戦争と共産主義 中国共産党に繋がる諜報ルートが解明できなかった事情 前回の「歴史ノート」で多くの共産主義者からの転向組が陸軍に入り込んだことを書いた。そしてその前の記事で、ゾルゲ諜報団が一斉に逮捕されたことを書いたのだが、特高は併行して中国共産党に繋がる諜報ルートの解明にも動いていた。中国共産党に繋がる諜報... 2025.09.14 戦争と共産主義
戦争と共産主義 ゾルゲ諜報団の一斉検挙と戦後日本の言語空間 前回の記事で、北林トモの供述に基づき宮城与徳が逮捕されたのち、宮城は仲間のこと等について固く口を閉ざしていたことを書いた。では何がきっかけで、宮城が供述を始めることになったのか。宮城与徳が自白した経緯 特高の宮下弘著『特高の回想』には次のよ... 2025.08.24 2025.09.15 戦争と共産主義
戦争と共産主義 ゾルゲ、尾崎秀実らが一斉検挙に至った経緯について 前回の歴史ノートでソ連のスパイ活動をしていた尾崎秀実が獄中で記した手記の一部を紹介した。この尾崎秀実を自白させたのは特高第一課係長であった宮下弘という人物だが、特高はその前に、アメリカ共産党員の宮城与徳を自白させてゾルゲや尾崎がスパイ活動を... 2025.08.17 戦争と共産主義
戦争と共産主義 コミンテルンのスパイ・尾崎秀実にとっての第二次世界大戦 今回はゾルゲ事件の首謀者の一人として昭和十六年(1941年)に逮捕され昭和十九年(1944年)に死刑に処された尾崎秀実おざき ほつみが、昭和十七年(1942年)三月か四月頃に獄中で書いた手記に記されている内容の一部を紹介させていただくのだが... 2025.08.10 戦争と共産主義
GHQ焚書 GHQが焚書処分した「北進論」「南進論」関連書籍~~安達謙蔵『北進図南』 昭和十六年(1941年)六月に、ドイツが独ソ不可侵条約を破ってソ連に侵攻すると、当時の近衛内閣では、四月に締結された日ソ中立条約を破棄してでも同盟国としてソ連と開戦すべきとする松岡洋右外務大臣と近衛文麿首相との間で閣内対立が起きている。近衛... 2020.09.03 2022.03.23 GHQ焚書
GHQ焚書 GHQが焚書処分した「大東亜」「東亜」という文字を含む書籍~~小牧実繁『地政学上より見たる大東亜』 第二次世界大戦の終戦までは「大東亜戦争」という呼び名であった戦争は、GHQによって「太平洋戦争」という呼び名に書き換えられた。そればかりではない。GHQは「大東亜戦争」という言葉は「戦時用語」として使用を禁止し、現在もマスコミなどではこの戦... 2020.05.08 2022.05.30 GHQ焚書