461 | 昭和11 |
参戦二十将星日露戦争を語る | 相馬 基 編 | 東京日日新聞社 | ||
実地踏査ソ連極東国境線 | 平竹伝二 | 桜木書房 | ||
支那大陸を舞台とする 日英ソ戦争 | 小林騎一郎 | 内外出版社 | ||
従軍記者の見たる 日露戦争裏面史 | 新聞之新聞 編 | 精華書房 | ||
少年日露戦争物語 | 遠藤早泉 | 文化書房 | ||
情報乗り出した ソ連謀略外交の内幕 | 伊藤 稔 編 | 三邦出版社 | ||
深刻化するソ・支共同 抗日戦 | 斎藤二郎 | 今日の問題社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273195 | 昭和11 |
新東亜の建設 :
蘇聯・ 支那・満洲・北洋問題 | 平竹伝三 | 敬文堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441152 | 昭和14 |
青年日露戦史 | 矢儀萬喜多 | 増進社 | ||
世界大戦の前に来るもの 日・ソ・支戦争 | 小林騏一郎 | テンセン社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441765 | 昭和14 |
赤露の動きと我覚悟 | 夏秋亀一 | 満蒙調査会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1279897 | 昭和8 |
赤露の攻熱挑戦 | 後藤武男 | 貴族院情報社 | ||
迫り行く日露再戦書を手にし 吾等の感想と決心 | 遠矢平吉 | 生成社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273078 | 昭和13 |
戦時体制下のソ連 | 東京朝日新聞社 欧米部編 | 東京朝日新聞社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1261497 | 昭和12 |
戦車に見る独ソ戦線 | 川瀬英雄 訳 | 岡倉書房 | ||
戦争秘話(日露戦役)第一輯 | 樋山光四郎 | 偕行社 | ||
ソヴィエト連邦の世界政策 | 遠藤一郎 | 生活社 | ||
ソヴエト航空の全貌 | 沢青鳥 | 三笠書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1462885 | 昭和13 |
「ソ軍」野戦砲兵射撃法 並研究 | 陸軍野戦 砲兵学校 編 | 陸軍野戦砲兵 学校将校集会所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1465014 | 昭和11 |
ソ満国境近し | 田邊章信 | 博愛発行所 | ||
ソ連対日暴戻行為の全貌 | 日蘇通信社 編 | 日蘇通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1271741 | 昭和13 |
ソ聯の総力戦研究 | 橘川万那不 | 桜木書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273620 | 昭和18 |
ソ連の要路を占むる ユダヤ人の極東攻略 | 長谷川泰造 | 人文書院 | ||
ソ聯は今何を劃策して ゐるか : 日ソ果して戦ふか | 三島康夫 | 第百書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270516 | 昭和12 |
第三十二回陸軍記念日に当り 日露戦役を偲ぶ | 陸軍省新聞班 編 | 陸軍省新聞班 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1221279 | 昭和12 |
大戦外交読本
② ソ・芬戰より白蘭進擊 | 外務省情報部 編 | 博文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441338 | 昭和15 |
対ソ外交の新段階 | 内藤民治 | 国際日本協会 | ||
戦ふソ聯の現実 | 竹尾弌 | 霞ケ関書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1044607 | 昭和16 |
鉄血 : 日露戦争記* | 猪熊敬一郎 | 明治出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/774222 | 明治44 |
東亜全局の動揺
:我が国是 と日支露の関係・満蒙の現状 | 松岡洋右 | 先進社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1466075 | 昭和6 |
東亜ソ領の現状 | 欧亜通信社 編 | 欧亜通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1097331 | 昭和18 |
東亜に立ちて外人記者の 見たるソ連及び太平洋 | 枡居伍六 編 | 日本電報通信社 | ||
東亜明朗化のために
: 日・支・蘇・英関係の将来 | 船田中 | 日本青年教育会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1463163 | 昭和13 |
東部ソ領の全貌 | 田村亥佐雄 伊藤晃 | 高千穂書房 | ||
独ソ決戦の背景 | 上野浩一 | 欧亜通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460270 | 昭和18 |
独ソ戦線2000粁
: 附:大東亜戦争とソ聯の動向 | 舟橋 茂 | 成武堂 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460279 | 昭和17 |
独ソ戦とソ聯 | 竹尾弌 | 武蔵野書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1044606 | 昭和18 |
独ソ戦と米国の対日態度 | 大日本赤誠会 思想局 編 | 大日本赤誠会 出版局 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1111030 | 昭和16 |
独ソ戦の趨勢 | 竹井十郎 | 南方圏研究会 | ||
独ソ戦の長期化と ソ連の抗戦力 | 益田直彦 | 朝日新聞社 | ||
独ソ戦を中心とする ソ聯経済力の検討 | 東亜研究所特別 第一調査委員会 編 | 東亜研究所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1445051 | 昭和19 |
日露怖るべきか | 中村秋季 | 新生堂 | ||
日露樺太外交戦 | 太田三郎 | 興文社 | ||
日露戦争物語. 上巻 | 芦間圭 | 大同館書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1717387 | 昭和10 |
日露戦争物語. 下巻 | 芦間圭 | 大同館書店 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1720535 | 昭和10 |
日露戦争を語る.
外交・財政の巻 | 時事新報社 編 | 時事新報社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1218392 | 昭和10 |
日露戦役話集 大戦余響* | 鳳秀太郎 編 | 博文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/954055 | 大正6 |
日露戦役 戦塵余話 | 青木袈裟美 | 陸軍軍医団 | ||
日露戦役の思ひ出 | 陸軍省つはもの 編輯部 編 | つはもの発行所 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1110524 | 昭和9 |
日露戦争思い出の記 ミスチェンコ騎兵大集団営 ロ逆襲実話 | 黒沢礼吉 編 | 不明 | ||
日露戦争を斯く戦へり | 鹿野吉廣 | 正直書林 | ||
日露戦地の懐旧 | 山崎有信 | 山崎有信 | ||
日露大戦秘史 永沼挺進隊 | 中屋重業 | 公論社 | ||
日露年鑑. 昭和11版 | 日露通信社 編 | 日露通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1191716 | 昭和10 |
日露年鑑. 昭和17版 | 欧亜通信社 編 | 欧亜通信社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184277 | 昭和18 |
日露の現在及将来 | 吉村忠三 | 日本公論社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1443706 | 昭和9 |
日露戦塵肉弾山行かば | 原田指月 | 三水社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1873736 | 昭和3 |
日露の特殊権益と 国際鉄道戦 | 浅野利三郎 | 宝文館 | ||
日露陸戦新史 | 沼田多稼蔵 編 | 兵書出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/942003 | 大正13 |
日清、日露戦役 回顧録 | 帝国在郷軍人会 上加茂分会 編 | 帝国在郷軍人会 上加茂分会 | ||
日清日露戦争物語
: 附・アジアの盟主日本 | 菊池寛 | 新日本社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1718008 | 昭和12 |
日清日露両戦役及世界大戦 に於ける我が戦時財政 | 大蔵省大臣官房 財政経済調査課 編 | 千倉書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1272744 | 昭和12 |
日ソ外交秘話 | 中原 明 編 | 白林荘 | ||
日ソ外交秘史 | 中原 明 編 | 白林荘 | ||
日ソ開戦か? | 松波治郎 | 農芸社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1096256 | 昭和9 |
日ソ漁業問題の解剖 | 鶴本徳太郎 | 函館商工会議所 | ||
日ソ戦争は何時始まるか | 国際事情研究会 | 太陽閣 | ||
日ソ戦ふべき? 北満国境線の危機 | 木村竜太郎 | 城西出版社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1269766 | 昭和11 |
日本の脅威武装の赤露 | 佐々木一雄 | 一心社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1466421 | 昭和8 |
反共十字軍 独ソ戦の真相とその経過 | 原田瓊生 | 日独出版協会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1460179 | 昭和17 |
風雲の満ソ国境 | 茂森唯士 編 | 太陽閣 | ||
兵車行 :
兵卒の見たる日露戦争* | 大月隆仗 | 敬文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/774461 | 明45 |
北満鉄道に関する ソビエイト連邦の権利の 満州国への譲渡関係諸約定 | 赤松祐之 編 | 日本国際協会 | ||
北満のロシア人部落 | 福田新生 | 多摩書房 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267117 | 昭和17 |
満州の鉄道を繞る日米露支 | 長野 朗 | 支那問題研究所 | ||
満ソ国境紛争史 | 中村敏 | 改造社 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1268434 | 昭和14 |
満ソ国境の実情 | 近藤義晴 | 皐月会 | ||
満ソ国境を征く | 池田源治 | 朝日新聞社 | ||
満露国境を視る | 近藤安雄 | 時事新報社 | ||
名将回顧 日露大戦秘史 陸戦篇 | 高田廣海 編 | 東京朝日新聞 | ||
滅共反ソか反英米か | 赤尾 敏 | 建国会 | ||
陸軍軍縮と米露の東亜経綸 | 佐藤慶治郎 | 日本書院出版部 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1444310 | 昭和6 |
隣邦支那とロシア | 長谷川了 | 太白書房 | ||
露国極東政策とウィッテ | 岩間徹 | 博文館 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1445050 | 昭和16 |
露国陸軍の研究 | 澤辺哲彦 編 | 偕行社 | ||
ロシア来るぞ | 林銑十郎 板垣征四郎 東条英機 他述 | 帝国軍事協会 | ||
ロシアの東進 | 石原哲二 | 学芸社 | ||
ロシアの東方政策 | 内藤智秀 花岡止郎 村上正二 栗原健 | 目黒書店 | ||
ロシアは如何にして 極東に迫るか? | 国防研究会 編 | 国防研究会 | https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270468 | 昭和10 |
ロシアはどう出るか | 大内 俊 | 大阪毎日新聞社 |
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ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、2019年4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。
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