GHQにより没収・廃棄されたアヘン戦争、アロー号事件に関する書籍リスト

欧米の植民地統治

 戦後GHQは多くの書籍を没収廃棄しましたが、戦勝国にとって都合の悪いことが書かれた書物がかなりの割合に及ぶことが分かります。

 イギリスのインド統治についてもそうですが、アヘン戦争やアロー号事件はイギリスにとっては隠したい真実であり、これらについて詳しく書かれた本の多くが処分されています。

 本のタイトルあるいは、本の各章のタイトルに「阿片」、「鴉片」、「アヘン」、「アロー号」を含む書物のうち、GHQによって焚書処分されたものをリストアップしてみました。

タイトル著者・編者出版社国立国会図書館デジタルコレクションURL出版年シリーズ
朝日東亜リポート. 第1冊
香港と海南島
朝日新聞社
東亜問題調査会 編
朝日新聞社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1217818昭和14
亜細亜民族と太平洋松本悟朗 誠美書閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273685昭和17
阿片戦争松崎啓次、小国英雄高山書院
白鬼来 :
阿片戦争はかく戦はれた
大泉黒石 大新社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1134833昭和17
太陽 鴉片戦争の巻山岡荘八春江堂
アロー戦争と円明園矢野仁一 弘文堂書房https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453300昭和141990中公文庫
興亜建設の基礎知識楢崎観一 大阪屋号書店https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1262176昭和15
昭和維新ト日本ノ針路青柳長次郎 陸義荘https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1273169昭和15
戦争と電気通信中山竜次 電気通信協会https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1068553昭和17
太平洋は叫ぶ今野幸助 新東亜社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1441397昭和15
大東亜の産業と住民芳邨勲 健文社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1275899昭和19
打倒英国松井賢一 日本人社出版部https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1270338昭和14
南洋物語柴田賢一 日本青年館https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1276416昭和16
日英外交裏面史柴田俊三 秀文閣https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1267390昭和16
幕末期東亜外交史大熊真 乾元社https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1041865昭和19
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 ブログ活動10年目の節目に当たり、前ブログ(『しばやんの日々』)で書き溜めてきたテーマをもとに、昨年(2019年)の4月に初めての著書である『大航海時代にわが国が西洋の植民地にならなかったのはなぜか』を出版しています。
 通説ではほとんど無視されていますが、キリスト教伝来以降ポルトガルやスペインがわが国を植民地にする意志を持っていたことは当時の記録を読めば明らかです。キリスト教が広められるとともに多くの寺や神社が破壊され、多くの日本人が海外に奴隷に売られ、長崎などの日本の領土がイエズス会などに奪われていったのですが、当時の為政者たちはいかにして西洋の侵略からわが国を守ろうとしたのかという視点で、鉄砲伝来から鎖国に至るまでの約100年の歴史をまとめた内容になっています。
 読んで頂ければ通説が何を隠そうとしているのかがお分かりになると思います。興味のある方は是非ご一読ください。

 無名の著者ゆえ一般の書店で店頭にはあまり置かれていませんが、お取り寄せは全国どこの店舗でも可能です。もちろんネットでも購入ができます。
内容の詳細や書評などは次の記事をご参照ください。

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