『国立国会図書館デジタルコレクション』とは
『国立国会図書館デジタルコレクション』には、昭和43年(1968年)までに国立国会図書館が受け入れた戦前期、戦後期刊行図書、議会資料、法令資料、児童書、震災・災害資料を中心に収録されており、そのうち、著作権処理が完了した約35万点の資料および古典籍の約7万点などがインターネットで公開されていて、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンで読むことが可能である。
詳しくは『国立国会図書館デジタルコレクション』のパンフレットに書かれているので参考にしていただきたい。
http://www.ndl.go.jp/jp/dlib/project/pdf/digitized_contents.pdf
古典籍や日本占領関係資料も公開されていることは有難いところだが、戦前の本のうち敗戦後にGHQが焚書処分した書籍も3割程度がインターネットで公開されており、戦後の長きにわたり封印されていた史料や記録を読むことが可能である。
『国立国会図書館デジタルコレクション』で探している情報のアクセス方法について
一般の図書館では分類別に並べられた大量の書籍のタイトルから、その書籍の内容を推定して目次で確認しながら情報を探すことになるが、『国立国会図書館デジタルコレクション』では、本の①タイトル②著者③各章④出版社⑤出版年がデータベース化されているので、書籍検索を用いることにより、調べていることと関係のありそうな書物を容易に探しだすことができる。
1.『国立国会図書館デジタルコレクション』で書籍を探す方法
①『国立国会図書館デジタルコレクション』にアクセス
②検索ボックスに、探している情報のキーワードを入力
(複数入力の場合は間にスペースを入れる)
ここでは「陸奥宗光」「条約改正」の2つのキーワードを入力
(探している情報が載っている書籍のタイトルが分かっている場合は、書籍名を入力。)
③検索ボタンをクリック
タイトル名、章名、著者名などで、キーワードを含む書籍・論文のデータ一覧が即座に入手できる。図書だけで26冊が該当していることがわかる。
④著者、章の内容から求めている情報が書かれていそうな本を絞り込む
⑤絞り込んだ本のページの内容を一つずつ読んで確認していく
本のタイトルのリンクではなく、目次の右端にある⇒ボタンを押すと該当のページに移るので、実際に読んでみる。次のページに進む場合は、書籍の画像の右にある▷ボタンをクリックする。前のページに戻す場合は画像の左にある◁ボタンをクリックする。
『国立国会図書館デジタルコレクション』で、求めている情報が見つかった場合
実際に読んでみて、探していた情報、興味のある記述が、たとえば渡辺幾治郎 著 の『 外交と外交家 』(永続的識別子ndljp/pid/1444909)の121ページで見つかったとする。
章の途中で重要な記述を見つけて、その該当ページをURLで指定したい場合は、
http://dl.ndl.go.jp/info:永続的識別子/コマ番号
が、そのページのURLとなる。
同じ本であれば 永続的識別子は 変更する必要はないので、コマ番号だけを修正して打ち直す必要がある。
上の画像のURLの青い線で囲んだ数字(コマ番号)を赤い線で囲んだ数字に置き換えればよい。
『国立国会図書館デジタルコレクション』で見つけた書物などを転載したい場合
デジタル化資料のうち、個々の画像の書誌情報の公開範囲の記載が「インターネット公開(保護期間満了)」となっているもの は、転載申し込みは不要。
公開範囲の記載が「インターネット公開(裁定)」や「インターネット公開(許諾)」となっている場合には、事前に転載依頼フォームからの申し込みが必要。
詳しくは下記URLを参照ください。
http://www.ndl.go.jp/jp/use/reproduction/index.html
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コメント
御本の出版おめでとうございます。近所の書店に注文しました。しばやん様のご考察が印刷物になって手に取ることができるのは有り難いです。きっと、私にとっても新しい発見があることと思います。
FC2ブログのほうが、なぜか見ることができないので(タイトルは表示されるのですが、本文の部分は空白になっています。使っているのはMacです)こちらに投稿いたしました。
これからも、よい記事をよろしくお願いいたします。
業務連絡です
「しばやんの日々」FC2ブログは、やはり本文を見ることができません。本文部分が空白になっています。
右袖にあるリンクは見ることができるのですが、「歴史逍遙」へのリンクは、こちらのページではなく、FC2のページにリンクされています。このブログにたどり着くことは、リンクからではできないようです。
このところ、宇田先生のブログも本文が見えません(しばやん様のFC2ブログと同様に、ヘッダーは見えるのですが、本文が空白のページになります)。南蛮人の奴隷貿易について書いているページが、嫌がらせを受けているように感じます。
何か、改善方法が見つかると良いのですが。
すみません。右袖のリンク先の誤りは訂正しました。ご指摘いただき、ありがとうございます。
ブログの本文が見えない理由はよくわかりません。宇田先生のブログは私のPC(windows10)でもタブレットでも問題なく見れますが、今もそんな状態なのでしょうか。左上の記事一覧を押してみてリストは見れる状態でしょうか。他のサイトは問題なく見れるのでしょうか。
どんなPCも使っているうちに重たくなりますが、対策を実施しても同じでしょうか。
しばやん様
旧来の「しばやんの日々」が表示されない理由が分かりました。セキュリティソフトが、悪さをしていた模様です。
入っているセキュリティソフトが、ESETという会社のものなのですが、検索してみたら同じ症状が出ている方が複数いました。しかし、Macで、同じソフトを入れている機械が2台あるのですが、この症状が出るのは1台だけです。
症状は、左上の記事一覧をクリックしても、ヘッダのタイトルをクリックしても、本文の部分が白いだけの状態になります。この方の症状と全く同じです https://anote.work/2441
今日は、宇田先生のページは見えました。
根本的な改善策はないようなので、とりあえず、旧来の「しばやんの日々」を拝見するのは、違う機械を使うことにします。お騒がせしました。
情報ありがとうございます。原因がはっきりしてよかったです。
私が昔使っていたセキュリティソフトが以前「国際派日本人養成講座」のような真面目なサイトをブロックしたことがありましたが、特定勢力にとって都合の悪い記事を書くサイトをはじくように設定されているのかもしれませんね。