2020-05-10

安政の大獄から桜田門外の変

水戸藩・薩摩藩が井伊大老の暗殺を計画した経緯

安政五年より薩摩藩で井伊大老暗殺の計画があり、水戸藩士の一部もその密議を重ねていた。安政六年の末に大老井伊直弼は水戸藩に下された戊午の密勅を幕府に納めさせようと、朝廷から勅書返納の御沙汰書を手配させ、水戸藩主の徳川慶篤に強硬に迫り、密勅を幕府に納めようとする藩の動きに藩士たちが立ち上がり、暗殺計画が動き出した。