支那事変(日中戦争)

支那事変(日中戦争)

日中戦争における中国兵の戦い方 南京戦を考える1

中国兵の書いた日中戦争体験記 『敗走千里』 GHQ焚書処分された本の中に、中国人の陳登元が日中戦争の戦争体験を綴った手記を『敗走千里』という本がある。この本は昭和十三年に刊行されて百万部を超えるベストセラーとなり、翌年には続編も出され、当時...
支那事変(日中戦争)

蒋介石が招聘したドイツ軍事顧問団は対日戦を求めていた

前回の「歴史ノート」第二次上海事件にドイツ軍事顧問団が関わっていたことを書いた。 蒋介石は顧問団の進言を受けて、この戦いで一般市民の犠牲を出すことも厭わず、嘘のプロパガンダで日本軍の仕業だと報道して「外国の干渉」を導こうとしたのだが、結果と...
支那事変(日中戦争)

蒋介石が日本軍と上海で戦いたかった理由~~第二次上海事件

前回の歴史ノートで、一九三七年七月七日の盧溝橋事件からわずか三週間の間に多くの日本人が虐殺されたことを書いた。とりわけ七月二十九日の通州事件では通州の在留日本人・朝鮮人三百八十人のうち二百六十名が惨殺されたのだが、このような大事件に世界がど...
支那事変(日中戦争)

盧溝橋事件の後の和平交渉がうまく行かなかったのはなぜか

教科書における盧溝橋事件の解説 昭和十二年(1937年)七月七日深夜に起こった盧溝橋ろこうきょう事件を発端としてわが国と中国との間の武力衝突が拡大していったのだが、たとえば『もういちど読む山川日本史』には次のように解説されている。…七月七日...