デジタル図書館

今の時代は、昔は大きな図書館に行っても出来なかったことがネットにつながったパソコン一つで出来るようになっています。私がブログで書いているような情報をどのようにして入手したかについて、このカテゴリーの記事で、一部種明かししていきます。

また、GHQ焚書など重要度の高い資料・書籍のうち、ネットで無料で読めるもののURLを順次リスト化していく予定です。

スパイ・防諜

『国際秘密戦と防諜』(GHQ焚書)を読む その2

前回は丸山義雄 著『国際秘密戦と防諜』の総論部分の一部を紹介させていただいたあとで、今回はその各論のうちいくつかをピックアップさせていただくこととしたい。本書を読むと、ターゲットに...
スパイ・防諜

丸山義雄 著『国際秘密戦と防諜』(GHQ焚書)を読む その1

戦後のわが国には「スパイ防止法」がなく、国民の大半は外国人スパイがわが国で暗躍していることを考えることもなく、ずっと以前から「防諜」という言葉がほとんど死語になってしまっている。よ...
人種・民族

『有色民族の復興と其経済的自決』(GHQ焚書)を読む その3

前回に引き続き 宮田光雄 著『有色民族の復興と其経済的自決』(昭和十二年刊:GHQ焚書)を読んでいきたい。 前回は、日本の商品が世界の市場で売り上げを伸ばしていき、欧米諸国の中でも...
人種・民族

『有色民族の復興と其経済的自決』(GHQ焚書)を読む その2

今回は昭和十二年に刊行された宮田光雄著『有色民族の復興と其経済的自決』という本の紹介の続きだが、今回は日露戦争で日本が勝利したことが世界にどのような影響を与えたかという部分を中心に...
人種・民族

『有色民族の復興と其経済的自決』(GHQ焚書)を読む その1

今は「白人」と「有色人種」とを対比して、歴史や世界情勢が論じられることは皆無に近いのだが、戦前にはそのような視点で書かれている本は少なからずあり、そのいくつかがGHQによって焚書処...
ユダヤ人

「ユダヤ」関連のGHQ焚書5 『英・米・露に於けるユダヤ人の策動』その2

アメリカにおけるユダヤ勢力 前回に続き『英・米・露に於けるユダヤ人の策動』を採り上げることとする。二〇二一年のデータによると世界のユダヤ人人口は千五百十七万人で、イスラエルには六百...
ユダヤ人

GHQが焚書処分した「ユダヤ」関連書物5 『英・米・露に於けるユダヤ人の策動』その1

戦後のわが国では「ユダヤ」について学ぶ機会がほとんどなかったのだが、GHQ焚書のリストをみると、「ユダヤ」関連本が数多く存在し、そこに書かれている内容は戦後の日本人に知らされてこな...
大東亜戦争・第二次世界大戦

『マレー血戦 カメラ戦記』(GHQ焚書)を読む 2

前回の記事で『マレー血戦 カメラ戦記』のジットラ陣地突破まで記事の一部を紹介させていただいたが、今回はその続きである。著者の影山匡勇は支那戦線も経験したが、その時は泥水を飲み草を食...
大東亜戦争・第二次世界大戦

『マレー血戦 カメラ戦記』(GHQ焚書)を読む 1

従軍作家や従軍記者、従軍カメラマンなどは、比較的安全な場所で取材するものだと思っていたのだが、マレー戦線に従軍した朝日新聞特派員の影山匡勇はかなり危険な場所を兵とともに進軍している...
スパイ・防諜

GHQが焚書処分した『アメリカの対日謀略史』を読む

戦後出版された書物には、第二次世界大戦における戦勝国がわが国に対してどのような謀略をしかけていたかについてまとめられた書物は皆無に近いと思うのだが、戦前戦中にはそのようなテーマで書...
中国関連

GHQが焚書処分した支那事変(日中戦争)写真集 その2

前回はGHQによって焚書処分された支那事変(日中戦争)の写真集からいくつかの画像を紹介させていただいた。今回はその続きである。 昭和十二(1937年)年七月七日の盧溝橋事件のあと、...
中国関連

GHQが焚書処分した支那事変(日中戦争)写真集 その1

前回はGHQが焚書した満州事変の写真集を紹介させていただいたが、今回はGHQが焚書処分した支那事変(日中戦)争写真集について書くことと致したい。 昭和十二年七月の盧溝橋事件以降しば...
満州関連

GHQが焚書処分した満州事変写真集

満州事変は昭和六年(1931年)九月十八日に起きた柳条湖事件に端を発し、関東軍による満州全土の制圧を経て昭和八年(1933年)五月三十一日の塘沽協定成立に至る日支間の武力紛争をいう...
中国関連

『満州戦線 ペン画集』(GHQ焚書)を読む

GHQ焚書リストで満州関連の本を探していたら、『満州戦線 ペン画集』という本が目にとまった。少し読んでみると満州戦線の様子や満州の建物や自然風景が描かれており、どの絵も素晴らしい作...
中国関連

原口統太郎『支那人に接する心得』(GHQ焚書)を読む 2

今回は原口統太郎著『支那人に接する心得』の紹介の二回目である。一部しか紹介できないのは残念だが、この本は『国立国会図書館デジタルコレクション』でネット公開されているので、誰でもPC...
中国関連

原口統太郎『支那人に接する心得』(GHQ焚書)を読む 1

今回はGHQ焚書のリストの中から本のタイトルに「支那人」を含む書籍を探していると、原口統太郎著『支那人に接する心得』という本が見つかった。今回はこの本の内容を紹介させていただくこと...
テーマ別焚書

本のタイトルに「日本人」を含むGHQ焚書 『日本人の本領』を読む

今回はGHQ焚書リストの中から、本のタイトルに「日本人」を含む書籍を探してみた。小説もあれば、人物論もあり、偉人のエピソードを集めたものなどいろいろだが、今回紹介したいのは『日本人...
ユダヤ人問題関連

「世界の謎フリー・メーソンとは何!」戦前のユダヤ問題連載記事を読む

戦後はユダヤ問題はほとんどタブー扱いにされてきたために、この問題についてテレビや新聞で知る機会は皆無に近いのだが、戦前の新聞にはユダヤ問題についてしばしば解説されていた。「フリー・...
ユダヤ人

GHQが焚書処分した「ユダヤ」関連書物4 『虚実と真実の闘い:今次大戦とユダヤ問題』

今回はユダヤ関連のGHQ焚書の中から、『虚実と真実の闘い:今次大戦とユダヤ問題』(昭和十八年刊)を採り上げることとしたい。著者の増田正雄は昭和十一年に発足した国際政経学会の代表者で...
ユダヤ人

GHQが焚書処分した「ユダヤ」関連書物3 『猶太民族と世界制覇の陰謀』

戦後になってからはユダヤ人研究の書物の出版は極めて少なく、テレビなどでユダヤ人について語られる場合は、いかにユダヤ人が迫害されてきたかという被害者としての側面ばかりが強調され、なぜ...
ユダヤ人

GHQが焚書処分した「ユダヤ」関連書物2 『新聞とユダヤ人』

今から五年前に「ユダヤ」関連のGHQ焚書のリストとともに、筈見一郎著『ユダヤ禍の世界』の一部を紹介させていただいたが、当時は「国立国会図書館デジタルコレクション」の「送信サービス」...
文学・記録

GHQが焚書処分した紀行・旅行記 『黄塵 : 紀行随筆集』、『アメリカ旅行その日その日』

紀行と旅行記はいずれも旅行に関する記録であるが、紀行は文化や歴史についての情報提供が中心で、旅行記というと個人的な出来事や感想を書いたもので、文章の途中に写真や挿絵などがありそうな...
文学・記録

GHQが焚書処分した「風土記」「風物誌」 『北支風土記』『泰国風物詩』

GHQが焚書処分したリストの中から、本のタイトルに「風土(記)」あるいは「風物誌(詩)」を含むものを探してみたが全部で十点が引っかかった。 以前このブログで、支那事変以降に多くの小...
文学・記録

本のタイトルに「日記」「日誌」を含むGHQ焚書 『戦影日記』『僕らの戦争日記』

GHQ焚書リストから「日記」をキーワードにして絞り込むと二十点が引っかかり、「日誌」では十三点がひっかかった。「日記」の多くは自らの戦争体験を綴ったものだが、中には満州や支那の旅行...
文学・記録

本のタイトルに「詩」を含むGHQ焚書 『遠征と詩歌』『われら戦う:ナチスドイツ青年詩集』

GHQ焚書リストの中から、本のタイトルに「詩」を含む本を絞り込むと、「詩集」が多いことは当然であるが、自らの戦争体験を綴った日本兵士の作品もあれば、ドイツ兵の詩集や、幕末の志士の詠...
文学・記録

本のタイトルに「歌」を含むGHQ焚書 『短歌戦記』『民族解放の歌』

GHQ焚書リストから、タイトルに「歌」を含むものを絞ってみると、多くが短歌集で、中には兵士が詠んだ秀逸な作品を集めて解説している本もあれば、軍歌を収録した本もあり、南方民族の歌の歌...
文学・記録

GHQが焚書処分した俳句の本 『新戦場俳句と作法』『俳句と戦線』

GHQ焚書リストの中に俳句に関する本が六点あるのだが、焚書処分された理由は兵士たちが戦場などで詠んだ作品を多数採り上げている点にあるからであろう。 私も含めて戦後に生まれた日本人の...
テーマ別焚書

日本語、国語に関するGHQ焚書 『日本語の世界化』『大東亜共栄圏と国語政策』

GHQ焚書リストの中には、なぜこのような本を焚書処分したのかと思うようなタイトルの本が少なからず存在する。軍事のことを書いたわけではなく思想書でもない本の多くが焚書処分されているの...
精神・文化

日本精神に関するGHQ焚書  『自然景観より観たる日本精神』『日本精神と我が国土』『日本精神読本』

戦前・戦中には「日本精神」に関する書籍が多数出版されており、その多くがGHQによって焚書処分されている。「日本精神」という言葉にはかつては結構深い意味を含んでいたようだが、戦後の日...
精神・文化

臣道に関するGHQ焚書  『臣道読本』『日本臣道の本義』『臣民の道』 

GHQ焚書リストの中には日本人の生きる姿勢や心構えに関する書籍が少なからず存在する。前々回及び前回に「武士道」及び「武道」に関するGHQ焚書を採り上げたが、今回は「臣道しんどう」(...
精神・文化

武道(剣道・柔道等)に関するGHQ焚書

前回の「GHQ焚書」で、武士道に関するGHQ焚書を紹介させていただいたが、剣道や柔道などの武道に関する研究書や解説書、指導書などもGHQによって焚書処分されている。処分された理由は...
精神・文化

武士道等に関するGHQ焚書 『武士道と武士訓』『武士道と日本民族』

「武士道」をキーワードにしてGHQ焚書リストを調べると、結構多くの書籍が引っかかる。よく似た言葉に「士道」という言葉があり、多少ニュアンスは異なるが、ほぼ「武士道」と同様な意味で用...
精神・文化

神道関連のGHQ焚書 『海外神社の史的研究』『神道と日本精神』

神道関連の書籍は大型書店に行ってもわずかしか並んでいないのだが、戦前戦中には結構多くの書籍が出ていて、その多くがGHQによって焚書処分されている。よく似た内容のものが少なくないが、...
精神・文化

中国思想に関するGHQ焚書 『儒教と我が国の徳教』、『孫子』

中国思想に関するGHQ焚書を探してみると、中国の春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)に現れた諸子百家に関するものばかりで、大半は孔子が創始した儒教、あるいは孫子の兵法に関...
宗教関連

仏教に関するGHQ焚書 『シャカ』『仏教の戦争観』

『シャカ』 仏教に関するGHQ焚書を探していると、仏教の開祖である釈迦に関する子供用の絵本がリストにあるのに驚いた。この絵本は講談社が「大東亜の偉人」を集めたシリーズの中の1冊で、...
宗教関連

イスラム教に関するGHQ焚書 『大東亜の回教徒』『回々教大観』

イスラム教は七世紀にマホメットが創始した宗教で「マホメット教」と呼ばれることもあるが、漢字圏では古くから「回教」あるいは「回々フィフイ教」と呼ばれて来た。わが国では最近では「イスラ...
宗教関連

キリスト教に関するGHQ焚書 『支那事変とローマ教皇庁』、『満州帝国とカトリック教』

『支那事変とローマ教皇庁』GHQ焚書の中でキリスト教に関係する本は決して多くはないのだが、いずれの本も戦後の史書には書かれていないような情報が満載で、戦後に出回っている史書とは全く...
テーマ別焚書

「文化」「文明」に関するGHQ焚書 『日本文化の支那への影響』

『日本文化の支那への影響』 GHQ焚書のリストの本のタイトル・副題を「文化」「文明」というキーワードで絞り込むと、73点の図書が引っかかったのだが、タイトルがユニークであったので『...
テーマ別焚書

「思想」に関するGHQ焚書  『アジア民族の中心思想』、『思想戦経済戦』

生存競争か、共存共栄か高楠順次郎 『思想』をキーワードにして面白そうなGHQ焚書を探していると、『アジア民族の中心思想 インド篇』という本が目に入った。著者の高楠順次郎は、明治時代...
情報収集方法

デジタル歴史データ探索のすすめ その3 出版された新聞記事集の使い方

「神戸大学新聞記事文庫」以外の新聞記事探索 前回は「神戸大学新聞記事文庫」の検索を用いて歴史を探索する方法を中心に書いたが、このデータベースの最大の弱点は、当時の経済学・経営学研究...
情報収集方法

デジタル歴史データ探索のすすめ その2 「神戸大学新聞記事文庫」の使い方

前回は「国立国会図書館デジタルコレクション」の全文検索を用いて歴史データを探索する方法を中心に書いたが、今回は「神戸大学新聞記事文庫」の全文検索を用いて調べる方法について書くことと...
情報収集方法

デジタル歴史データ探索のすすめ その1 「国立国会図書館デジタルコレクション」の使い方

図書館で調べることの限界 過去の事件や人物について詳しく調べたい時にどうやって関連書物や新聞記事を探し出しているのかと質問されたことがある。その方は、私が市販の書籍やネットの検索な...
中国関連

支那通・須藤理助が見た支那4 満州事変

誤った日支親善 前回は支那の暴動に巻き込まれて在留邦人が掠奪され暴行されても、支那との融和を説いた幣原喜重郎外相の「軟弱外交」を須藤理助が痛烈に批判している文章を紹介させていただい...
中国関連

支那通・須藤理助が見た支那 3 第一次南京事件

戦前戦中は支那の実態が詳しく報道されていた 前回に引き続き須藤理助の『満蒙は併合せよ : 附・南支問題の真相』の一部を紹介させていただく。念のために書いておくが、当時の支那には多く...
テーマ別焚書

民族に関するGHQ焚書リスト 『創造の民・日本民族』

『創造の民・日本民族』豊沢豊雄 Wikipediaより 最近ではあまり聞かなくなったが、昔は「日本人は科学でも政治でも教育でも宗教でも芸術でも、日本人は外国の模倣ばかりで創造力に乏...
中国関連

支那通・須藤理助が見た支那 2 支那の統治機構と国民性

前回はGHQ焚書の須藤理助『満蒙は併合せよ:南支問題の真相』の中から、支那軍に関する部分を紹介させていただいた。支那兵に関しては興味深い話が他にもいくつも記されているのだが、今回は...
中国関連

支那通・須藤理助が見た支那 1 支那の軍隊

GHQ焚書リストの中で支那大陸に住んで長い間活動をしていた人物の著作を探していたら、たまたま須藤理助の著書『満蒙は併合せよ: 附・南支問題の真相』という本が見つかった。 須藤理助は...
テーマ別焚書

資源に関するGHQ焚書リスト  『軍需資源読本』

GHQ焚書の中から「資源」をキーワードにして本を探すと、様々な国の様々な資源について個別具体的に詳述している本が多いのだが、少年少女向けに書かれた『軍需資源読本』という本は非常にわ...
テーマ別焚書

鉱工業に関するGHQ焚書リスト  『銃眼のある工場』

日本精糖業の父・鈴木藤三郎の伝記『銃眼のある工場』 GHQ焚書のリストから「鉱(業)」あるいは「工(業)」に関する本を探していると『銃眼のある工場』という本が引っかかった。題名が気...
テーマ別焚書

農業・漁業・食糧に関するGHQ焚書リスト 『北洋物語:漁業日本』『日本農兵戦争』

北洋漁業のこと 『北洋物語:漁業日本』 農業・漁業に関するGHQ焚書を調べているたときに、大正中期から戦中期にかけて漁業でソ連と深刻な問題が発生していたことに気が付いたので、今回は...