日本とユダヤ人の関係を考察した中山忠直のGHQ焚書を読む

ユダヤ人

古代に日本に渡来したユダヤ人は日本に同化した

 今回紹介したいGHQ焚書は中山忠直(なかやま ただなお)という人物の著した『我が日本学』である。タイトルの書かれたページを開くと「本書を二十一世紀に捧ぐ  中山忠直」と書かれており、我々のような二十一世紀に生きる日本や世界の人々に著者の思いが託された書物であることがわかる。しかしながら、この書物は内務省が発禁処分を下し、戦後はGHQが焚書処分したために、この人物については戦後はほとんど知られていない。ウィキペディアには次のように記されているのだが、この解説は彼の本を読まずに書いたことはすぐにわかる。

 日本の詩人、著作家。宇宙のイメージを盛り込んだ詩作品などによってサイエンス・フィクション (SF) に連なる先駆的なものと評価されている。マルクス主義を経て、勤皇社会主義と称する極右思想に拠り、さらに日本人=ユダヤ人同祖説に立って天皇はユダヤ人の血を引くと論じて著書の発禁処分を受けた。「皇漢医学」の名称の下に漢方医としても活動し、製薬事業を興すとともに、関連する著作も書いた。

Wikipedia 「中山忠直」

 「日本人=ユダヤ人同祖説」は「日ユ同祖論」ともいわれるが、日本人の祖先が古代イスラエルの失われた十支族の一つとする説で、明治期に来日したスコットランド人のマクラウドが、日本の文字や道具などが古代イスラエルのものと類似している点が多いとして、日本人の祖先はイスラエルから渡来したと主張したことからはじまる。その後川守田英二や中田重治らが同調して、日本とユダヤの多くの類似点があることが研究されて広まって行ったのだが、中山忠直の主張は決して日ユ同祖論ではない。『我が日本学』(GHQ焚書)には次のように記されている。

 ユダヤ民族は有史以前に早く日本に渡来し、全くの日本人として同化し去り、ユダヤ人特有の信仰も人生観も忘れ果てて、同じく『神ながらの徒』として皇室に忠誠をはげみ、愛国の熱情に燃えている。かくユダヤ民族を完全に同化し去った楽園は、地上のドコにあるか。日本歴史の一面は、ユダヤ同化の歴史である。過去に於いて然りし如く、日本の地理力は今後に於いてもユダヤを同化する必然力を具えている。

中山忠直著『我が日本学』嵐山荘 昭和14年刊 p.413

 中山は日本人にユダヤ人の血が混じっていることを否定せず、彼らが一神教のユダヤ教を棄て神道や仏教を受け容れて日本に同化したことを重視している。この中山忠直の考えは日本人のルーツがユダヤ人の一氏族であるとする「日ユ同祖論」とは全く異なるのだ。

 またWikipediaには「(中山忠直は)天皇はユダヤ人の血を引くと論じて…発禁処分を受けた」と書いてあるが、彼は天皇がユダヤ人の血を引くなどとは書いていない。もっとも、彼が文章を引用した小谷部全一郎の著書にそのような主張が書かれているのだが、小谷部の著書はなぜか内務省の発禁処分を受けておらず、発禁理由はほかにあると思われる。ちなみに中山自身は皇室の祖先については次のように述べている。

 天孫民族の主流、皇室の御先祖は何であるか、まだ誰にもわからない。シュメール族説、ヒッタイト説、ヘブライ説ともに根拠があるが、この三民族は同志の兄弟民族であり、どちらでも結局同じことである。日本民族は混血民族であり、この三つの兄弟民族やスサ民族がみな日本という風土に於いて完全に結合している。先祖はどちらでもよろしい

 余が先輩の書から日本民族とユダヤ民族の類似を、ことさらに引用したのは、日本でユダヤの研究が盛んになったのを幸いに、さらにユダヤ問題を徹底的に研究してほしいからであり、またユダヤ人に日本人の本質を知らせたいためである。

同上書 p.447~448

 中山が小谷部全一郎の著書から、日本民族とユダヤ民族の類似点に関する記述を十一ページにわたり紹介したのは、ユダヤ人問題について研究を深め、ユダヤ人に日本人の本質を知ってもらいたかったからだとしている。

日本にはユダヤ人を変える力がある

 さらに中山は、日本人とユダヤ人の違いについて次のように述べている。

 余は十数年前から…ユダヤ問題を研究しているが、これを研究すればするほど、上古から日本との関係の深いのに驚かざるを得ぬ。ことに風俗や習慣に至っては、地球上にこれほど類似の民族があるかと驚嘆する

 二民族の根本的差異は人生観である。即ち日本民族には昔から人種的偏見が全くなく、あらゆるものを包含し、打って一丸となし、世界の共存共栄を目的とする神的観念の民族であるに反し、ユダヤ民族は世界を敵とし、これを膝下に征服し奴隷化せずんば止まざるの強健な意志と悪魔的性格を持っている。さりながら、これはすべて地理力の感化である。日本は悪魔をも神化すべき感化力を持つ。盗癖の朝鮮人が次第に善良化する如く、ユダヤ民族は環境の過酷なるヨーロッパに在っては、悪魔性を発揮せずんば民族の自衛と存続を得なかったが、日本の如き蓬莱国に来たっては、自ら仏性を獲得する。故に日本民族とユダヤ民族との性格の相違は、単に地理的理由に基づき、二民族の差異を論証す根拠とはならぬ。

同上書 p.417~418

 ユダヤ人問題は戦後ではタブーとされ日本人の大半が何も知らされていないのだが、戦前戦中ではユダヤ人がロシア革命を仕掛け、第一次世界大戦を仕掛け、支那事変を仕掛けて第二次世界大戦に日本を巻き込もうとしていたことは多くの言論人が警鐘を鳴らしていたことである。

 中山は、いくらヨーロッパ人がユダヤ人を憎んでいるからといってわが国はその尻馬に乗るべきではなく、ナチス的ユダヤ政策は問題の解決にならないと述べている。必要なことはユダヤ人たちに、彼らが世界に対して行っていることが誤りであることを理解させることであり、彼らを改心させるべく啓蒙することは我々日本人の役割ではないかと問うているのだ。

 我等日本国民はユダヤ民族を憎まない。彼らが日本の真情を理解せず、日本を滅亡せしめんと企図する心を憎む。故に日本人の熱望する所はユダヤ民族の虐殺ではなくて、ユダヤ民族の改心である。ユダヤ民族よ、世界の富の三分の二を壟断し、しかも生命と金の保全の国なき、金持ちの国際的浮浪者よ。お前らはその金をもって、何時まで狭い地球をぶらついているのか!日本へ帰順せよ。日本は汝らを混血し融和し去るであろう。
 日本は平和的手段によって、ユダヤ民族を消化し、世界反乱の癌を処分せんとする大慈悲民族である。ナチスの如き徹底的排撃政策を実行せずとも、日本にはユダヤを消化し処分する歴史的伝統力がある。

同上書 p.451

 歴史上多くの紛争を世界的に仕掛けて来たユダヤ民族が今も良からぬことを画策しているようだが、敵対する勢力を殲滅しても問題は解決せず、無辜の民を大量に殺戮したとしていずれ世界中から長らく非難を浴びることになるだけだ。いままではマスコミを使って世論誘導は可能であったが、いまはSNSで真実が世界に伝わっていく。ユダヤの支配力は今後衰えていかざるを得ない。
 古代日本でユダヤ人を同化させた歴史をもつのであるから、機が熟せば、わが国が彼らを説得し世界を平和に導く役割を期待される時が来るのかもしれない。しかしながら、今のユダヤ人からすれば、古代において日本に同化したという話はおそらく受け容れがたい話であるだろうし、今のわが国の政治家や官僚にそのような説得力がある人物がいるであろうか。

ユダヤ人が古代日本に渡来した記録

 『日本書紀』には、応神天皇の時代(四世紀末~五世紀初頭)に「弓月王」が引き連れた大量の人々(百二十県*の百姓)が渡来し帰化したことが書かれているのだが、このような記録があることについて教科書や通史で読んだためしがない。県は地方の行政単位なのだろうが、この時にわが国に帰化した人数を控えめに一県あたり百人程度と考えても、一万二千人程度の大集団となる。
*県:『日本書紀』では百二十県、『新撰姓氏録』では百二十七県と記載されている

 ここで簡単にユダヤの古代史を振り返っておこう。 
 ユダヤ人は、紀元前十七世紀頃に飢饉のためカナンの地から古代エジプトに集団移住したが、紀元前千二百年頃に再び大きな気候変動が起こり、モーセを中心に約六十万人がエジプトを脱出しシナイ半島に脱出を目指い、カナンの地(パレスチナ)に定着する。紀元前十世紀頃古代イスラエル王国を建国し、ダビデ王の時代には推定五百万の人口を持っていたとされる。しかしながら、ソロモン王の死後北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂し、前者は紀元前八世紀にアッシリアに滅ぼされて多くのユダヤ人が囚われるか離散し、後者はエジプトに敗北したのち紀元前六世紀に新バビロニアに敗れて多くの人民がバビロンに囚われたのだが、新バビロニアがアケメネス朝ペルシャとの戦いに敗れて、捕囚されていたユダヤ人は解放されてエルサレムに帰還している。その後、アケメネス朝滅亡後、古代マケドニア王国、セレウコス朝シリアなどに宗主国が引き継がれ、最終的にはローマ帝国領のユダヤ属州となった。
 紀元一世紀にローマ帝国に対し反乱を起こしたことからユダヤ人は厳しい民族的弾圧を受け、二世紀になって再び戦ったが敗れたために彼らは国外追放され、以降二千年近くの間彼らは統一した民族集団としての国を持つことなく、多くがヨーロッパを中心に世界各国に移住し離散していったのである。
 弓月国はかつて中央アジアのカザフスタンのあたりに存在していた国だが、そこに多くのユダヤ人が住み着いていたと考えられており、彼らが応神天皇の時代に朝鮮半島を経由して日本に渡来し帰化したことについて、戦前においてわが国で議論されていたのである。同上書には次のように解説されている。

 中田重治は日本とユダヤとの関係について、次の如く述べている。曰く――

『私は日本人の中にユダヤ人の血が混じっているということを、歴史の上から証明したい。ユダヤ人がわが国に渡来たことについては、歴史的に証拠がある。今より千六百四十九年前、応神天皇の第十四年、皇紀九四三年(西暦二八三)に弓月王が百二十七県の百姓を伴うて、日本に渡来して帰化した歴史がある。これはまた融通王とも書くが、どちらも当て字であってユーヅーと読む音が良い。人数は三千五六百人であったろうと言われている。このユーヅーとはユダヤ人ではあるまいか。…この人々は支那、朝鮮を経て日本に来たのであるが、養蚕や絹を織ることを教え、文明をもたらしたため、上下こぞって彼らを大いに歓迎した。その以前とても日本に機織がなかったわけではない。麻の白衣を織ることは知っていたが、柔らかい絹を織ることを教えたため、非常に喜ばれたのは無理もない』と。

 弓月王が一族を率いて大挙して渡来する前に、弓月王の父の功満王が仲哀天皇の八年(一九九年)に来朝して帰化している。機織(はた)を好くし、秦氏という、雄略天皇の時、太秦(うずまさ)の姓を賜ったが、これは秦の始皇帝を先祖とするからである。また秦の始皇帝の傍系の子孫で日本に帰化した武将に坂上田村麻呂がある。ともに姓氏録に出ている。始皇帝はユダヤ系なのである。

 太秦は今の京都の郊外に地名になって残り、活動写真の撮影所があるので有名である。そこに有名なイスラ井という井戸がある。これはイスラエルの名残で、その井戸のある神社は大避(おおさけ)神社といい、一名ダービー神社と言うが、ダービーは大避の音読みで、これが正しい。ダービーはダビデの転であると言われている。

同上書 p.419~421

 京都の太秦はかつて多くの映画会社が時代劇映画の撮影所を置いていて、今でも東映と松竹のスタジオが残されている。「イスラ井(いさら井)」はかつては広隆寺の境内の中にあったようだが、今は広隆寺西隣の東映撮影所に通じる通りに残されている。
 文中の「大避神社」は正しくは「大酒神社」で、「延喜式」神名帳には「大酒神社 元名大辟神」と書かれており。この神社の主祭神は、驚くなかれ、秦始皇帝、弓月王(ゆんずのきみ)、秦酒公(はたのさけのきみ)だという。明らかに異国の神を祀っている神社が存在することが信じられなかったので、『都名所図会』の本文を調べると、やはり古くから秦始皇帝を崇めていたことは間違いなさそうだ。
 中山忠直は「いさら井」が大酒神社にあると書いているのだがこの記述は誤りである。かつてはこの神社も「いさら井」も広隆寺の境内の中にあったのだが、明治初期の神仏分離により大酒神社は四百メートルほど東に移されてしまったために「いさら井」とはずいぶん離れてしまった。

 秦氏が自らの祖先を箔付けるために始皇帝を先祖とすることにしたとも考えられるのだが、いずれにせよ秦氏がユダヤ系であれば始皇帝もユダヤ系である可能性が高い。次に秦氏がユダヤ系であったかどうかだが、『日本書紀』や『新撰姓氏録』には秦氏の祖先は弓月君であることが書かれており、かつて中央アジアに存在した弓月国にユダヤ人の景教徒(ネストリウス派キリスト教)が住み着いていたこともわかっている。
 その後朝鮮半島を経てわが国に多くの外国人が渡来してきたのだが、渡来人の中にユダヤ人が相当数いて、それぞれの地域の中で重きをなしていたことは、ユダヤ人の風貌に似た人物埴輪が戦後になって相次いで発掘されるようになったことからわかってきた。

芝山古墳 人物埴輪

 上の画像は千葉県の芝山古墳で出土した人物埴輪だが、どうみても日本人や中国人や朝鮮人ではなさそうである。東北大学名誉教授の田中英道氏は『日本にやって来たユダヤ人の古代史』で現在のユダヤ教徒の帽子や髪形が酷似していることを指摘されたうえで、『旧約聖書』や『新約聖書』、平安時代に書かれた『新撰姓氏録』等の記録や、日本の祭りの囃子やわらべ唄などにヘブライ語が多数残されていることなど様々な観点からわが国にユダヤ人が大量に渡来し帰化した可能性がかなり高いことを論証しておられる。古代に中国や朝鮮半島から日本に渡って来た「渡来人」は多くの技術や文化をわが国に伝え、朝廷で登用された者も少なくなかったのだが、もしその多くがユダヤ人であったとすると、日本の古代史は大幅に書き換えざるを得なくなるだろう。

中山忠直の著書

中山忠直

 中山忠直の生涯は「オフィス・マツナガのブログ」に詳しく書かれているが、彼は詩人でもあり、漢方医学研究者であり、芸術評論家でもあり、政治評論家でもあった。彼の最大の功績は漢方医学に貢献したこととされ、彼の『漢方医学の新研究』は高価な本であるにもかかわらず昭和初期のベストセラーとなり、改訂十五版を重ね、フランス語にも翻訳されたようだ。本を開ければわかることだが、痛烈に当時の医学会を批判しており、そのまま今日の医学界批判にもつながる内容になっている。もし医学関係の方がおられれば、「オフィス・マツナガのブログ」の「中山忠直の生涯2」を是非読んでいただきたい。

 中山は昭和17年に脳出血で倒れ、以降左半身不随となり、最後の著書が『わが対ユダヤ戦線』なのだが、彼が病臥中に纏めたこの本も内務省検閲発禁図書となり、戦後はGHQに焚書処分されている。この本の内容の多くが『我が日本学』の第六篇「ユダヤと日本との関係ー必要な附録」とかなり重複する内容になっている。

下記のリストで「分類」欄の
「〇」は、「国立国会図書館デジタルコレクション」でネットで一般公開されている本でログインの不要なもの。
」は「個人向けデジタル化資料送信サービス」の手続きをして、ログインすることによってネットで読める本 

タイトル 著者・編者 出版社 分類 国立国会図書館デジタルコレクションURL 出版年 備考
An elegy on the earth 中山忠直
宮森麻太郎訳
丸善 https://dl.ndl.go.jp/pid/1681254 昭和16  
漢方医学余談 中山忠直 中西書房 https://dl.ndl.go.jp/pid/1049064 昭和4  
漢方医学の新研究 改訂普及版 中山忠直 宝文館 https://dl.ndl.go.jp/pid/1881770 昭和13  
玄米の死化を救へ 中山忠直 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/11619379 昭和13  
時代の先覚者藤田勇を語る 中山忠直 嵐山荘 https://dl.ndl.go.jp/pid/1137652 昭和16 内務省検閲発禁図書
如洋画集 第1巻 中山忠直解説 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1233920 昭和10  
如洋画集 第2巻 中山忠直解説 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1207120 昭和11  
如洋画集 第3巻 中山忠直解説 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1207127 昭和13  
地球を弔ふ 中山忠直詩集 中山忠直 嵐山荘 https://dl.ndl.go.jp/pid/1114253 昭和13  
日本芸術の新研究 中山忠直 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1235339 昭和8  
日本人に適する衣食住 中山忠直 宝文館 https://dl.ndl.go.jp/pid/1176505 昭和2  
日本人の偉さの研究 中山忠直 先進社 https://dl.ndl.go.jp/pid/1443774 昭和6  
日本に適する政治 中山忠直 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1453223 昭和15  
ボースとリカルテ 中山忠直 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/1142514 昭和17  
わが絵わが歌 中山忠直 嵐山荘 https://dl.ndl.go.jp/pid/1114230 昭和15  
わが対ユダヤ戦線 中山忠直 中山忠直 https://dl.ndl.go.jp/pid/10298867 昭和18 内務省検閲発禁図書
GHQ焚書
我が日本学 中山忠直 嵐山荘 https://dl.ndl.go.jp/pid/1262423 昭和14 内務省検閲発禁図書
GHQ焚書
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内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。

コメント

  1. ネコ太郎 より:

    田中英道先生のユダヤ同化論についての説をYouTubeでの講演や著作で知り感動していたところに、中山忠直氏の著書に触れることができ深く感謝いたします。
    しかも中山氏は西欧社会でユダヤ人がどうして嫌われたか、悪魔的所業をしたきたか、さらには我が国を滅亡せしめんとする企図を持っていたことを見抜き、日本がユダヤ人を同化したことが如何に世界を平和に導くかについて示唆しています。
    いわゆるディープステートやグローバリストが相変わらず世界を戦乱に導いている現状では中山忠直氏の著書を広めることこそ重要な解決策であると信じます。

    • しばやん より:

      ネコ太郎さん、コメントありがとうございます。
      今のユダヤ人にはいきなりこのような説は受け容れがたいのではないかと思う一方で、今のユダヤ人のやっていることがいずれ全世界から嫌われることになり、再びユダヤ人にとって不幸な時代に舞い戻っていくことも考えられます。
      つまるところユダヤ人は排他的なユダヤ教を棄てなければ、世界と共存することは出来ないのでしょう。古代に日本にたどり着いたユダヤ人たちが日本の歴史、文化、価値観を受け容れたことについて、彼らに学んでほしいものです。

  2. 井頭山人(魯鈍斎) より:

    しばやん様
    明けましておめでとうございます。
    しばやんさんの本年のご健康ご多幸を祈ります。
    正月早々、改憲に導くための人工地震と作為的飛行機事故で始まり、
    余りおめでたくもない状況ですが、中山直忠のGHQ焚書に関する記事を
    読ませて頂きました。
    元から猶太人の帰化は誠に興味深い著書です。確かに日本人は旧石器時代から新石器時代
    縄文時代と、もともとの原日本人と船で渡ってきた少数の民族の混合体です。
    いま世界中を荒らし回っているJudea・Mafiaは世界支配のために様々な悪事を為しており、その悪魔性を十二分に発揮している現状です。猶太人が日本に来たという事を言う人が多々居ります。京都の太秦はその証拠だと称しても、果たして江戸時代にはどうだったのか。戦国時代にもイエズス会を通じて潜入している事もあるでしょう。
    何れにしても日本人と猶太人は真逆の存在です。
    日本には猶太人を改心させる力が有ると思います。
    世界中が一神教の中では、日本は祖先崇拝と自然信仰の多神教と言えるでしょう。
    現在、日本には国が在るのでしょうか?ハッキリ言えば日本は独立国では無い。
    果たして今の日本に猶太人を改心させる力が有るでしょうか?難しい事です。
    この問題は、世界史と日本史の最も困難な難しい問題です。
    まずは、戦後GHQによって封印されタブーとして知らされなかった
    ユダヤ問題を多くの日本人が深く理解する事が先決ですね。

    *重大で大切な記事を有り難う御座いました。
    私は寒さが来ると切った下腹が痛みます。あなたもお大事に為さってください。
    本年が充実した年であることを祈ります。井頭山人、魯鈍斎
    「井頭山人」のハンドルネームで詰まらぬブログを書いて居ります。

    • しばやん より:

      井頭山人(魯鈍斎)さん、あけましておめでとうございます。
      大陸では、様々な民族が数少ない食糧を奪い合い、住みやすい土地を奪い合って争いごとが絶えなかったために、他の民族に寛容な宗教を信奉している民族は生き残ることが難しかったと思います。大陸で生き残っている民族の宗教は一神教がほとんどではないでしょうか。
      とりわけユダヤ教は唯一神しか認めず、他宗教に極めて排他的で、自分たちは神から選ばれた民だという選民思想があることから他の一神教の民族から非常に嫌われて、国を失って全世界に分散しました。そんなユダヤ人が唯一、他民族の文化に同化した国が日本だとしたら、日本のような多神教の宗教が、世界各地で起きている紛争の種を消し去る力があるのかもしれませんね。
      貴ブログ確認させていただきました。ワクチンに関しては私も同意見です。

  3. soba1089 より:

    今、国会図書館からダウンロードして『我が日本学』を拝読しております。
    「國際秘密力の研究」や「猶太の思想及び運動」も読みましたが、すでに戦前にこのような知見を持った人達がいたとは驚きです。
    唐津中学(現唐津東高校)の大先輩である市丸利之助さんの「ルーズベルトニ与フル書」もそうですが、戦前の軍人たちの優秀さがわかります。
    田中先生と茂木先生のご著書も読みましたが、まさにユダヤ(所謂DS)と日本(日本のDSではなく総体としての日本)がいかに折り合いをつけるかが今後の世界(地球)の未来を方向付けることになりそうですね。
    良い本を紹介していただきありがとうございます。漢方医学関連の本も読んでみます。

    • しばやん より:

      soba1089さん、コメントありがとうございます。
      ユダヤ関連本をかなり読んでおられるようですね。
      ユダヤ研究については戦後は長い間タブーにされていたようで、最近になってようやく何冊かが出版されました。
      しかし、この分野については戦前の研究レベルがかなり高かったと思います。
      最後はDSと折り合いがつけばいいですが、力量のない不勉強な政治家ばかりでは、わが国はかき回されてしまうのではないかと心配しています。
      反グローバリズムの世界の流れに乗って、いい方向に進んでほしいものです。

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