欧米の侵略

GHQ焚書

GHQが焚書処分した田中喜四郎の政治詩集を読む~~その1 『戦争と戦争』

GHQが焚書処分した詩集や句集には戦意高揚させるような作品が多いのだが、世界情勢や国内の情勢について記された詩集も存在する。今回は田中喜四郎という人物が著した『戦争と戦争』の中から、いくつかの作品を紹介させていただくこととしたい。 著者の田...
欧米の植民地統治

戦後日本人に知らされていないインドの歴史~~『印度』(GHQ焚書)を読む

以前このブログで武藤貞一の本をいくつか紹介した。 この人物は今ではほとんど知れていないが、調べると、戦前の昭和十一年から「大阪朝日新聞」の論説委員となり、「天声人語」欄を執筆。昭和十四年に「報知新聞」の主筆となり、戦中の昭和十七年に読売新聞...
欧米の植民地統治

欧米列強による中国侵略~~『アジア侵掠秘史』を読む:その3

中国周辺から中国本土侵略へ 戦後出版された本では中国周辺諸国や中国本土が欧米列強に侵略されていったことについては、詳しく書かれている本は少ないと思うのだが、桑原三郎『アジア侵掠秘史』(GHQ焚書)第十七章には次のように記されている。 われら...
欧米の植民地統治

ロシア・英国の中央アジア侵略を知る~~『アジア侵掠秘史』を読む:その2

前回に引き続き、桑原三郎著『アジア侵掠秘史』(GHQ焚書)のなかから、戦後日本人にあまり知られていない歴史を紹介したい。 今では世界最大の国土面積をもつロシアだが、そのルーツは、現在のロシア北西部、ウクライナ、ベラルーシにかつて存在した「キ...
欧米の植民地統治

悲惨だったアジア人奴隷~~桑原三郎『アジア侵掠秘史』(GHQ焚書)を読む その1

「国立国会図書館デジタルコレクション」で「個人向けデジタル化資料送信サービス」の手続きをすることで、大半のGHQ焚書が読めるようになる。今回は昭和十六年に刊行された桑原三郎 著『アジア侵掠秘史』という本を紹介したい。この本は、過去五百年近く...
戦争文化叢書

イギリスこそが世界最大の侵略国だった~~「戦争文化叢書」を読む2

前回はに引き続き、GHQが大半の書籍を焚書処分した世界創造社の「戦争文化叢書」の中から、今回は『英国の世界統治策』(GHQ焚書)という本を紹介させて頂きたい。イギリスは如何にして植民地を獲得したのか この本の第一章は「如何にして植民地を獲得...
欧米の植民地統治

A級戦犯の大川周明はペリーの来航をどう書いているのか~GHQ焚書『英米東亞侵略史』

大川周明と言えば、民間人でありながらただ一人東京裁判に起訴され、梅毒による精神障害が認められて訴追免除となった人物だが、彼の著作のうち7点がGHQによって焚書されている。以前このブログでGHQ焚書リストの中から、A級戦犯で起訴された人物の著...
欧米の植民地統治

GHQ焚書点数が2番目に多い仲小路彰の歴史書には何が書かれているのか~~『米英の罪悪史』『太平洋侵略史』

GHQが戦後の日本人に読めないようにした書籍を著者別に並べると、一番多いのが野依秀市のもので二十四点、二番目が仲小路彰で二十三点、三番目が長野朗で十八点となる。長野朗の著作は前回紹介したので、今回は仲小路彰の著作の一節を紹介したい。 仲小路...