日清戦争・日露戦争 ポーツマス会議全権随員・本多熊太郎の「講和外交秘話」を読む~~日露戦争に関するGHQ焚書2 日露戦争に関するGHQ焚書リストの中に、時事新報社 編『日露戦争を語る. 外交・財政の巻』(昭和10年刊)という本がある。日露戦争の重要な交渉や会議などに関わった人物が、当時のことを回想して記した文章をまとめた本なのだが、簡単に目次と筆者の... 2022.05.31 2023.07.07 日清戦争・日露戦争
戦争文化叢書 戦前の欧州をめぐる世界情勢をどう理解するべきか~~「戦争文化叢書」を読む7 前回に引き続き「戦争文化叢書」のGHQ焚書を紹介したい。今回紹介するのは白鳥敏夫 著『欧洲を繞(めぐ)る世界情勢』という本である。 著者の白鳥敏夫はWikipediaによると、「大正、昭和期の日本の外交官・政治家。戦前期における外務省革新派... 2022.02.18 2023.07.07 戦争文化叢書
国会図書館デジタルコレクション 松岡洋右が若い世代に語った講演集『少年に語る』、『青年よ起て』 松岡洋右は明治十三年(1880年)に廻船問屋の四男として山口県に生まれたが、十一歳の時に父親が事業に失敗して破産してしまい、十四歳の時にアメリカに渡り、働きながら学校に通った。彼は著書に「アメリカでルンペンをやりました」と書いているが、早朝... 2021.07.14 2022.05.09 国会図書館デジタルコレクション
国会図書館デジタルコレクション 大川周明の『日本的言行』、『日本文明史』を読む 昭和八年刊『日本的言行』 前回の「国立国会図書館デジタルコレクション」で長野朗の著作を紹介したのだが、今回は大川周明の著作を紹介させていただきたい。 大川周明 大川は民間人として唯一東京裁判のA級戦犯として起訴されたが、裁判終了後に存命... 2021.07.08 2022.05.30 国会図書館デジタルコレクション
欧米の植民地統治 A級戦犯の大川周明はペリーの来航をどう書いているのか~GHQ焚書『英米東亞侵略史』 大川周明と言えば、民間人でありながらただ一人東京裁判に起訴され、梅毒による精神障害が認められて訴追免除となった人物だが、彼の著作のうち7点がGHQによって焚書されている。以前このブログでGHQ焚書リストの中から、A級戦犯で起訴された人物の著... 2021.03.18 2023.07.07 欧米の植民地統治
GHQ焚書 GHQが焚書処分した政治家の著作~~池崎忠孝『太平洋戦略論』、安藤正純『日本の行く道』 GHQが没収・廃棄し、戦後の日本人が読めないようにされた著作の中には、国内外の政治家が著した本が多数存在する。ヒトラーの『我が闘争』もその一つだが、日本人の著作では池崎忠孝(いけざき ただよし)の著作が最も多く処分されている。この人物は東京... 2020.10.23 2022.05.09 GHQ焚書
GHQ焚書 GHQが焚書処分したA級戦犯の著書~~松岡洋右 『東亜全局の動揺 』 昭和二十年(1945年)八月十四日にわが国は「ポツダム宣言」の受諾を連合各国に通告し、翌日の玉音放送により日本の降伏が国民に公表されたのだが、「ポツダム宣言」の第六条および第十条にはこう記されていた。 六 われらは、無責任な軍国主義が世界よ... 2020.08.13 2022.05.09 GHQ焚書
中国関連 GHQが焚書処分した日中戦争に関する本~~本多熊太郎『欧洲情勢と支那事変』 「支那事変」は、昭和十二年(1937年)七月七日の盧溝橋事件から始まった日中紛争を意味するが、当初は「北支事変」と呼ばれ、戦域が拡大してから「支那事変」あるいは「日支事変」と呼ばれるようになり、戦後は「支那」という言葉は避けて「日華事変」と... 2020.07.18 2023.07.07 中国関連